THE FIRST SLAM DUNKのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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THE FIRST SLAM DUNK

[ザファーストスラムダンク]
2022年上映時間:124分
平均点:7.98 / 10(Review 48人) (点数分布表示)
公開開始日(2022-12-03)
公開終了日(2023-08-31)
ドラマスポーツものスポコンもの青春もの学園もの漫画の映画化CGアニメ
新規登録(2022-11-17)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2024-05-14)【イニシャルK】さん
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監督井上雄彦
木村昴桜木花道
三宅健太赤木剛憲
坂本真綾赤木晴子
松田健一郎野間忠一郎
稲田徹堀田徳男
宝亀克寿安西光義
塩田朋子安西夫人
瀬戸麻沙美彩子
園崎未恵宮城カオル
かぬか光明河田雅史/河田美紀男
島袋美由利宮城リョータ(少年期)
鶴岡聡野辺将広
原作井上雄彦
脚本井上雄彦
音楽武部聡志
制作東映アニメーション(アニメーション制作)
配給東映
作画井上雄彦(キャラクターデザイン)
録音鶴岡陽太(音響監修)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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123
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28.《ネタバレ》 原作をワクワクしながら見て読んで何十年!? おおげさか・・
映画の予備知識セロで、、リョータが主人公?的になっていたのにちょっとビックリしたけれど、
それでも面白いのなんの~
だって、最初の鉛筆画?みたいなのから引っ張られ、最後、えっ!!??もう終わりなの、と。
だからいい映画です(^^)!
AKOさん [映画館(邦画)] 9点(2023-04-04 12:22:58)
27.《ネタバレ》 スラダン直撃世代なのだが、家庭の事情により全くスラダンに触れることが無かったので、これが初スラダン。
主人公が俺の知ってるやつと違うなという感想から始まり、迫力のあるバスケシーンがいい感じに続いていくので、見ていて飽きなかったです。
やはり原作読んでおけばよかったな~って感想を抱きました。
良作。
みーちゃんさん [映画館(邦画)] 7点(2023-03-28 14:39:58)
26.《ネタバレ》 スポーツに限らず敵を倒すという設定で大事なことはいかに相手が強大か、その点で山王ほど相応しい相手はいない。憎らしいほどに強く普通はオールコートで20点以上差をつけられたら絶望的であとは試合をコントロールされて終わり。
流川は沢北にあしらわれ宮城も深津に苦しめられる。この作品では宮城の生い立ちに焦点が当てられ桜木の出番は少ないがそのくらいでちょうどいいかも。
原作は2~3度読み返したが「みっちゃん!」のところでいつも泣いてしまう。笑
素晴らしいアニメであり読むたびに泣けるなんて他にない。なんといっても好きなシーンは最後のブザービーターではなく、その前の沢北のジャンプシュート。湘北を絶望に叩き落すシーン。
原作でもかっこよかったが、アニメではさらにx10のカッコよさ。あのシーンだけでご飯何杯でもいける。
正にジョーダン級。いやハーダウェイか。
あれ、通路で澤北が崩れ落ちて号泣するシーンて原作にあったっけ。皆泣きながら引き上げていくだけだったような。
クルセイダーさん [映画館(邦画)] 10点(2023-03-23 16:31:20)
25.《ネタバレ》 最高だった。
始まりから終わりまで、見たこともあるし、結果を知っている試合なのに、固唾をのんで見守った。
この数十年のいろんなものをひっくるめて、自分にとっては、今後何を見てもこれを超える映画はないかもしれない。
ブラック武藤さん [映画館(邦画)] 10点(2023-03-22 22:23:19)
24.《ネタバレ》 今また大好きな湘北高校のみんなに会えるとは。原作者の井上氏が手がけているとあっては見逃すわけにはいきますまい。
驚いたのはアニメーション技術の進化。その洗練されていること。特筆すべきは試合のシーンで、動きの自然なことはアニメを観ていることを忘れそうになるほどです。
原作の漫画作品が画力もコマ割りのセンスも大変高いので、読み手としては脳内でキャラクターを容易に動かすことができていました。でも実際この目で動く彼らの山王戦を観ることができたのは、想像よりも一層の迫力を伴ってもう圧倒的。幸せな体験でした。
宮城リョータのエピソードを深掘りしてきたのにも驚きました。りょーちんは花道と気の合う一つ上の良き先輩でコミカルパート担当のイメージだったので、こんなにずっしりした背景を持たせたのは意外に感じました。でも、そうだ彼は背の小ささを抱えながらも有能なPGとして健気に務めを果たして来たんだった。それだけのバスケへの愛着を抱いていたのは何故か、種明かしにもなっているのですね。
試合が途切れる度、リョータのエピソードが挿入され桜木や流川にしわよせ(?)がきて出番が少なめ。花道流川好きには物足りないかも。この二人の丁々発止の関係がずーっとあったからこそ最後の得点シーンが生きるので、そこはちょっと残念。
tottokoさん [映画館(邦画)] 9点(2023-03-07 23:44:43)(良:1票)
