★6.《ネタバレ》 いっぱい人が死ぬ(というか殺される)けど、タッチはユルめというのが結構人を食ってます。それも政治信条・宗教・モラルetcが対立する相手を論戦の末やっちまうという、およそディベート下手な我が民族はそこまで熱くならないであろうシナリオ。 かなり黒さが濃いブラックコメディですが、落とし方も含めて楽しかったです。まずこの大学院生らがいけすかない。インテリで無自覚の高慢ちきらがそこそこリッチな共同生活を送りながらあーだこーだと理屈っぽいんだ。だがしかし所詮は世間知らずの頭でっかち。海千山千のTVキャスターR・パールマン登場後は、彼の意外にも常識的な中道の見解にことごとく論破され、パニックになって仲間割れ寸前。いやー小気味良かったですねえ、ここ。 顛末がどうなったかは静止画で知らされます。子供が描いたようなその情景のまあ皮肉なこと。自ら用意した毒杯に足をすくわれた。そんなもの用意してなきゃいいのよ初めから。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-10-07 17:41:50) |
5.なんつーか最初から最後までブラックテイストでしたね。変に明るいBGMで始まりエンディングはカーペンターズのあの名曲。かぁー、違う意味でやられました(笑)舞台劇のような感じで7~8割方一つの部屋で展開が進み、事件が起きるんですがこれがまぁ会話がうまく成り立ってて。別に格闘して人を殺すわけでもなくほんとに平和主義者の連続殺人なんですがクセのある俳優が勢ぞろいでロン・パールマンがまたいい役で。意味深なセリフのラストはあの絵がその後の5人を表現した、というわけなんですね・・・。はぁ・・、、殺人のハマりすぎには注意しましょう。 |
4.あのトマトはどんな味がするのだろう。 終わり方が秀逸でした。 【srprayer】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-05-17 06:48:16) |
3.《ネタバレ》 おもしろい。価値観を同一にしている(だからこそ人まで共犯で殺していた)と考えていた5人のインテリ学生が、徐々に意思統一できなくなる過程が非常におもしろい。仲間で意思統一されないことはありえないと考えていたからこそ殺人までしたのであろうが、ラストシーンで5人中4人が反対サイドに立つまでの心の動きを上手く描いていたと思う。乾いた感覚でコミカルでありシニカルであり、一見の価値がある良作。 【ぼぎー】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-06-06 23:12:05) |
2.《ネタバレ》 この映画は、会話が良く書けていますね。特に、ラストのロン・パールマンとの会話が秀逸。ビル・パクストンの嫌らしさもインパクト大ですね。 |
1.《ネタバレ》 キャメロン達と思想が違う人を巧みに夕食に誘い、こっそり毒を盛る。死んだら庭に埋め、トマトの苗を植える。特に、リーダー的存在の人が、ますますエスカレートして次々とターゲットとなった人たちに毒を盛っていった様子は、まさにゲーム感覚。まったく、共感するところは無いが、ブラックユーモアで片付けたくないストーリーだった。大学院生たちの「神」気取りが非常に危険思想。最後はどうなったか明確にならないうちに終わったが、少しは罪の意識も感じてくれて、あのまま自分たちで毒を飲んだと信じたい。 【紅】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-04-05 02:47:28) |