2.《ネタバレ》 ビバリーヒルズの豪邸に住むチワワのクロエは超セレブ犬。ハリー・ウィンストンのダイヤの首輪をはじめブランド品に囲まれた毎日。しかし、ある日旅行先のメキシコで誘拐され、たった一匹で外の世界に放り出されてしまった。そして、闘犬プロモーターにつけ狙われて・・という話。
監督は、「ホーム・アローン3」「スクービー・ドゥー」等のラジャ・ゴスネル。「スクービー・ドゥー」で動物モノ&CGは実践してるので、今作もお手の物なんじゃないですかね? 出てくる犬たちはもちろん実在のタレント犬を使い、監督の演出に合わせてトレーナーが演技指導する。カットを組み合わせ、しゃべりや顔の微妙な表情はCG処理に。基本的な何でもされるがまま言われるがままの犬たちはとっても大変だったでしょうね^^;
主人公クロエは真っ白なチワワ。日本では今や○フトバンクのおとーさん犬役・カイ君の方が有名ですが、チワワなら過去某金融会社のCMで有名になった「くぅーちゃん」が先んじてましたよね^^ 爆発的に人気が出て価格も一気に暴騰しましたが今はやや沈静化。対抗する室内向け犬種が増えてきてるからでしょう。某社団法人の統計では、1999年5位、2000年に3位、そして2001年2008年まで不動の2位をキープしています(2008年1位はプードル)。
作品自体は、最初の方でセレブな犬の羨ましい?限りの贅沢三昧、いかにもお金持ちの愛玩犬ぶりを見せるわけですが、盗まれて他犬と一緒に脱出した辺りからは、どこぞにありがちな冒険モノへ。なんかネズミやイグアナとか妙に人間臭い中途半端なCGキャラが出てきたりするんですが、やっぱりタレント犬の演技振りを見どころにしないといけませんよね。なので、犬たちに感情移入して最後に良かったね!とご主人が決まって胸撫で下ろし、ほんのりした気持ちになれるかどうかが分かれ目。でなければ単なるお子ちゃま映画としか見えないかもしれません・・。