1.《ネタバレ》 上映時間は89分ですが、前半は
製作過程を追ったドキュメンタリーになっていて、
本編は後半から始まるという構成になってます。
最初の5分だけ作っておいて、続きの5分の脚本を公
募して撮影、また公募して撮影を繰り返し映画を
作っていくという今までにない製作の仕方。
普通に考えてかなり面倒で大変なやり方だと思うのですが、
これまでのキャリアや年齢を考えてもなお新しいことに
挑戦しようとするバーホーベン監督の創作意欲には
頭が下がります。
5分ごとに脚本を書いた人が違ってくるはずですが、
ちゃんと一本の映画としてまとまっており、
それでいて興味深いのはちゃんと「バーホーベンらしい」
ストーリーの映画になっているという点です。
もの凄くドロドロした昼ドラをコメディタッチで描いたような
物語で、短いながらもどんでんが重なり飽きさせません。
美女のおっぱいも出てくるし、割とおすすめです。