ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

[ワンスアポンアタイムインハリウッド]
Once Upon a Time in Hollywood
2019年【米】 上映時間:159分
平均点:7.16 / 10(Review 49人) (点数分布表示)
公開開始日(2019-08-30)
公開終了日(2020-01-10)
ドラマ犯罪ものバイオレンス
新規登録(2019-06-15)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2020-02-10)【イニシャルK】さん
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監督クエンティン・タランティーノ
キャストレオナルド・ディカプリオ(男優)リック・ダルトン
ブラッド・ピット(男優)クリフ・ブース
マーゴット・ロビー(女優)シャロン・テート
アル・パチーノ(男優)マーヴィン・シュワルツ
ダコタ・ファニング(女優)スクィーキー・フロム
ブルース・ダーン(男優)ジョージ・スパーン
ルーク・ペリー(男優)スコット・ランサー
エミール・ハーシュ(男優)ジェイ・セブリング
ティモシー・オリファント(男優)ジェームス・ステーシー
ダミアン・ルイス(男優)スティーブ・マックイーン
カート・ラッセル(男優)ランディ
デイモン・ヘリマン(男優)チャールズ・マンソン
レベッカ・ゲイハート(女優)ビリー・ブース
加瀬康之リック・ダルトン(日本語吹き替え版)
堀内賢雄クリフ・ブース(日本語吹き替え版)
山路和弘マーヴィン・シュワルツ(日本語吹き替え版)
安原義人ランディ(日本語吹き替え版)
佐々木睦サム・ワナメイカー(日本語吹き替え版)
森宮隆ロマン・ポランスキー(日本語吹き替え版)
金城大和テックス・ワトソン(日本語吹き替え版)
脚本クエンティン・タランティーノ
撮影ロバート・リチャードソン〔撮影〕
配給ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
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29.予備知識無しでの鑑賞。
実話物なのか男同士の友情物なのかジャンルも分からなかったし、エピソードもコロコロ変わるのでどういう映画なのか図りかねついていけない部分もあったが、物語ラストの全てを帳消しにするような事件に全て持って持っていかれた。
個人的には傑作のB級映画かなと思う。
misoさん [映画館(字幕)] 6点(2019-09-27 23:21:22)
28.《ネタバレ》 久しぶりの映画館鑑賞。
楽しめました。
ただ賛否が分かれそうな映画でした。
まず予備知識としてシャロンテート殺人事件の概要を知っておく必要がある。
知らずに観ると面白さが激減する。
あとはダラダラと進むタランティーノ節と古き良き時代のハリウッド描写が楽しめるかどうか。
終盤近くまでそんなに盛り上がる場面がない。
そういう意味では雰囲気映画かも。