23.原作未読、TVアニメ版はなんとなく観てはいたが、いつからかなんとなく観なくなってしまった(内容の問題ではなく自分がまだ子供だった一点に尽きると思う)。この映画はスラムダンクファンではない自分が観るべきでものではない、と決めつけていたが、映画から入ってファンになった人もたくさんいると知って心は揺れた。迷ってるうちに終映してしまった「トップガン マーヴェリック」と同じ轍を踏むのか… もう春が来てしまった。決断を…。いざ観てみると、、、面白い! 熱い試合にただただ夢中になっていた。モーションキャプチャを採用した3DCGアニメーションもさほど違和感はなく、その上で日本のアニメらしさを残していたのも良し。そしてネットで使い込まれた名言の数々… 多少ニヤニヤしちゃったけど、これが本家なんだよな~と。大満足の2時間、観て良かった。
リーム555さん [映画館(邦画)] 8点(2023-03-04 21:40:07)
22.《ネタバレ》 世代的にはドンピシャ、原作漫画というよりアニメ勢だったのですがそれでも「目で殺す」とか左手は添えるだけとかそうしたフレーズや主題歌を友達とともに盛り上がった身としてはなんで今更、というのが正直な意見でした。
声優にしても以前の声に慣れ親しんでいるため、変更については否の立場でしたが実際に観てみると全部「すいませんでした!」といえる出来でした。
正直リョーチンの過去についてはそんな壮絶でなくても、というか花道と一緒にあほ面しながら「彩ちゃん、、、」とか言っててほしかったのですが、全体を通してみれば確かにスラムダンクでしたし、今までは「いったいどんだけコート広いん?」てな感じの(アニメの)試合運びが、今作では手に汗握る、本作の魅力「白熱した」試合を十二分に描いていたと思います。
まったく知らない人からすると「どういうこと?」となってしまうかもしれませんが、そんな意見を気にさせない試合描写の数々が満載のとても面白い作品でした。
クリムゾン・キングさん [映画館(邦画)] 8点(2023-01-27 20:21:20)
21.《ネタバレ》 - チバの声がうなるオープニングはバッチリ。カメラの回り込みもカッコいい。
- リョーチンを主役に据えたことは全く不満なし。編集部の意向で桜木になったらしいしな。
- 静寂挿入が多すぎ…もっと減らしたり、もう少し短くして恥ずかしくならない方がよかった
- 兄の喪失が…「今」の彼のプレイにどう開いて接続しているかの説明が不足していたように思う。試合中におそらくその薫陶が活きたのだろうが、わかりにくかった。
- 10 feetの音楽が残念。特に逆転シーンでの挿入。甘ったるい情感が多すぎるので、もう少し冷静に描いて対比を浮き上がらせて欲しかった。
- セリフが聞こえづらい。バランス悪い
- 監督がイメージしてたシーンの映像化には成功している。ただ、当時の漫画に熱狂してた読者の頭の中にはこの映像が浮かんでいたので、そういう意味では映像は想像の100%を出してはきたものの、超えてはいない…作者の画力が高さが仇となった
- 原作未読には辛いだろうな
- リョーチン、NBA行くんだ!?そんな夢あったっけ?
- シンエヴァ、シンゴジ、シンウルトラマンの功績はリブートものを許容させたことだと思う。
- 自分はレギュラーになれない側ではあるが、強さの獲得に向かって努力して、全力でぶつかり合う経験は貴く羨ましく思う。俺も熱くなりたい。
よこやまゆうきさん [映画館(邦画)] 7点(2023-01-21 21:04:34)
20.《ネタバレ》 ・原作をリアルタイムで読んで興奮した世代です。山王工業戦の後半は名セリフ、名演出の宝箱みたいに思っていて、映画化するならもう全部入れてくださいと言いたかったです。聞きたかったいくつかのセリフ(大好きです 今度は嘘じゃないです、とか)がカットされて残念ですが、宮城の視点を中心に再構成されているので致し方なし。と言いますか、こっちはこっちで物語に深みが生まれてよいかと。・CGによるバスケの動きの描写が素晴らしいです。バスケをやりたくなると思います。・出番はプレイヤーに比べると少ないですが、彩さんや安西先生が実に良い存在感を醸し出しています。映画オリジナルのキャラクターも井上雄彦ワールドの住人と一目で分かります。・21世紀に復活したスラムダンクはリピートしたくなる傑作でした。かつて熱狂したキャラクターが変わらず生き生きと動いていて、こちらも幸せな気分になりました。
次郎丸三郎さん [映画館(邦画)] 10点(2023-01-20 17:04:51)
19.アニメが途中で終わってしまっていたので、いつか続編をと待ち望んでいた者です。作ってくれた事に感謝です。大人なスラムダンクを見せてもらいました。
Yoshiさん [映画館(邦画)] 7点(2023-01-12 21:35:46)
18.《ネタバレ》 もしかしたら本作を観る客層の中では珍しいのかも知れないが、私は「スラムダンク」と言う作品に関する予備知識は皆無だ。
原作漫画未読、TVアニメ未見、知っているのは主人公の名前が桜木花道とか言う三流演歌歌手の様な名前、と言う位。
その様なAway感満載で臨んだ本作、何とまあ物凄く面白かったのである。
まず、そのオープニングからしてカッコいい。
ビートの効いた音楽に合わせて始まる鉛筆画によるアニメ―ション。
聞く所によると原作者兼本作監督の自筆らしいが、この様な勢いを感じつつ丁寧なオープニングの作品は
実写・アニメを問わず傑作の匂いがプンプン。
コアな原作ファンの間で賛否両論らしい、別の主人公を据えた設定や時系列を入れ替えた構成も予備知識ゼロで有る事が幸いし全く違和感を感じなかった。
映像を目で追いながら自分の頭の中で辻褄を合わせるスリリングな映画体験、私大好きなんです。
実際にバスケをやっていた人に言わせると荒唐無稽な試合展開だそうだが、大差を付けられ~追いつき~追いつかれ~最後の最後で逆転勝利と言う王道な展開もベタ過ぎて心地良い。
予備知識なしで臨む映画鑑賞の醍醐味を堪能した次第。
可能ならもう一回観たい。

