56.《ネタバレ》 レビュー見て、意外とボクシングシーンのリアリティーで点数を下げている人が結構いるのが意外でした。はっきり言ってこれはボクシング映画ではないでしょ。作品のモチーフからすれば、まぁ、もっと本物っぽく撮ってもいいのかもしれないけど、デヴィッド・O・ラッセルなら必要ないと考えてもおかしくない。テーマである家族の切れそうで切れない絆を若干カリカチュアした演出だが、手堅くまとめている。ストーリの運びは優等生的で親子関係、恋人関係の葛藤もちゃんと描写し、文句のつけるところはない。ただ、この監督の特徴かもしれないけど、あまりにも手堅くまとめすぎて、展開も読めるし、こじんまりとしちゃってる感が強い。エンディングは思ったより盛り上げてくれたので、想定を少し上回ったので1点プラスしようかなとも考えたけど、この人頭がいいからそこまで計算しているかもしれず、理に勝ちすぎて心揺さぶるまでのパワーを持った作品とまでは言い難いのでこの点で。それでも登場人物の感情の動きをちゃんと設計図通り組み立てられる能力は監督としてはけなすべきものではなく、決して嫌いではないです、デヴィッド・O・ラッセル。 【エリア加算】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-01-09 23:02:34) |
55.数あるボクサー映画とは違い主人公より取り巻く人間ドラマにスポットをあてているが、特にこの家族は正直辛い。 ドラック漬けの元ボクサーの兄とモノ言うマネージャーの母、そして煙たい姉たち。 恋人と家族から異なる愛された方で葛藤する主人公だが、最後は爽快で気持ちいいハッピーエンド。 WBUってタイトルは今作で知りました。 |
54.《ネタバレ》 クリスチャン・ベイルがまたも役作りに凝ってますね。主役食っちゃってます。ストーリーは薄味。最後はスカッとしますが。 【ゆっきー】さん [DVD(字幕)] 6点(2018-05-06 12:06:37) |
53.《ネタバレ》 皆さんの言うように、ボクシング・スポーツ映画というよりは家族ドラマの要素が強い。 そしてやっぱりウォルバーグ演じる主人公よりもクリスチャンベイル演じる薬中の兄、メリッサレオ演じる毒親が強烈過ぎて、主人公は完全に食われており、主役としても役者としてもマークウォルバーグは損な立場という感じ。町の美女と簡単にくっついたり、兄と母親と決別→和解の流れ、兄が教える試合の作戦など、どれもこれもが「えっそんな簡単な感じでいいの?」という展開の連続で、あっさり描かれ過ぎているような気がした。主人公のサクセスストーリーも、家族の絆の再構築というサブストーリーも、どちらも中途半端な印象が拭えず、いまいち気持ちが入っていかなかった。おまけにボクシングシーンのリアリティーが薄く、バラエティー番組ばりに「バシッバシッ」とパンチの効果音がでかすぎて何か少し笑えてくるほどだった。 とまぁ散々悪いところを書いて来たけど、クリスチャンベイルの本当に薬やってんじゃないかというくらいの薬中ぶりと、エンディングのご本人登場で気づかされる完全コピーな憑依的演技は素晴らしく、最後は何だかんだで爽快感と熱いものが込み上げてくるので、観て損はしなかったなぁという感じ。 【eureka】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-02-15 22:50:58) |
52.いわゆる格闘系の映画。実話ではあるが、こういった家族はツラいな〜、と思う。 面白いが、何かが足りない気がするのは何故だろうか。それはよく分からない。 【simple】さん [地上波(吹替)] 6点(2017-08-20 17:00:37) |
51.《ネタバレ》 デヴィット・O・ラッセルは苦手な監督だ。彼の癖がとことん発揮されており、何をしたいのかよく分からない。コンプレックスから親離れしてチャンプになりたい異父弟の話が、いつのまにか異父兄とチャンプを目指す話になっていて、それが盛り上がらずに淡々と進むわけだからカタルシスが感じられない。むしろ主役のマーク・ウォールバーグより、薬物中毒から抜け出そうとする異父兄の話が印象に残り、クリスチャン・ベールの本人になり切った役作りと存在感は感嘆ものである。メリッサ・レオの助演女優賞はよく分からなかった。ボクシング映画としても家族映画としても消化不良。 |
50.ボクシング映画と言うより、家族模様を描いたホームドラマ。家族のやさぐれ感が最高! 実話を元にしていながら笑いどころも満載。思わぬ収穫でした! 【kaaaz】さん [インターネット(字幕)] 9点(2017-04-14 23:27:02) |