楽しめる人だけ楽しんでって!という姿勢を感じる。
タランティーノはほんとセンスある。
ブラッドピッドはかっこいいしディカプリオの演技すごかった。
Dry-manさん [映画館(字幕)] 8点(2019-09-27 01:25:45)
27.《ネタバレ》 ディカプリオにブラピにタランティーノに涎が出てくるような豪華演出。
ベテランの味のある演技に、これで飯三杯は食えてしまう。
前半は睡魔の襲うような退屈な展開ではあったが、最後のバイオレンスがスッキリそしてカッコいい。
タランティーノのセンスのある世界観が炸裂過ぎて、マニアあるいは歴史に精通していないと細かすぎて分からない部分も。
マンソンファミリーやヒッピーの予備知識をつけて鑑賞すればもっと楽しめるはずだ。でも十分堪能。
Mighty Guardさん [映画館(字幕)] 6点(2019-09-20 20:57:56)
26.《ネタバレ》 これから観る方はシャロン・テート事件をしっかりググってから観たほうが良いですね。挿入歌のストーンズ「アウト・オブ・タイム」が頭から離れない。
kaaazさん [映画館(字幕)] 8点(2019-09-17 17:29:54)
25.《ネタバレ》 感情表現が全開のディカプリオ。現実を冷静に眺め適応するブラピ。それぞれが得意とする役柄が、見事に劇中のキャラにマッピングされて、非常に魅力的な作品に仕上がっています。南カリフォルニアの明るい日差しと樹木が香るドライな夜など、羨ましいほどまでに恵まれたハリウッドの自然の中で、物語はサスペンス調に進行していきます。歴史の結末を知っている視聴者にとっては、最後までどうなるかハラハラの展開ですが、史実を脚色して痛快な結末に仕上げ、ある種の爽快感を私たちに残してくれた監督の手腕はさすがです。こんなことができる映画、やっぱり大好きだなぁと改めて感じさせてくれる逸作でした。ディカプリオとブラピの境遇の差、全盛期を懐かしむディカプリオ、そして汚れたスポーツカーを楽しそうに運転するブラピが印象的でした。ヒッピーの奔放・軟弱な生活とブラピの強靱な肉体を対比する中、最後は意外な結末を迎えます。こんな時代があったなぁ・・・確かにワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド。何から何まで最高でした!
windanceさん [映画館(字幕)] 8点(2019-09-16 20:17:44)
24.《ネタバレ》 予備知識なしで観てしまいました。タランティーノ作品が好きな方には少し物足りないかもしれません。159分の長尺ですが、タランティーノ監督の作品だと不思議と退屈しないんですよね。ダラダラと続く長ーい会話なんかはもうおなじみだし、作中のBGMの選曲も相変わらずセンスが良いです。最後の13分については、ぶっ飛んだ展開で大満足でしたが、やはり実際の事件について事前に知っておいたほうがより楽しめますね。
たけたんさん [映画館(字幕)] 6点(2019-09-16 06:06:27)
23.タランティーノの作品はだいだい2回観ないと私は細かな話しが繋がってこないのだが、本作もやはり同様だった。しかも長いので面白い言いまわしや展開があっても、途中何度かなんでそうなるの?というのがあり、なかなか難解な作品である。そもそも何故ブラピをあの娘はアジトに連れて行ったのか?奥で寝てた人はなんだったのか?あの家が襲われる理由もよくわからない。ブラピが暴れたのの復讐?二大俳優は共にさすがの演出だったのでこの点数です。情報無しで観に行かない方が良いかも。またビデオ借りてそのうち観直すか・・・。
SUPISUTAさん [映画館(字幕)] 6点(2019-09-15 21:34:00)
22.★60年代の黄金期(?)ハリウッドの裏話。雰囲気が忠実に再現されてて面白かった。ただやっぱり2時間40分は長い。 ★映画が好きでハリウッドが好きで知識があって、という人は退屈しないと思うけど、そうでない人には辛いだろう、タランティーノ節も今回は控えめだったし。 ★ただマンソン・ファミリーとシャロン・テート事件のことはなんとなくでも知っといたほうがいいと思う。要はこれが物語のクライマックスなのだから。とはいってもそこに至るまでマンソンやシャロンのことが詳しく語られるわけじゃないけど。 ★最後の残虐シーンは逆に笑ってしまった。ほんとにあんなもの個人で持ってたのか!ハリウッド怖いわ(笑)。ブラッド・ピットはやっぱカッコいい。只者でない雰囲気もあるし。ディカプリオ、NGを連発するシーンも、その後の人質脅迫シーン完璧に演るとこも凄かった。彼を慰めた子役の女の子って、誰なんだろう。どうでもいいことだけど、ボーイング旅客機とポルシェのデザインって昔から変わらないね。その二つの乗り物が出た時だけあれ、現代?と不思議な感覚になった。 ★貶しではない、正味、という意味で、わざわざ映画館でしゃっちょこばって見なくてもいい作品。映画が一大娯楽だった昔じゃなく、現代だからこそ、そこそこ大画面のモニターとかあれば家でカウチポテトでいいかな、ということで、5点。
wagasiさん [映画館(字幕)] 5点(2019-09-15 10:56:00)
