10.《ネタバレ》 一人二役なのは全く分からなかった。 事前知識0で見始めたのでてっきり最後殺されて終わりかと。 史実に基づく為に殺すわけにはいかなかったんだろうけど、見ず知らずの女学生があそこで止める理由も良く分からんし辻褄合わせが過ぎるかな。 それでも最後まで飽きず見れたのは演技力のおかげか。 あぁ言う悪党は作中で死んでこそのカタルシスだが仕方ないね。 【悲喜こもごも】さん [インターネット(字幕)] 5点(2022-11-05 20:23:38) |
★9.サダム・フセインの息子、イラクの悪魔王子ウダイの狼籍ぶりオンパレード。まあ肉親も手を焼くほどのバカ野郎だったらしく、あのフセインすら息子を苦々しく思う一人の苦悩する父親だ。ドミニク・クーパーの一人二役の演技は実に巧みで、言われるまで気づかなかった。物申したいのは脚本に対して。こんな悪魔に人生を破壊された影武者氏の苦悩や家族友人らの動揺とか怒りとかが、ドラマとして全く食い足りなく感じる。はっきり言うと、映画の中身が先だって見たTVバラエティの内容とほぼ同じなんである。余計な前知識を入れてしまったなあ、とも思うけど、映画もウダイの行状ばかり並べるのはちょっと能が無いのではないかね? 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-11-17 00:38:12) |
8.《ネタバレ》 フセイン大統領の凶暴な息子の影武者になってしまった男のお話。基本的には、事実を基にした作品ということなのだけど、これはそんな事実を基にした作品の悪い部分がでてしまっている。何処までも残虐な人間がいて、そして何処までも理不尽な出来事が起こりました。そんなショッキングな出来事を映画化するからには、そこに何らかの思想や生きるエネルギーやらそんな監督の強いメッセージが込められていなければ単なるスキャンダラスなだけの不愉快な映画になってしまうのだけど、残念ながら今作は後者。それでも、ドミニク・クーパーの熱演はなかなか見応えがあったので5点。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-05-02 12:48:20) |
7.同じ役者なのに全く違う2人に見えました。演技力に脱帽。でも内容はたいして盛り上がらないし爽快感もない。『観て損はしなかった』程度。 【SIN】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-03-20 10:46:22) |
6.《ネタバレ》 横暴で非情で女好きでトチ狂った悪魔の子ウダイ・フセインとその影武者ラティフ。ウリふたつの二人を一人二役でドミニク・クーパーが好演。イラクの王宮はこの悪魔王子がかき回して大荒れ。実話に基づいたエロくてグロいバイオレンス、ベルギー映画。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-01-23 00:56:51) |
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5.《ネタバレ》 これ以上ないぐらいの外道を倒すってストーリーはわかりやすいのだが、 外道を倒すという流れになるまでがあまりにも長い。 これから外道を倒すぜ、って面白い流れになったと思ったらすぐに終わってしまう。 一番の難はヒロイン(?)がブスすぎること。 スタローンが女装してんのかと思ったよ。 あっちの国ではあんなのが美人なのか。 太ってる女性が美人って国もあるそうだし、美的感覚って国で全然違うんだな。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-10-11 03:07:45) |
4.《ネタバレ》 原作はラティフ・ヤヒアの自伝ということだそうで、実際のところどこまでが事実なのかは知る由もありませんが、もしここで描かれていることが本当なのだとすれば、ウダイは絵に描いたような外道であること間違いありません。そしてフセイン打倒がイラク国民を解放したと断言してもいいぐらい。ただ、この映画のフセイン自体は外道に描かれてるわけでなく、息子のやりたい放題に腹を立てる一人の父親として描かれています。特筆すべきはなんといっても、主役を演じたドミニク・クーパーの一人二役っぷりですよ。いやほんと見事。顔は全く一緒なんだけど、声のトーンとか仕草とか表情なんかでまるで別人同士を演じてる。ストーリー全体としては、ウダイの外道っぷりを延々と見せつけられるという構成で、ラティフの苦悩とかが逆に描き足りていないかなという気もしないではないんですが、政治的なドラマよりも本作はエンターテイメント性が強く、監督もリー・タマホリですから一つの娯楽作として楽しむのが一番でしょう。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-08-24 23:24:34) |