49.薄味のロッキーっていうのが第一印象。 私はテレビのボクシング中継を見るのが趣味の一つなので、本作のような不自然な試合展開にはついていけなかった。 主人公よりも兄貴の方がキャラが濃いのが、もう一つの欠点かも。 【クロエ】さん [CS・衛星(吹替)] 5点(2016-07-03 16:34:18) |
★48.《ネタバレ》 クリスチャン・ベール、この人は典型的な「形から入る」タイプの役者で、太りに太って三段腹にすることも、がりがりに痩せてヤク中顔を作ったりあまつさえ頂天にハゲをこしらえたりすることも厭わない。見上げた役者根性ということに世間ではなっていて、ここまでやればオスカーも手に入るわそりゃ。 わかるんだけど、ヤク中患者が血色良かったらオカシイけど、だけど太ったりやせたり頭髪を抜いたり、っていうのは根性の問題で、演技力とは違うんじゃないのかな。もちろんベールは芝居も上手いけど、ここまでやられるとビックリ人間の業を見せられているようで、実際彼がクリスチャン・ベールだと気付いた以降はびっくりし過ぎて作品観賞の気を削がれた。私が巧いなあと思う役者さんたちは、いつでも「そのキャラクター」としてすっと作品に溶け込んでいる。決して客をびっくりさせたりしない。 ベールの役者論と相性が合わなくて残念だったけど、お話は悪くなかった。マーク演じる主人公が家族やら恋人の言いなりでちょっといらっとしましたが。試合シーンがあると否が応でも盛り上がるのでボクシング物は得ですね。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-06-30 00:04:14) |
47.《ネタバレ》 パッとしなかったボクサーがチャンスをつかむという点、ロッキーみたいなオハナシなんですけれども、コチラはあくまで実話がベースなんですよ、と。ロッキーのパクリでも何でもないんですよ、と。確かに私も実話と言われりゃチト弱いんですけど、一方で実話が制約にもなったりしかねない訳で。だもんで、本作も「いえいえ決して実話ということに寄りかかってはいませんよ」とばかりに、クリスチャン・ベールが念の入った役作りをしたり、マーク・ウォールバーグが引き締まったボクサー姿の一方で腹の出たたるんだ姿を見せつけてこちらも役作りの徹底ぶりをアピールしてみせたり(エイミー・アダムスの腹が出ていたのも役作りなのかどうなのか)。と、皆さん身を削って本作に打ち込んでおられるのですが、映画のラストになって「ああきっと本作のモデルになったご本人がラストに出てくるんだろうなあ」と思っていると、やっぱり本当に出てきて、しかも(劇中で自分がこんな風に描かれていることも一向に意に介さず)いい味出しまくってる、俳優がいくら頑張ろうと、最後にご本人にすっかり食われちゃいました。 それにしても、本作のボクシングシーン、もうひとつ迫力に欠けていて(このいかにも「本当には戦っていません」という感じが・・・)、盛り上がりきれず、これも実話ベースゆえにあまりアホで派手な演出はできなかったという一種の制約なのかも知れません。となると、一番迫力があったのは、あのお母ちゃんですわな。まさに妖怪。このお母ちゃんがいて、あのお兄ちゃんがいればこそ、ウォールバーグの不器用そうで一途な表情が光る。家族に囲まれ、恋人もいて、でも時にファイターは孤独なのだ、とその表情が語る。そこが、いいですな。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-12-02 00:13:21) |
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46.《ネタバレ》 過去の栄光にすがりながらそれをひけらかしているだけのヤク中の兄、主人公の事をドル箱くらいにしか思っていない自己中の母、彼が落ち込んでいようが寄ってたかって追い打ちをかける姉妹たち、いくら愛おしい家族でもこのような描写の中では「何はさておき家族の絆」みたいな主人公の心情はイマイチ伝わってこない。結局主人公はチャンピオンになるのだが、それまでの開花していない自分の潜在能力も低迷に甘んじていた原因も理解できずにいたのではないか。映画の中身がそう感じさせるのか、実在の人物がそうであったのかは分からないが、劣勢から勝ち上がるボクシングシーンがいかにも作り物っぽかったので本当の試合を見てみたくなった。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-11-25 15:49:50) |