21.《ネタバレ》 当時のハリウッド!街並み。建築。サイン。風俗。クルマ!そして音楽!!そして雰囲気!!映画”ララランド”より、こっちの方がよっぽど”ララランド!!”でした。私にとっては。。。。  (ロサンゼルス。今行ってみても、そんなに変んないんだよね、、、、)この作品のちょうどこの頃、マックイーン!そしてブルースリー!がハリウッドで燦然と輝いて出てきたんだなー、、、、、この二人は現在でも、さらに輝きを増しているなあ。この事件の詳細はしらないので、警察がみんな帰った後に、茂みに隠れていたカルトにやられたのか!!!と思っていたら、THE END!!そうじゃないみたいね、、、、、、
追加!それから、映画”大脱走”で他の俳優にも何人かヒルツ役のオファーがあった。なんて、クソみたいこと言っていたが、冗談も休みやすみだぜ!っての!!
天下のスティーブマックイーンが、とにかく、”俺様野郎!!”で、元少年院上がりで、海兵隊に入っていて、銃器がいじれて、機械がいじれて、アクターズスタジオ出身で、そしてクルマ、バイクの技量がプロなみで、自らバイクでの脱走を製作側に進言したこと。そしてそして、ファッションセンスが超突き抜けていて、あのカッチョいいA2ほか”大脱走ルック”を自らプロデュースしてんだ!どんな作品でも、どっかの俳優たちと違って、製作側のあやつり人形には、決してならなかったから、あの名作”大脱走”があるんだ!
男ザンパノさん [映画館(字幕)] 7点(2019-09-15 00:16:15)
20.レンタルで2度目の鑑賞。1度目は映画館で。正直映画館で見たときにはパッとしなかったけど、しっかりと知識を入れた状態で観た2回目はホントに素晴らしかった!
これまでのタランティーノ映画より今作は情緒的でメッセージ性が強かったように思う。そのメッセージ性とは昔のハリウッドへの愛。
”ハリウッド”には2つの意味がある。1つは映画産業として、もう1つは街としての意味である。新進気鋭の若手として絶賛売り出し中の女優シャロン・テートとスターだったが今は落ち目の俳優リックとそのスタントマンのクリフ。そんな両者は実に対照的でありながら隣家であるという皮肉。街としてもヒッピーがうろつき、かつては映画を多く撮影し、ハリウッド黄金期を支えていたセットはマンソン・ファミリーの巣窟になっている。そんなハリウッドの光と影に焦点を当てながら、時流を恨みハリウッド黄金期を懐古する実に感情的な物語である。タランティーノの遊び心も満載でブラピとレオのタッグも最高。観れば観るほど新たな発見がありそうな仕上がり。
これまで幾度となく自身の映画への偏愛を表現してきたタランティーノ。まさに映画界そのものへの愛を形にした本作はタランティーノの集大成といって過言ではない。
whoopiさん [DVD(字幕)] 10点(2019-09-13 16:06:58)
19.《ネタバレ》 私はタランティーノの映画が好きである。過去作品もほとんどが映画を観る喜びを与えてくれるものだった。だから今回も160分あろうともタランティーノで退屈などありえないと楽しみに映画館に赴いたのである。だけど、どうしたことでしょう。たしかに眠くなったりはしなかったけど、「ああ面白かった」というには程遠い観賞後感だったのだ。
いつもながらのタラ節で、しつこ・・丹念な行動描写が多重に繰り広げられるけれど、それはクライマックスの打上げ花火のために必要なムダ、いや細部描写なのだタランティーノ作品にとっては。だから「映画史を塗り替える13分」を信じて観続けたんだけど結果ぽかん、としてしまってね。私はシャロン・テート事件もチャールズ・マンソン事件も知識として持っていた。だから監督のやろうとしたことは判るけれど。
タランティーノ、偉くなりすぎたんだよ。大物俳優らが次々と自分の作品に出たいと言ってくれて予算もたくさん組める。だから自分の趣味語りが止まらなくなってる。聞かされている相手がどのあたりまで興味を持ってくれるか的確に計れなくなってる。ディカプリオの劇中劇などは、ほんと半分の尺で良いくらい。それに恒例のクライマックスの血祭りだけどあそこで笑いが止まらなかったという感想を散見するけど、マジですか。キル・ビルでルーシー・リューの首がハネられるのはなんともなかったけど、今作ブラピが女の髪を掴んで壁に執拗に顔を打ち付ける描写はただのDVに見えて引いたんだが。暴力描写の匙加減も、計算がずれてきてないだろうか。
tottokoさん [映画館(字幕)] 6点(2019-09-12 15:17:26)(良:1票)
18.《ネタバレ》 レオ様とブラピ、2大スター初共演。舞台はむかしむかし、その昔のハリウッド。懐かしみを感じるオンガクと共に、シャロン・テート惨殺事件に向けて物語はだらだらと進んでいく。ブラピとブルース・リー崩れがタイマンのシバき合い。そして訪れるその時。だけど襲われたのは、「あの人」の隣に住むアイツら。殺陣シーンはまさに狂乱のタランティーノ劇場。予想外の結末。ハナシと違えぞっ。
獅子-平常心さん [映画館(字幕)] 6点(2019-09-08 00:27:13)
17.“クソったれ”な俗物だらけのこの街で、強欲と虚栄に塗れた“モノ(即ち映画)”が、時代と価値観を越えて、生み出し続けられている。
数多の作品と俳優が生まれては、ガムの様に噛んで吐き捨てられる。なんて儚くて、なんて愚かしいのだろう。
ただね、それでも、この街と、そこに生きる人間たちと、彼らが生み出す「映画」が大好きなんだから仕方がないじゃないか。
このクソ素晴らしい“ハリウッド”に愛をこめて。
by クエンティン・タランティーノ
 
