23.《ネタバレ》 面白かった。リアリティあるブラックコメディだなぁと思えば、なんと実話。マークという人間に周りが振り回される、しかもFBIまでってすごい話。事実は小説よりも奇なりの王道パターン。こんなのが実話だったら脚本家は本当参るね。マット・デイモンの力演も素晴らしかったし、ソダーバーグもBGMを有効に使って抑えめに正攻法で撮っていてよかった。オーシャンズシリーズからソダーバーグって尖った演出が取れて丸くなったような気がする。安定感と才気あるいい監督っていう感じで年を重ねていいキャリアを築いている感じ。ただ、若くして世に出ているから何となくだけど、あと10年もしないうちにやり切って撮らなくなるような気がする。直感だけど。 【エリア加算】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-02-20 22:08:41) |
22.マット・デイモンがホント、上手く演じている、ハマっていた。嘘に嘘を重ね、自分を守るためにまた嘘を・・・面白くもあるが呆れても来る、しかし、あそこまで行くと、ある意味凄いやつだとも思うように。物語の見せ方が上手く、BGMや主人公の独り言の演出がなかなか良かった。 【スワローマン】さん [インターネット(字幕)] 5点(2017-04-02 10:43:30) |
★21.《ネタバレ》 マット・デイモンの怪演のすんごいこと。彼のパブリックイメージから、マット=好青年との思い込みで観始めるとえらいことになる。M・デイモンの起用は観る者に目くらましをかける効果があっただろうな。すっかり騙された・・マークにもソダーバーグにも。 何しろこの男はおそらく良心の無いタイプの人格障害と思われる。周囲の人間はことごとく傷を負う。人を傷つけているのに良心が痛まないから、表情は平板で謝罪の言葉を並べながらけろりとしている。 この、”ああ言えばこう言う”輩に翻弄されるFBIのブライアン捜査官が私は気の毒で仕方なかった。FBIに同情することなんてほとんど無いのだが。いかにマークが怪物か。あまつさえ、出所後はまたどこぞの企業のCEOに納まってるとは空恐ろしい。 犯罪話なのに音楽はコミカルで全編軽いタッチで描かれる。マークが棲むのがそもそも清廉でもない巨大企業だからか。この男の素性と事件の全体像をちょっとずつ小出しにしてゆくソダーバーグ十八番の展開が見事に効いている。 ラストに明かされる、一番(?)大きい真実ときたら。あいつヅラだったのか。あーあ。こんなことにまで騙されるとは。ワタシもブライアンと一緒に引きこもりたくなっちゃった。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-02-15 18:12:18) (良:1票) |
20.《ネタバレ》 2016.10/05 鑑賞。トラスト ミー 元鳩山首相の嘘つきを思い出す。同じ障害か? 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-01-08 20:33:58) |
19.《ネタバレ》 ソダーバーグ監督らしい演出とマット・デイモンのマッチングがなかなかな一作。この人の映画にはなにかスタイリッシュな雰囲気がするよね~、内部告発ものだけどそんなに重くないし、マット・デイモンの演技力の高さがこの作品のレベルを上げてると思います。ささいな難点というか気になったこと。マット・デイモンの体がごつ過ぎ(笑)。服を着てても体がバキバキなのが分かっちゃうよ。役柄的なイメージにちとゴツサがあってないかなぁと。しかし最後、刑務所からでてきたときのルックスには結構ビックリしました。こんなこともしちゃうのねマットとその役者魂に感心した次第でゴザイマス 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-01-26 09:01:05) |
18.序盤の流れは大企業の不正を暴く内部告発者を主人公とした実話モノ。となるとマイケル・マン監督作「インサイダー」のようなシリアスで硬派な人間ドラマが思い浮かびます。 しかしながら、本作も主人公の男も一味違う、ブラックユーモアにあふれた作品です。己の人生から嘘で塗り固めた男。そんな男に振り回されるFBIや会社も滑稽に描かれています。実話モノでなければ完全に喜劇です。そんな一風変わった作品の世界観を演出する、名作「スティング」を思い出すようなマーヴィン・ハムリッシュの軽快でコミカルな音楽が効いている。 そんな主人公の男を演じるのはマット・デイモン。マット・デイモンだと言われても彼に見えない変身ぶりで見事に胡散臭さを醸し出しています。そしてラストに語られる主人公の男の「今」も信じられない。ウソのようなホントの話をソダーバーグが皮肉を込めて笑い飛ばしたような愛すべき怪作です。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-04 20:51:04) (良:1票) |