蛇足...宮城リョータの母上、宮城カオルさん。私のタイプです(真面目なファンの皆様ごめんなさい爆)。
たくわんさん [映画館(邦画)] 9点(2023-01-09 16:16:32)(良:3票)
17.映画を観た実直な感想、スラムダンクってこんな湿っぽい話しだっけ?試合がちょっと進むたびに過去のエピソードにフラッシュバックしてリズム良く映画が進んでいかない。昔夢中になって読んだスラムダンクはここには無いなと途中で思った。こういうのを皆んなは感動するのか。最後のクレジットを見て監督、脚本共に井上雅彦だと知ってビックリした。てっきり別の監督が改悪したんだと思ってた。井上雅彦は尊敬してやまない漫画家だがこの作品には正直失望した。これだけ時間を空けて作りたかったスラムダンクはこんな御涙頂戴の映画だったのか。この内容だとセカンドスラムダンクが作られたとしても見ないな。バカボンドはスラムダンクを超える傑作だと思ってるが連載休止してるようだし、、、井上さんにはスラムダンクもバカボンドも離れて正真正銘の新作を書いて欲しい。スラムダンクの続編に興味無し。
仏向さん [映画館(邦画)] 3点(2023-01-08 16:14:10)
16.スラムダンクのドンピシャ世代です。
マイケル・ジョーダンと宮城リョータに憧れる中高バスケ部野郎でした。
映画が始まった瞬間にあの頃に戻る感覚というか、
まさか、こんな歳を重ねてまたスラムダンクに興奮する日が来るなんて!

