4.《ネタバレ》 4作連続で全然知らん人が主人公です。
ブレイク女優なのに知らないという無知を反省するしかない。
僕はこのシリーズをホラーではなく、推理ものと思って観賞しています。
犯罪ものと言えなくもないけど、これを犯罪という目線で見てしまうと元も子もない。
適切なジャンルとしてはゲームの映画化やミステリーということになるんだろう。
本作は初期設定に大幅な変更があるけど、ルールは逆にシンプルになっている。
どう考えても村人側が勝つのは無理ゲーと思えたけど、どうやったら勝てるんだろうと推理する楽しみがあった。
初夜からいきなりピンチとなる苦しい展開で、恐らく延命する方法は主人公の選択した方法しかなかっただろう。
預言者が殺されていたらゲームセットの可能性すらあった。
まさか本物の人狼がまだ隠れてたとは思わなかったけど、預言者が人狼の正体を確認しないはずはないので無問題。
その他は全員村人のはずだから、預言の使い道は一択だった。
でも、困ったことに誰を襲うか宣言しろとか提案されて、本物に漁夫の利。
預言者を守り続ける以外に策はないので、簡単にもう一方の偽人狼が殺されて本物登場。
どうやって本物に票を集めるか悩ましかったけど、少しだけ勝機が見えて来たような気もした。
狂人が減ったら預言者と用心棒の2票で勝てる可能性が高まるので、本物はどちらか一方を襲うしかない。
預言者は守られてるので、用心棒を襲うのが本物の勝ち筋だけど、それを逆利用した作戦に涙が溢れた。
このシリーズには主人公は死なない法則があったけど、6作目にしてこんな形で破るとは完全にやられましたよ。
見終わった後に冒頭のシーンを見直してみたら、確かに出血してるのが確認できました。
前半戦で生き残って、また車で連れて来られたという設定なのかと思っていたけど、卑怯な編集ですね。
時系列を入れ替えて冒頭でネタバレする遊び心はいいけど、勘の鋭い人が気付いちゃったら可哀想。
初見では全く意識しなかったけど、改めて見てみたら、序盤から2人の距離感が近過ぎてドキドキしちゃう。
切な過ぎる結末だったけど、これはゲームなんだと割り切って、僕は涙を拭くことにした。