★6.《ネタバレ》 誰がどう見ても破綻確率100%の男女。身分の差はもとより、女は子持ちのうえパトロン有りの風俗業で男は不実ときたもんだ。あーダメでしょコレ。 ところが人間て不思議なもので条件がことごとく合わなくても、「コイツほんとに腹立つ」と思いながらも、”心が惹かれる”という生理現象が起こるのですね。私は女なのでマズイことにルースの気持ちがわからなくもないのだった。 生来がずるくて不誠実で、でも するっと人のフトコロに入り込んでくる軟派男のルパート・エヴェレットはハマリ役ともいえる仕事っぷりでした。アナカンで世間を騒がせた美貌は健在で、良家の子息という設定にもすんなり納まる。さすがです。対するミランダ・リチャードソンも、「そんなに男どもが騒ぐ美人かなあ」と序盤は思いましたが、愛憎に絡め取られて狂気を帯びてゆく様は迫真の演技でした。 彼女だけが裁かれたとは、この映画を観る限り実にやるせない感慨になります。恋愛の沙汰はやはり両成敗してもらいたいものですが。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-04-04 00:47:26) |
5.《ネタバレ》 実話に基づいた内容とのことで、、、正直なところ身勝手で自己中心的な男女の情愛を観てしまった感が強く、鑑賞後は暗く考えてしまう展開でありました。ルース・エリスを演じたミランダ・リチャードソンの鬼気迫る演技は素晴らしく、単調な展開の中にも画面に引き込ませる何かがあったかにオモイマス 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-12-17 21:15:42) |
4.《ネタバレ》 ほとんどが夫もしくは浮気相手とのどろどろしたやりとりを延々と描いているだけで、実に単調な内容です。せっかく「イギリス最後の死刑囚」という題材を得ていながら、メロドラマにしかなってません。もっと、日常の交友範囲、子供とのやりとり、裁判手続や判決後の部分など、描写の対象はいろいろあったはず。などと文句を言いつつも、作品全体にみなぎる静かな気迫と迫力はなかなか印象的だったので、一応この点数。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-04-17 00:25:04) |
3.この映画の題名は恋愛という現象を如実に表していると思う。ミランダ・リチャードソンが恋愛にのめり込み、愛憎に駆られ、嫉妬に苛まれる女性を切なく演じている。恋愛という狂気は最終的に凶行にまで行き着くが、ルパート・エヴェレットの軽々しさに振り回され、否応無く突き動かされるミランダの情動がとてもリアルだ。ミランダの人工的美しさが恋愛に塗れると共に徐々に醜く変化していく様がこの映画の白眉なところとも言える。とても切ない作品である。 |
2.ミランダ・リチャートソン ルパート・エヴェレットもうこの二人まさにはまり役。イアン・ホルムも良い味出して、最高の作品。ただ、字幕の文字見づらかったです。 |
1.昼メロみたい。映画の中身じゃなくて私が気になったことは、字幕が見ずらいこと。必要以上に疲れた。 【まき】さん 5点(2001-06-02 11:06:43) |