 
と、タランティーノ監督が高らかに言い放ったかどうかは知らないけれど、結論から言うと、この作品は世界一“映画愛”に溢れた映画監督による、“映画愛”に満ち溢れた傑作だと思う。
僕は、クエンティン・タランティーノには遠く及ばないけれど、“映画愛”を自負する者の一人として、この映画を否定できるはずも無く、立て続けに2度映画館に足を運んだ。
 
タランティーノ映画ならではのバイオレンス描写や、マシンガンのような刺激的な台詞まわしを期待してこの映画を見進めていくと、面食らうことは先ず間違いない。
二度鑑賞し、冷静に振り返ってみても、この映画の大半は「何も起こっていない」と言わざるを得ない。
1969年のハリウッドを舞台に、落ち目のテレビスターと、彼の相棒兼専属スタントマンの平坦で自堕落な日々を、ひたすらに、そして恐ろしいまでの丁寧さで描いていく。
 
極めて単調な映画のように見えるのに、この映画は最初から最後まで少しも退屈ではなく、161分の上映時間は瞬く間に過ぎ去る。
それは丁寧に描きぬかれた一つ一つのシーン、一つ一つのカットが、あまりに愛おしく、映画として光り輝いているからだ。
そして、テレビスターも、スタントマンも、映画監督の隣人も、その妻も、プロデューサーも、子役も、若手カンフー俳優も、ヒッピーも、善人も、悪人も、この映画に登場するすべての人物が映画を愛してやまないからだ。
 
単調に見えるストーリーテリングの末、溜まりに溜まった鬱積と暴力性が唐突に弾ける様に、短くもこの上なく激しいクライマックスを経て、本作は終幕する。
あまりにも爽快で、あまりにも破茶滅茶なその顛末が、同時にとても刹那的で感慨深い。
 
そこにあったのは、誰よりも映画を愛するタランティーノ監督による現実に対する「復讐」と、「やさしい嘘」だった。
 
テレビスターのリックは酒に溺れて、そのまますべてを失ったかもしれない。
スタントマンのクリフは激情的な暴力のしっぺ返しを受け、命を落としたかもしれない。
そして、隣人のシャロン・テートは、狂ったカルト集団に襲われ身ごもった子もろとも惨殺されたかもしれない……。
 