スラムダンクを知らずともこの映像は素晴らしい体験になると思います。
本当に漫画がそのまま動いてるかのような表現は凄すぎるし、
バスケ経験者なら尚更この動き!この感じ!って絶対なるはず。
よくあの試合を遜色なく映像で動かせたなと驚嘆しました。

井上雄彦が漫画で描く人物描写は人間以上に人間らしく感じ、
豪快であり繊細であり、色っぽくもあり時にお茶目だったりする。
監督としてガッツリ参加された事、スタッフの方々の井上先生へのリスペクトが、
それらを映像表現として見事に昇華され、
素晴らしい作品に繋がったんだなと思います。

最初はリョータが軸のストーリーなん!?と思ったけど、
試合と回想で丁寧に緩急をつけ、納得の構成でした。
井上監督はスラムダンク連載後に、
小学校6年のリョータが主役の「ピアス」という短編を描いており、
沖縄の海が舞台だったことが、今回の映画を見て繋がってきます。
宮城という名前は本当に沖縄に多い名前ですし、
ちゃんとその頃からストーリーの構想があったんだと。
リョータの過去と山王戦の映像化を、
この映画のために温めていたかのように思えます。

映画のHPに、井上監督や関係者のインタビューが載っています。
特にプロデューサー松井俊之さんのインタビューをぜひ見てください。
それと映画をもっと知れる本
『THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE』もおすすめです。
井上監督のロングインタビューで語る数々のエピソードや心情は必見。
「ピアス」も収録されています。
商業的な成功ももちろん大切なこと。だけど、
まずは人々の思いから始まっていて、
その純度の高さがこれだけの映画を産み出したんだとわかります。

長い年月をかけて制作してくださったみなさんに本当に感謝します。
ゆにおさん [映画館(邦画)] 9点(2023-01-05 23:30:06)(良:1票)
15.《ネタバレ》 原作は20年ぐらい読んでませんが、脇役とか懐かしくて楽しめました。
リョータの過去より断然山王戦ですね。
花道のダブルドリブルは記憶にもなかったので独りで笑ってました。
すたーちゃいるどさん [映画館(邦画)] 7点(2023-01-04 13:51:34)
14.《ネタバレ》 話の中心は主人公の桜木花道…ではなく、宮城リョータ。原作ではほとんど語られなかった彼の生い立ちや家族関係の描写を、インターハイ2回戦である山王工業の試合に絡めて構成する、という内容。公開前に色々言われていたCGアニメも違和感なく、原作漫画であった非現実的な展開(試合中にギャラリーがコート入ってきちゃうとか)もカットされて、見せ方としては実写寄りのアニメーション映画という感じでなかなか面白かったです。ただ、スラムダンクの魅力のひとつであったSDキャラでのギャグ描写が完全カットされてギャグセリフを真顔で言っているシーンがちょいちょいあったり、山王側のキャラの掘り下げがバッサリ無くなっていたりと、本作が「原作漫画を忠実に映画化」という映画かと言われればちょっと違うかと思いますが、作者にして監督である井上雄彦が今の感性で再構築した「新しいスラムダンク」として楽しむのが吉かと思いました。
ライヒマンさん [映画館(邦画)] 7点(2023-01-03 22:51:38)
13.《ネタバレ》 私にとって井上雄彦という漫画家は、才能溢れているけれどこだわりが強すぎてうまいこと物語を完結させる勇気がない人、という認識です。
この漫画家が自ら映画監督ということで、期待しすぎずに公開を楽しみにしていました。

アニメというより動く漫画を見ている気分でした。
ドラマティックだけど静か。音楽やセリフや解説で語るのではなく、人物の細かい動きや息づかいで感情を表し、クルクル変わるカメラワークで試合のスピード感を表現しており、目まぐるしく動き続ける試合の合間に静かな過去の場面を挟み込んでいく手法も実写映画みたいです。
そういう意味では子ども向けのアニメではないです。
また、原作に執着しすぎている人にも不満があるかもしれませんが、じゃあ原作未読の方が楽しめるかというと、総じて余計な説明がないため作品を語る上での大前提があってこその感動は薄いかもしれません。
私は、井上雄彦らしい芸術性の高い良作だと感じました。
denny-joさん [映画館(邦画)] 8点(2023-01-03 11:54:25)
12.《ネタバレ》 ちょっぴり薄くなったけど、今風の絵になってあの最強バスケ漫画が返ってきた。りょーちんの視点からの山王戦。試合映像とりょーちんの切なくも熱い過去映像を行ったり来たり。原作では描かれなかった少年時代、家族関係などを綴ることで徐々に浮かび上がる宮城リョータの人物像。「ドリブルこそ、チビの生きる道」…このセリフにオイラの生き様が凝縮されている。他の湘北4人の活躍もしっかり描かれていて大いに楽しめた。傑作。
獅子-平常心さん [映画館(邦画)] 8点(2022-12-30 02:56:04)
11.面白いことは間違いない。映画化も正解だったと思う。いくつかの決め台詞にもぐっときた。
原作を超えられただろうか、媒体が違うから比較は出来ないが、あの感覚のように永続性は残らないかもしれない。それでも別の「SLAM DUNK」としてとてもいい作品に仕上がった。
simpleさん [映画館(邦画)] 8点(2022-12-28 16:25:54)
10.《ネタバレ》 原作は当然読んでいて、アニメも一通り見た派です。
まぁ、アニメには満足していないので声優が変わってもなんとも思わなかった訳ですが
CG作画が唯一気になっていた部分でしたが
これが全く問題ないとは。