3.《ネタバレ》 イラク戦争後に暴露されたフセイン一族の悪行三昧は戦勝国によるネガティブ・キャンペーンである可能性を否定できないし、おまけにこの原作を書いたのは亡命中のラティフ本人なので内容の客観性にも疑義があり、実話という触れ込みの本作についても話半分のつもりで鑑賞したのですが、それでも映画としては面白く仕上がっています。後述の通り脚本にはアラがあるのですが、安定した演出によってドラマとしてもサスペンスとしてもアクションとしてもそれなりにまとめられているのです。本作の演出を担当したのはリー・タマホリ。『007/ダイ・アナザー・デイ』を大ヒットさせたものの、続く『トリプルX/ネクストレベル』と『NEXT』が連続して失敗し、おまけに女装姿で売春(買春ではない)しているところを囮捜査官に逮捕されるという前代未聞のスキャンダルによってハリウッドから干された人物なのですが、ヨーロッパ資本を得ての5年ぶりの監督復帰作にして、相変わらず水準以上の腕前を披露しています。主演のドミニク・クーパーの演技も素晴らしく、観客が一目で判別できる程の高いレベルでウダイとラティフを演じ分けています。なぜ彼が、いかなる演技賞をも受賞できなかったのかと不思議になる程です。。。 問題があるのは脚本で、無難にまとめられてはいるものの、焦点を当てるべき対象を間違えたために意図した物語にはなりえていません。脚本家が夢中になったのはウダイによる悪行の数々なのですが、この物語の主人公はウダイではなくラティフです。掘り下げるべきはラティフの苦悩だったはずなのに、これが意外と適当に流されています。例えば、家族に危害が及ぶからと影武者役を渋々引き受けていたラティフが、家族を見捨ててでも国外へ逃げようと決意した心変わりの背景の描き込みが不足しているのですが、このために後半の展開に感情移入できないという事態が発生しています。一度は国外へ逃亡したラティフが復讐のためにイラクへ戻るという展開にしても、ラティフの心情の描き込みが不足しているために作り手が意図した程のカタルシスを観客に与えるに至っていません。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-08-12 03:52:22) |
【枕流】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-06-30 14:40:48) |
1.《ネタバレ》 過激な映画なのかなあと思って観てみたら、過激なようでいて淡白な映画だったな、という印象です。特別悪くはないんだけれど、かつて観た映画の、似たようなシチュエーションで勝ってるところがあまりない。冒頭ウダイに呼び出され面会する場面からして、まったく緊張感がありません。「ヒトラー 最後の12日間」の冒頭、ヒトラーと面会する場面はとても緊張感があり、「あの独裁者に、これから会うんだ・・・」と観てるこっちも追体験できます。しかしこちらは、金持ちのボンボンに呼びだされ、カツアゲされてるような感じ。もったいない。◯ラティフが泣く泣く影武者になることを受け入れ、側近も見間違うほどの変貌を遂げても、カタルシスというか絶望感もあまりないです。犯罪者の顔を移植され、刑務所にブチ込まれた刑事の「フェイス/オフ」のほうがまだエモーショナル。「フェイス/オフ」に負けてくやしくないんか!◯家族の描写もあまりでてこないので、後半、決死の覚悟でラティフと電話する父親も、あまり活きてこないように思います(1シーンだけでみればとても良い場面だから余計もったいない)。なんか総じていろいろもったいない映画。こんな事件が実際にあったのか!ということを知ることが出来たのは良かったですが・・・。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 5点(2012-01-28 16:14:22) |