現実世界の理不尽な暴力を、映画世界だからこそ許されるさらに激しい暴力で返り討ちにした後、主人公は隣人に招かれ、身重の彼女を優しく抱擁する。
不幸な事件なんてまるでなかったかのうように、クエンティン・タランティーノは、「映画」で「映画」を抱きしめ続ける。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 10点(2019-09-07 23:28:13)
16.《ネタバレ》 監督の優しさが溢れ出た新たな傑作だ。基本的な展開は「ジャンゴ」や「イングロリアスバスターズ」と同じと捉えて良いだろう。歴史の中で悲運の人生を送った方々の想いをタランティーノが遂げる作風である。ただ今作はより個人的なお話なので感情移入もしやすい分、見終わった後は本当に複雑な気分になるだろう。作品全体のリズム感は「ジャッキーブラウン」が一番近いのかもしれない。ストーリーが動き出すのは上映開始後2時間ほど経ってなので、この辺りはヘイトフル・エイトっぽい。となるほど今までの監督フィルモグラフィーの様々な要素を併せたような作品だ。本当に世界観がある映画というのは、いくら上映時間が長かろうがいつまででも観ていられるものだと思うが、本作も途中からもうストーリーなんて展開しないでいいからこの人達の生活をこのままずーっと観ていたいという気持ちになってくるのが不思議だ。それくらい1969年のハリウッドに没頭させてくれる。シャロンにもう一度命を与えたかった、普通の生活をさせてあげたかったという監督の言葉が全てだと思うが、当該監督の作品から優しさをこんなに直接受け取ることができる日が来るとは。ブランディが良く躾されていることや(ブランディは最後に大活躍)、途中途中でブラッドピット演じるクリフがとんでもない身体能力の高さを示すシーン(ベランダに登るところetc..いちいち面白い)など、クライマックスに向けての伏線もバッチリ。賛否両論分かれる作品だと思うが、今までの当該監督作品が好きな方はきっと気にいるだろう。点数は一度鑑賞時点でのものだが、もう一度観たらあと1点くらい上がりそうだ。
rain on meさん [映画館(字幕)] 8点(2019-09-07 10:39:53)
15.《ネタバレ》 アル・パチーノ扮するプロデューサーから現実を突きつけられリック・ダルトンは泣く。とにかくよく泣く。自分が読んでる本の主人公と自分を重ね合わせ子役の前でも人目もはばからず泣く。台詞をとちりまくって激高し、その後気を取り直して見せた会心の演技を称賛され泣く。そうかと思うと隣に今注目の監督ロマン・ポランスキーとその妻が引っ越してきたことを知りテンションが上がって機嫌を直したり、まさに感情の生き物と言える人物だが愛らしく憎めないキャラクターにディカプリオは作り上げている。

クリフ・ブースはまさに無敵の男。ブルース・リーを車に叩きつける男なんて無敵以外の何者でもないのだが(車がメチャへこんでて爆笑)、これがメチャかっこいい。一挙手一投足にカッコよさと色気を感じさせる程のブラッド・ピットのハマり具合。男女問わず惹きつけられるのではないか。

主演二人の演技力とスター性を思う存分発揮した幸福な初共演。この二人がとにかく良い。落ち目の俳優リック・ダルトンとそのスタントマン クリフ・ブース。この二人の仲睦まじい感じがとにかく観ていて楽しいのだ。リックの出演したテレビドラマをピザとビールをつまみにワイワイ騒ぎながら観るところとか観ているこちらが思わずニヤニヤしてしまう。


ポランスキー夫妻が登場した時から始まる惨劇へのカウントダウン。しかし、「イングロリアス・バスターズ」でも見せたようにタランティーノの前では史実すら吹き飛んでしまう。

無敵の男のところへ踏み込むマンソン・ファミリー。そして、とどめの「マクラスキー 14の拳」。あまりにも痛快なラストに思わず爆笑してしまうと共に安堵もする。そう思わせるのはシャロン・テートの日常を魅力的に描いたからだろう。映画館へ出演作を観にいく彼女。ポスターの前でポーズをとる彼女。自分の演技への観客の好反応に無邪気に喜ぶ彼女。こんなかわいらしい人が惨劇に会わずに済んで良かったと心底思うのだ。

もちろんこれはフィクションだ。でも、いいじゃない。映画の中くらいこういうことがあってもさ。タランティーノが作り上げたキャラクターがラストに隣人とあいさつを交わす。粋だし愛情がつまってる。こういう形の映画のマジックもあるんだなあ
さん [映画館(字幕)] 8点(2019-09-07 00:44:24)
14.《ネタバレ》 ただの映画ギークだったクエンティン・タランティーノが、いよいよアメリカ映画界の巨匠になろうとしている。

