3.《ネタバレ》 事件の舞台が湿地帯ということもあってか、終始ぬるっとした居心地の悪さが拭えない。
捜査を担当する刑事二人も、なんだか得体の知れない過去がありそうで、感情移入する対象が見つからないまま中盤。
そこからの展開は少しあっさりし過ぎるものの、観ているものを引き込むどす黒さに溢れている。
普段聞かない言語であることも、底の知れない薄気味悪さを際立たせることに一役買っていた。
まあこれは日本人の感想。
ラストを考えさせる伏線がいろいろあったんだろうけど、それを確かめるためにもう一度観る気にはなれないかな。
1980年を描いた映画ってことで、登場する車はエンスーにはたまらないラインナップかも。
しかし、ラスト近くのマリナと名乗る女の子のスタイルは反則。そこまで築いてきたストーリー全部持ってっちゃったよ。