1.《ネタバレ》 ロンドンからコルカタにやってきた妻が、警察に夫の捜索を依頼する。しかしその夫にはテロリストとの同一疑惑が出てきて・・・というスタートなのですが、登場人物の歌もなければダンスもありませんし、どこまでも直球サスペンス一直線です。しかし、もともと異常なテンションを映画に込めるインドにおいて、その熱が全部サスペンスに向かったらこうなる、とでもいうべき作品です。終盤までの謎のつなぎ方もなかなか手が込んでいるのですが、伏線回収しまくりのラスト15分などは、まさに怒濤の勢いです。予備知識何もなしで見ることができて、本当に良かったと思いました。あのオタク風味の殺し屋はかなり面白いキャラクターだったので、中盤であっさり消えてしまったのがちょっと残念でした。