『イングロリアス・バスターズ』では、糞ったれた史実を、バット一本で完膚なきに塗り替えてしまう、という傑作を見せつけたが、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に於いては、映画史に刻み込まれてしまった狂った殺人事件を、もう単純に家を間違えるというだけで、これもまた塗り替えてしまうのだ。平たく言えば嘘つきだ。所詮、映画は絵空事だ。
だがしかし、こんなにも優しい嘘はない。
まさかタランティーノの映画を観て、最後の最後で泣きそうになるなんて。
しかもその直前までは笑いまくってたのだから。
最後の最後まではずっと壮大なフリだ。もうぎりぎりまでフリ続ける。
ハリウッドをレオナルド・ディカプリオでフリ、マンソンファミリーをブラッド・ピットでフリ、
そしてマーゴット・ロビーが自分の映画を観るという件がまたサスペンスを高めるフリだ。
そして岐路は単純。そう家を間違えるというだけ。
そこからのブラッド・ピットの怪演とタランティーノ得意のゴアなバイオレンス描写がもう笑えてくる。
ここで、事実を捻じ曲げて、さあどうするタランティーノ、どう決着をつけるというふうになる。
しかし誰もが納得するだろう。
現代ハリウッドの象徴と言って過言でないレオナルド・ディカプリオとシャロン・テートを抱擁させる。
彼女をスクリーンの中で生き続けさせること。
そしてタイトル Once Upon A Time in ... Hollywood
それがしたかったのか。泣ける。優しいよ、タランティーノ。
これは史実に対する復讐である。
糞ったれた史実を犬に噛み千切らせ炎で焼き尽くし、血生臭いフィクションを張り付ける。
生と死を描いて辿り着く先は、優しい抱擁、これこそ正に映画である。
またしても傑作。

さて、帰路に着いてふと思い出したが、『イングロリアス・バスターズ』の最後、クリストフ・ヴァルツは、ブラッド・ピットによって額にナイフで鉤十字を刻み込まれるんだ。実はここから既に壮大なフリだったのか。まさかそんなわけがあるまいな。
すぺるまさん [映画館(字幕)] 9点(2019-09-07 00:28:01)
13.《ネタバレ》 60年代後半のハリウッドが舞台ということとシャロン・テートが登場するという予備知識だけで鑑賞。
ポランスキーとシャロン・テートが出てくるってことはあの事件のことも当然語られるわけで、観始めてすぐに夫妻はリックの隣人ということがわかるんです、もう最初から予感はするんですが、事件をどう絡めるのかそれが気になって気になって。