45.《ネタバレ》 家族の常識は社会の非常識なわけで、どうしようもない家族をどこまで許して、どこまで付き合うのか?というのは人類にとっての永遠の課題であり、数多の映画がテーマとしてきた。イチバン盛り上がるシーンは兄貴が彼女の家に乗り込むトコですけど、各々挫折し、でも満足しようとしているお互いの人生をクソ呼ばわりしながらも、お互いにやり直そうとしているという共通項で和解する過程は中々うまくできているなと感じました。ま、多かれ少なかれ、他人の人生はクソで、自分の人生は立派だと思い込んで生きてくしかないわけですけど。が、総じて、確執から和解への過程があっさりしすぎていて、もっと葛藤の描写があってもよかったような気もします。 |
44.どうしようもない兄と母に振り回されるところはそれなりに面白かったが、いかんせんボクシングシーンが類型的すぎ。またボクシングファンから言わせると、WBU(世界ボクシング連合)などというタイトルは超マイナー。それだけにシュガー・レイ・レナードが出ていたのにはちょっとびっくり。なおフィルムを見返す限り、レナードが倒れたのはプッシュかスリップで、明らかにダウンではない。 【Q兵衛】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-11-18 10:37:31) |
43.《ネタバレ》 ファイトシーンがちょっと迫力不足。ドラマとしては面白かった 【osamurai】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-07-20 23:10:56) |
42.《ネタバレ》 元良選手の兄、そのマネの母と家族、それと対立する彼女やセコンド達らとのヒューマンドラマが中心のボクサー映画。もっと練習や試合を乗り越えていくシーンが多いとよかったですね。マークも体格の変化がすごかったですが、クリスチャンベールは作品毎によく体型が変わりますね。 【とむ】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-09-24 00:23:25) |
41.《ネタバレ》 愛しいけれど厄介な家族がいる私みたいな奴にはなかなか見応えがあったなぁ。同情やら俯瞰視やらいろんな気持ちになってしまった。個人的には事実に基づく映画ってのは1個人の空想作品なのであまり好きではないのですが、今作は歴史が浅い分あまり疑わずに観られましたね。まぁ脚色も多いでしょうが、なんせ証人がご存命ですし。そう思って鑑賞後、スタッフロール部分の御本人登場にびっくり。役者さんとの雰囲気がまるで一緒で微笑ましかった。クリスチャン・ベイルの役作りはやっぱ凄いですね。本作鑑賞後さっそくミッキー御本人の映画最後部の試合をネットで検索して見た。映画の様にカッコいい試合運びでは無かったが、本物のボクシングの試合の方がやはり面白いね。映画はやっぱり映画だわ。 【movie海馬】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2014-03-13 22:18:11) |
40.ボクシングのシーンは大したことはない.この手の映画としてはしょぼい部類でしょう.この映画はダメ兄貴の存在感が大きく,そこはそれなにり見ごたえがあります. 【マー君】さん [DVD(吹替)] 6点(2013-11-03 18:37:21) |
39.《ネタバレ》 兄と母とは手を切る約束だったのにそうしなくて良くなった理由の描写が甘い。 なんで急に仲良くなってんの?という感じがする。 あとはボクシングの試合。ずっと殴られてからいきなり反撃しだすのだが 2戦もそれ?作戦とは4ラウンド以上もあれだけ一方的にボコボコにされてる理由がよくわからないんだが・・・実際の試合もああやって勝った、ていうならしょうがないけどさ。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-05-29 16:28:31) |
38.親父以外はキチガイばかりの無理やり美化しようとする部分がちとはなにつく。 なんとなく亀田兄弟思い浮かぶ作品。根は悪いやつじゃないんだろうけどなぁ。 【とま】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-04-01 01:58:01) |
37.《ネタバレ》 ○実話ものというのもあるだろうが、家族を選ぶか、新しいトレーナーと恋人を選ぶかで両方選ぶというのが何とも斬新。それなりに家族を切る方向で話が進んでいるように思えたが、主人公が家族を切れない心理描写と、新しいトレーナーと恋人が家族と共に闘うことを決める心理描写がかなり乏しいように感じた。ほとんど分かり合えない両者だったのに。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-03-30 18:38:27) |