★5.《ネタバレ》 主人公のエドワード・ブリス(ホネツギマン)が両親と婚約者を殺され、復讐する物語。(※ただし、婚約者のほうは生きています。) 完全なイロモノ系B級映画と思っていましたが、タイトルの割に意外に真面目なストーリー設定です。 特に、エドワード・ブリスが父親と和解するまでが一番面白い。ブリスの過去から現在までをダイジェストのように紹介してくれるシークエンスは、希望に満ち溢れています。とてもドラマとして完成度が高いです。 で・す・が。やはり両親が殺され、婚約者が撃たれてからはB級色が強くなります。いや、まあそれは良いのですが。復讐するにしても、もっとストレートにいってほしいです。 両親と和解し、新しい人生を始める直前に大変な悲劇に見舞われ、大きなショックを受けてしまうのはすごく伝わってきます。ただそれをラストまでひっぱりすぎです。ドロレスの存在価値も不明です。 それに、ホネツギマンならではのバトルはとても良いのに、その対象がやたら無関係な人ばかりです。なのに、肝心の復讐相手にはそのホネツギバトルがほとんど出ません。そこでこそ、見せてほしいのに。そしてスカッとしたいです。 一応ラストはハッピーエンドっぽくしめていますが、両親は殺されています。婚約者も重傷なので、おなかの赤ちゃんがどうなったのかが気になります。本人は捕まっているし。プロレス関係者たちも良い人ばかりだったのに、ホネツギマンから骨折られまくって気の毒です。 B級映画とは言え、あんまり暴走されると応援しづらいし共感できなくなっちゃうので、残念です。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-01-12 13:48:56) |
4.やなせたかし御大の創造したキャラみたいな名前の映画ですが。まークダラないんだこれが。整体師とプロレスラーの二足のワラジを履く男が主人公。これだけでも十分意味がワカラナイんだけど、ストーリーがこれまたデタラメ。両親と妻が何者か(これまたすげー変な奴)すっかり逆上したホネツギマン、復讐に燃えるかと思いきや、とりあえずプロレスのリングで何故か大暴れした挙句、謎のマイクパフォーマンスで、悪と戦っていくことを表明。「諸悪の根源は、背骨の歪みにある!」→これって、泡沫ミニ政党の政見放送みたいだなあ(そういえば「酢の効能を広めるために立候補しました」とか政見放送で言ってた日本愛酢党、今いずこ?→と思い、ネット検索してみてこりゃビックリ。ホネツギマンも、気をつけろよ)。でまあ、この後、とりとめもないロードムービー風(?)の展開と、とりとめもない復讐劇が、とりとめもなく続くわけですが。結局、この映画の一番の問題は、「映画の作りが、手抜きしすぎなんだよっ」てことですね。人を食ったような内容を、人を食ったようないい加減な作り方で映画化すると、非常にお粗末な印象の、食えない映画になっちゃう訳で、やっぱりもうちょっとチャンとして欲しいのです。とか文句言いながら、何か所か、しっかり笑わせていただきましたので、良しとしましょう。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-10-22 23:52:57) |
3.《ネタバレ》 この作品、意外に好きです。アホ臭いンですが、キャラが皆たってて、漫画みたいな感じ。プロペラに巻き込まれるシーンは、往年のホラー映画ブームの時に出来たB級映画を思い起こさせます。まぁ、これもB級映画なんですけど。レイチェル・リー・クックがもう少し活躍してくれたらナァ。 【キノコ頭】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-06-07 22:08:42) |
2.コーエンらしいといえばらしい、バカバカしいようなシリアスなようなよくわからない変な映画ですが、そこそこ面白いです。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-18 14:28:55) |
1.《ネタバレ》 グロくて、馬鹿馬鹿しくて、でも、相当イケています。主人公は、昼は整体師だが、夜はリングに立つレスラー。コスチュームが人体模型図のかぶり物で強烈。話は、事件に巻き込まれ、家族を失った主人公の復讐劇で、いたってストレート。ま、パッケージに惹かれるものを感じた方が、レンタルで見る分には、十分に元が取れる怪作です。お薦め。僕は結構好きだなぁ。邦題がまったくこじつけだけど、グッド! 【ジャッカルの目】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-11-27 00:14:14) |