17.なかなか良い感じですね。このような話題にしては面白い展開でした。 【お好み焼きは広島風】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-09-29 20:38:45) |
16.《ネタバレ》 FBIと協力して食品会社を内部告発した主人公(マット・デイモン)が実は虚言癖持ちの大嘘つきだったというコメディ映画。国際的な価格カルテル(談合)の内部告発という幾らでも重い話にできそうな題材を、軽妙な音楽とモノローグで人を食った様な作風に仕上げている点は実に確信犯的。「企業の違法行為に比べたら個人の収賄や横領なんて大した問題ではない」的な台詞を繰り返し主人公に言わせるあたりからしてもブラックな皮肉が満載である。とにかく「社会の不正を告発する良識ある個人VS陰謀や不祥事の隠蔽のために暗躍する企業(国家)」みたいな構図を徹底的にコケにした様な内容はある種痛快ですらある。社会の巨悪と戦った気分になれる旧来の内部告発モノも良いが、たまにこーゆー反骨精神溢れる逆張り映画に出会えるからマイナー作品は面白い。間違いなく本作は新ジャンル・ニュースクール内部告発映画の先駆けと言えるだろう。 【オルタナ野郎】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-08 04:08:23) |
15.《ネタバレ》 この主人公は実は双極性障害(今は躁鬱病のことをこう呼ぶらしい)だったということが劇中で判ってくる構成になっていますが、その奇妙で理不尽な行動をM・デイモンが大真面目に演じているのが可笑しい。いわゆるビョーキな人なのだが、常人には理解しがたい部分をじっくり見せるだけで観客の笑いをとろうというのがソダーバーグの狙いでもある。日本でこれをやると、すぐ患者団体やら人権団体からクレームがくる恐れがあり、企画段階でボツになってしまうんだよね。 でも観る方としてもこんな病的なウソつきに共感しようもないし、せいぜい「刑務所暮らしで禿げちゃったのは可哀そうね」というぐらいでしょう。監督ソダーバーグの意図は、『インサイダー』や『フィクサー』の様な大上段から内部告発の正義を語る映画に対する、彼なりの皮肉を込めたパロディなのかもしれませんね。 音楽がノスタルジックでいい雰囲気だと思ったら、担当は懐かしのM・ハムリッシュじゃありませんか。ほんと久しぶりです。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-03-21 22:29:27) |
14.見始めたときは、残念かも、と思ったのですが、だんだん面白味がわかってきて、最終的には結構楽しめました。 ただ、面白さの言語化が難しいので、他の人へは勧めづらいです。 【こね】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-05-29 21:56:29) |
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13.《ネタバレ》 最近、酷い映画ばかり撮るソダーバーグ監督にしてはそこそこ良作だった。こういう映画を撮りたいという姿勢が最後までぶれておらず、それにマッド・デイモンの熱演が充分に応えている。実話を基にしたという制約もあるなかで、それを軽いノリのブラックなコメディとして最後まで飽きさせることなくみせた力量は確かに評価できる。ちゃんと才能はあるんだから、ソダーバーグ監督にはもっとそれを活用して欲しいと切に願う。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-04-24 13:56:43) |
12.《ネタバレ》 この作品をコメディ映画としてみると、ちょっと物足りないなというのが正直なところです。個人的にはFBIの人たちの、マーク・ウィテカーに対するリアクションが面白かったのですが、このマーク自身を笑いの対象として楽しめるかどうかと言えば、、、ヅラにしても、笑いの要素が下世話だしね。むしろ虚言癖の主人公に嫌悪感すら抱いちゃう人も多いのでは。でもこれだけ複雑な主人公のお話を映画としてまとめあげた脚本家と監督の力量は素晴らしいと思う。ソダーバーグも昔のように奇をてらったことはせず、露出を上げた光溢れる日常風景は美しくさえある。ただ、彼はビリー・ワイルダーなど往年のコメディ映画を意識した作り方をしているけれど、それ故に残念ながら「表面をなぞった」だけで、本質的にワイルダー映画との相違が際立つなと感じる。ワイルダーだったら、「下世話」な感じにならずに上品な笑いに出来るからね。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2011-05-06 21:44:55) |
