11.《ネタバレ》 もっとB級よりの映画かなって思っていたが、意外と冒頭から本格戦争映画。最初の空挺の落下傘も迫力があり、主人公の周りで銃弾が飛び交う中の降下は、主人公目線で結構、恐怖感がありました。あちこちで爆発し、下からの銃撃で仲間が死んでいく中の決死の降下、臨場感バッチリ。以降もナチスの研究施設潜入までは、ほぼ戦争映画。しかしナチスはホラー的な研究をしており、戦争映画のテイを成しながら、ホラー要素が加わった感じになっていました。普通に面白かったです。 【なにわ君】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-05-12 09:58:06) |
10.《ネタバレ》 新しいタイプの戦争ゾンビ映画。 そんな言葉でまとめてしまうとB級臭がプンプンだが、この映画には勿体ない。 ノルマンディー上陸作戦から始まる緊迫した戦争と血しぶき満載のゾンビという見事な融合。 斬新さもそうですが、滅茶苦茶な要素を取り込んだにも拘らず大崩れ無し。 また、特殊メイクやリアルさなどの美術点も高い。ただのゾンビスリラーではない。 おもしろかった。 |
★9.《ネタバレ》 西部劇に宇宙人、クラシックな名作プラスゾンビ、と異種カテゴリーミックス作品はこれまであまりうまく行っているものに出会った感が無かったのですが今作は戦争ジャンルとゾンビもどきの混合で、わりとこの二つは相性が良いことを発見しました。どっちも死と血がつきものだからかな。 シビアな戦場モノとして観たらどことなくチャチに見える背景や美術も、まさかのB級ホラーに転じてからはやたら重厚な画づらに見えてきます。血しぶきや肉片といったグロ描写も手を抜きません。 不死身の化け物はとても強くて、ああこういうのがやりたかったのね、とホラーモードに切り替えて鑑賞していたらまたも意外な展開を見せるのでした。アメリカ人曹長の軍人気質というか男気溢れる最期は戦争映画でよく目にする自己犠牲そのもので、思いがけずグッときました。なかなか手触りの新しい作品でしたね。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-10-24 00:11:19) |
8.《ネタバレ》 ナチスが実は人体実験でゾンビを作っていた!という設定はB級ホラーの常套手段、これまでにもそういう設定の作品はありましたが、そんな中で一番真面目?に作られているのではないでしょうか? 冒頭の落下傘降下のシーンから、並の戦争映画でもなかなかここまでやらないよな、というようなシーンの連続、ちゅばんまでじっくりと進み、後半からようやくゾンビが登場。 正直、ゾンビの登場までなかなかの時間がかかるので、早くゾンビが見たい!という感覚で見ると全然なのですが、それまでの過程もしっかりと描かれていて退屈はしません。 そして、後半の地下実験施設の不気味な雰囲気、ハーバート・ウェストも真っ青な血清の効果と意外と高いゴア描写、そしてエンディングの雰囲気など、最後まで楽しめる作品でした。 【クリムゾン・キング】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-09-04 17:03:35) |
7.《ネタバレ》 冒頭の空挺団の落下シーンから、ただのB級映画ではない丁寧な作り込み。さすがJ・J・エイブラムス製作。 戦争映画としてのクオリティを保ちつつ、そこにゾンビ的モンスターを絡めた斬新な面白さ。 ちゃんと意志を持っているだけでなく、数倍のパワーを手に入れてほぼ手に負えない。 話をあまり大きくさせず、小さな田舎町での出来事、としたのが舞台として必要充分で、ハラハラ感が終始持続する佳作。 ヒロインも魅力的な設定だし、最初は嫌な奴に見えた戦友が実はナイスガイっていうベタな設定もハマって、観終わった時の爽快感が気持ちいい一作。 |
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6.《ネタバレ》 1944年、ナチスドイツとの熾烈な戦闘が繰り返されるヨーロッパ戦線。アメリカの若き空挺部隊の兵士たちは、ドイツ軍の猛攻撃を受けながらも輸送機で目的地上空まで辿り着く。パラシュートで何とかフランスの大地へと降り立った彼らは、郊外の小さな村へと到着するのだった。生き残ったのはボイス二等兵をはじめとする4人の兵士たち。教会にナチスが建てたという電波塔を速やかに破壊せよという命令を果たすため、彼らは偶然知り合った村娘の民家を隠れ家にしてそれぞれ任務遂行への道を探る。だが、目的の教会へと忍び込んだボイス二等兵は、そこで驚くべき光景を目にするのだった――。悪魔のようなナチスの科学者たちは、村人たちを材料に恐るべき実験を繰り返していた。なんと彼らは死人たちを蘇らせ、死をも恐れぬ兵士を創り上げようとしていたのだ!圧倒的に困難な状況の中、甦った死人軍団を相手に何とか任務遂行を目指すボイスたちだったが…。