しかし、リックとクリフとシャロンの日常のエピソードがとりとめもなく続くわけです、クリフの元撮影所でのシーンではドキドキするもののあのオチだし。ディカプリオのメソメソキャラもよかったけど、ブラピ演じるクリフのキャラがいい意味で掴みどころがなくて魅力的だと感じる。
そしてラストの13分、なんと爽快だこと!!立ち上がって拍手喝采したかったですよ、2時間以上待たされましたしね。
「イングロリアス・バスターズ」の映画館のシーンに共通する爽快感でした。
やっぱりタランティーノは心得てるというか上手いなあ。血みどろのバイオレンスが不快ではないという類まれな才能を持った監督だと本気で思う。物語を作るのもほんとに上手いですね、シャロン・テートの事件は本当は前の住人を狙ったということですが、映画の中ではそれも承知だし、あの日のパーティに招待されていたけれど行かずに難を逃れたというマックイーンとブルース・リーも登場してる。あのラストの13分はタランティーノの思いが込められてるようにも感じます。
シャロン・テートの幸せそうな笑顔、屈託のない大らかそうな人柄を感じてやるせなくなってしまいました。
envyさん [映画館(字幕)] 10点(2019-09-05 23:23:01)
12.《ネタバレ》 いやぁ不思議な映画でした。ブラピがかっこいい。観てるときはちょっとダラダラして退屈だなあ、なんて思ったりもしたんですが。ブラピがかっこいい。観終わったらなんか、色々調べたくなるし、面白かったなあ、みんなの感想は?とか、気になっちゃう。ブラピがかっこいい。わりと映画好きを自称してるけど、知らないこともたくさんあるんだなあと。ブラピがかっこいい。ブルースリーの描き方は逆に、愛を感じましたけどね。ラストシーンは、イングロリアスバスターズが好きなので楽しめました。ブラピがかっこいい。はい、なににしても、ブラピですよ。なに、あの、スタイル、雰囲気は。顔じゃないんですよね。なんというか、究極に垢抜けた肉体美おじさんですよね。かっこいいという言葉以外に思いつかない。女性はもちろんだけど、男性からみても、相当憧れますよねきっと。。
ギニュー隊長★さん [映画館(字幕)] 7点(2019-09-05 21:01:31)
11.《ネタバレ》 直訳で"むかしむかしのハリウッドで・・・"と称されるような、タランティーノ流おとぎ話。界隈から消える恐怖に怯える元人気俳優役のディカプリオと、トレ―ラ―暮らしでも達観しているスタントマン役のブラッド・ピットの組み合わせは意外にも絶妙で自然体。20年前に人気の一位二位を争った二人が共演していたら大事件だったくらいに、双方の魅力を偏りなく惜しみなく注ぎ込む。一方、ストーリー自体は50年前のハリウッドの日常を業界ネタと併せて淡々と綴ったものでしかないが、一見無駄と思われるエピソードの積み重ねが例の事件に集約される脚本の巧みさで最後まで引っ張る。そう、往年の映画ファンならシャロン・テ―トとチャールズ・マンソンを知っていればその陰影がくっきり際立つ。映画牧場のマンソンファミリーの得体の知れない不気味さと、待ち受ける悲劇を知らない映画館のシャロンの笑顔に、『この世界の片隅で』(と表現したコメンテーターNice)を彷彿とする複雑な感情を抱かせる。そして運命の時が刻一刻と迫り、どんな結末を迎えるか固唾を飲むことになる。彼の過去作品を知っているものなら、結末は予想できるだろう。しかし、これが変化球で強引な筋書きになっていないのが良い。だからこそ現実で叶わなかった切なさでいっぱいになる。シャロン・テ―トが少しでも呪縛から解き放たれ、銀幕のスターとして永遠に生き続けること。タランティーノの切なる祈りだ。
Cinecdockeさん [映画館(字幕)] 8点(2019-09-05 08:16:01)(良:1票)
10.《ネタバレ》 「映画史を変えるラスト13分」の宣伝文句に偽りなし、まさに文字通り。
ただし、”驚愕っ!”という意味ではありません。

ストーリー的には、タランティーノにしては予想外に大人しかったです。
まぁ2大ビッグネームを存分に使っているので、大衆受けするよう考慮したのか、その点は致し方ないでしょう。

変幻自在のディカプリオ、歳を重ねてもいちいちカッコいいブラピ・・・
2時間40分はけして長くなく、この2人がいい年齢のときの共演を見れたことで十分意義がありました。
群集劇としての展開の上手さやスピード感がもう少しあれば”名作”になり得たでしょうが、ちょっと惜しかった気がします。
午若丸さん [映画館(字幕)] 7点(2019-09-01 22:41:09)
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【点数情報】

Review人数 49人
平均点数 7.16点
000.00%
100.00%
200.00%
312.04%
412.04%
5714.29%
6714.29%
71122.45%
81224.49%
9612.24%
1048.16%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.33点 Review3人
4 音楽評価 8.00点 Review3人
5 感泣評価 6.00点 Review1人
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【アカデミー賞 情報】

2019年 92回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞レオナルド・ディカプリオ候補(ノミネート) 
助演男優賞ブラッド・ピット受賞 
監督賞クエンティン・タランティーノ候補(ノミネート) 
脚本賞クエンティン・タランティーノ候補(ノミネート) 
撮影賞ロバート・リチャードソン〔撮影〕候補(ノミネート) 
美術賞 受賞 
衣装デザイン賞 候補(ノミネート) 
録音賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2019年 77回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 受賞 
助演男優賞ブラッド・ピット受賞 
脚本賞クエンティン・タランティーノ受賞 

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