11.《ネタバレ》 飄々と嘯く様が、音楽と相まってクスリと笑える。何か憎めないですね。 |
10.日本のメーカーを連呼している時点で嫌悪を感じます。が、話的にはそこそこおもしろかったです。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-02-22 20:03:24) |
9.《ネタバレ》 マット・デイモンは好演していると思うが、いかんせんストーリー展開が複雑やなあ。難解な映画ではないものの、実話ベースでももうちょっと見せ場があってもなあ。なんか観終わっても残るもののない映画だ。自分も沢山嘘をついて見たいと思った程度。 【カボキ】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-01-08 02:28:02) |
8.《ネタバレ》 これは例えば、自分が乗っている船に穴を開けても自分だけは助かると根拠なく信じている男のお話。その人物像がかなり面白かったです。最後は「狼が出たぞー」の少年よろしく、誰にも信じてもらえない虚言癖人間って扱いになってしまいましたが、もっと奥が深い人ですよ。彼はお気楽ということでもなく、頭が悪い訳でもない。むしろ周到に物事を進められる優秀な人物です。何が欠落しているのか。それは「自覚」ですね。徹底的に自覚が足りない。誰もが大きな勘違いをしていることに気付いて冷汗をかくような場面を経験したことがあると思うが、彼は勘違いに気付くのが極端に遅い。そして気付いても、持ち前の頭の良さで自分に都合の良い理屈を捻出して勘違いではないと思い込む。その存在自体がギャグであることを、コメディチックなBGMが上手く表現しています。犯罪を犯しながら自分は大丈夫と信じている男を、マット・デイモンがマット・デイモンらしくない風体で好演しています。でも、これを字幕版で一回観ただけで理解するのは相当難しいと思う。自分は2回観てやっと細かい部分の流れが分かり、味わいが増しました。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-01-02 14:05:27) (良:1票) |
7.《ネタバレ》 この主人公の性格は躁病、正義感が強い、ヒーロー願望、ライバルを蹴落とす どれに当たるんだろう。結局は社長になりたかったというのが本音みたいだけど。ペラペラ自分の犯罪まで喋っちゃう行為はFBIの捜査協力のプレッシャーで頭がおかしくなったのか。 FBIに怒りの矛先がいくのは当然だけど、法が法だから仕方がない。合間合間に挟まれる 蘊蓄、最初はおもしろいが段々うざったくなってくるのは確かだ。なんだかんだで早く終わらないかなと時計気にしながら見てたので3点。 【カップリ】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2010-12-25 06:43:04) |
6.マット・デイモンの演技は良かった。ストーリー的には、実話に基づいたという制約もあるのだろうが、驚くほどの展開はなくあまり印象に残らない。見終わった後の感想は、皮肉だな~って感じ。 【ぬーとん】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-11-16 15:47:18) |
5.《ネタバレ》 妙にウキウキするBGM。この主人公自体、それほどの罪じゃないんじゃない?といった感じの軽い性格。奥さんがいて良かったね。もしいなけりゃ親にも見放され、もっと重いラストがあったかも。どこか憎めない理系エリートが右も左も分からない時に上司から「犯罪」を教わり、そのまま行っちゃったという話しだと思っていたら、養子じゃなかったというところから、こいつまだまだ余罪がありそうと思わせて、話は幕。「トラストミー」って言ったってねぇ。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-05-24 01:56:34) |
4.展開が複雑過ぎで字幕を追うだけで精一杯、それでも理解不能だった。設定は90年代だが、衣装・セット共に70年代を感じた。90年代ってこんなにダサかったか? M・デイモンの新境地に3点、ストーリーに2点。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-05-21 23:29:50) |