対ナチスの戦争ものとゾンビパニックものの奇跡の融合というアイデア一発勝負のそんな本作、戦争もののグロにゾンビもののグロを掛け合わせるというアイデアはけっこう新鮮で、このグロの相乗効果はなかなか良い感じでした。全体的に演出のキレも良く、特に冒頭ナチスの猛攻を受けながらのパラシュート降下シーンはかなりの迫力で摑みはばっちり。中盤、主人公がナチスのうじゃうじゃ居る教会内へと忍び込むシーンなども緊迫感があって普通に楽しかったですし。ナチスの人体実験と言うよく考えればけっこう不謹慎な内容ながら、これがなかなかゾンビものとよく合う。粘液質な液体からゾンビがぬるぬる出てきたり、首だけの女性がまだ生きていたりと、その手の映画のツボはちゃんと押さえられていたのもポイント高いです。ただ、さすがに後半脚本に突っ込みどころ満載なのが本作の残念なところ。あの村娘の家に囲われていた叔母ゾンビは、いったい何のために出てきたのでしょう?クライマックスは設定のむりむり加減がたたってだいぶ破綻しかけちゃってます。そもそもこの兵士たちが何のために戦ってるのか観ていていまいち分からなくなってくるので、物語としてのカタルシスがかなり弱い。電波塔破壊かゾンビ殲滅か、焦点をどちらか一本に絞るべきでした。とはいえ、エンタメ映画としてはある一定の水準に達しているので何も考えずに観る分にはぼちぼち楽しめると思います。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-03-01 00:35:07) |
5.ナチスもの戦争映画として任務完遂出来るのか息を詰めて観ていたのが、人体実験SFゾンビもの要素が出始めて「はぁ? ヘンなの借りてしもたなぁ」戸惑うものの、グロシーンのグッチャグチャ模様も延々と続くとマヒしてしまうのか、劇場鑑賞だったらもっと迫力あったかなぁと思ってしまう。ワフナー、伍長(カート・ラッセルの息子ワイアット・ラッセル)、クロエそれぞれの熱演が印象深い。荒唐無稽ながらキチンとした起承転結でお金をかけているなぁと思われる映像(スタッフの皆さんに拍手)に引きずり込まれた作品。 |
4.《ネタバレ》 大衆向け娯楽作品というよりは、マニア向けな作品。ただマニア向けなわりには、CGや爆薬や特殊メイクや音響やら、とにかくめっちゃ気合入っているから、そういった点では大衆娯楽に片足くらいは突っ込んでいるかも(笑) 中盤がややダレるのがもったいない。 主人公の設定が、出来ることなら殺さずに、というものなのだから、せめて実験の実行者である博士との対決は、もう少し工夫して欲しかったな。ちょっと呆気なかったし、殺したあとも特に何のリアクションもないから、それまでの主人公の性格付けは何だったのか、疑問に感じちゃいました。 飯食った後に観るんじゃなかった。 |
3.《ネタバレ》 戦争ホラーという、今までありそうで無かったタイプの作品(実際にはあったのかもしれないが、小生は見たことがなかった。)そのアイデァは面白いと思うのだが、これが見た後も印象に残るかというと、難しいだろうなという印象。制作側もはなから見た後にも余韻が残るような作品は目指していないのかもしれない。と言う事でこれは頭を空っぽにしてみるべき純粋なエンタメ作品なのだろう。そこが普通の戦争物と違うところか。現代の映画らしく、映像と特に音響は素晴らしく、重低音が効いた迫力のある音は音響マニアには楽しめるのではないか。後、個人的には知っている俳優が一人も出ていなかったので、誰が生きそうとか死にそうとか全然わからなかったのは良かった。何となく、すぐにレンタル店に並びそうな気がする。。。 |
2.《ネタバレ》 いかにもJJエイブラムス風の娯楽映画。JJはスターウォーズよりこう言う映画の方が似合っている。冒頭の降下シーンから迫力充分でその後も前半は緊迫感があった。これは面白いと思ったが、その緊迫感が最後まで維持できず、クライマックスが盛大なお祭り騒ぎになってしまったのは残念だった。JJとしては標準的な作品でしたが、R15の残酷描写は相当きつめでタランティーノ並みです。評価は前半が8点、後半が5点、総合は7点か6点か迷ったが、最後の「結局何なの?これは」感が強かったので6点で。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 6点(2019-05-12 17:47:10) |
1.全く予備知識が無い状態で鑑賞。 戦争アクション映画かと思いきや、かなりホラーテイストな内容でびっくり! 脚本はかなり大味!設定も色んなジャンルのごった煮感が凄い! でも、冒頭の降下シーンを皮切りにしっかりと観たい画を見せてくれるので細かい所はあまり気にならない、有無を言わせず画面に引きずりこまれる。 いやぁとにかくテンションの高い映画だった。 最初から最後まで極限状態で、緊張感が全く途切れないのが素晴らしい。 B級ホラー好きには絶対オススメです。 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-05-10 17:58:44) (良:1票) |