っていうか、原作がまんま動いてる感覚が強いです。

今回リョーちんがフォーカスされたのは
ゲームメイクする立場にありながら
思いの外掘り下げる事ができなかった井上先生のやり残しを
形にしたかった感じがしますね。

で、なんでCG作画のしたのか。ですが。
個人的には「汗」を違和感なく作画したかったのではないかと思います。

終盤の激戦を表現するポイントとして原作でも
この「汗」が効果的だった訳ですが

これをセル画でやろうとすると結構地獄なのと
多分違和感が出てしまうと思うんですよねぇ。

それがCGになることでしっかり計算した上で描写できているんだと思います。

あとは、バスケの試合描写が違和感なく行えるのかという所になるのですが
これがすごい。
旧連続アニメも駄目だったところを全部直してます(笑)

CGのお陰で10人が独立した動きを描写できていて
これもセル画でやろうとすると大変なので結果
クローズアップが多様されて他のメンバーの描写を省略してますが
結果的にバスケの試合に見えなくなるんですよね。

本作ではしっかりバスケの試合になってました
パスからのシュートまでの流れとかめっちゃスームズ。
もっさりとか存在しない。

クライマックスに従いスピード感が猛烈に増す作画になっていて

正直PS3のゲーム映像みたいな感じになったらどうしようかと思いましたが
全然杞憂でした。

こういう作画ってハイキューの制作のProduction I.Gじゃないと厳しいと思ったんですが
すごいなぁ。

原画に進撃の巨人の神作画を担当する今井有文さんがいて
要所要所で神作画をされていたんでしょうねぇ

で、本作は予想通り「山王戦」なんですが
ゾーンプレスからの大量失点とかって
原作ではめちゃめちゃ絶望感があったんですが

本作では途中リョーちんのエピソードが入るので
そのあたりが分断されてるんですよねぇ。

ここはトレードオフになるんですが
あのエピソードがある事で
緩急が生まれたり、物語に深みを増していると思うんですが
そこで損なわれたものもある感じです。

あと、晴子さんヒロインなのにキャラデザがなんか違うのと
せっかくの名台詞がカットされているいう
彩子さんがヒロイン化してるレベルですよ(笑)

まぁ、多少不満あるものの、花道が逆襲のきかっけになる部分とか
知ってても熱いシーンが多く、非常に見応えがありました。

クライマックスの演出とか個人的に理想に近いです。

これが完全オリジナルだと、カットした部分とか原作の意図を組んでいないみたいな
批判が出てくると思いますが、ナウシカとかAKIRAと一緒で
これこそが原作ですね。

9点で

あと、やっぱり最後はあのシュートじゃないと(アニメが不満の一番の原因)

----
↓個人的に好きだったシーン(リョーちんメインがぼやけるのでカットしたのでしょうがなくもある)
・安西先生が鬼になるシーン
・「お前が見つけてきた変な男は 湘北に必要な男になったぞ」
・「大好きです 今度は嘘じゃないっす」
・「初心者だけどいつかバスケ部の救世主になれる人かも知れないよ」
・「おそらく現段階でオレは河田に負ける でも湘北は負けんぞ」
シネマレビュー管理人さん [映画館(邦画)] 9点(2022-12-22 23:52:24)(良:1票)
9.《ネタバレ》  『スラムダンク』ミリしらだったのだけど(『ジャンプ』卒業して49年経つし)とても楽しめた、面白かったわ。

 何が良かったって、巧いのよ、原作の人が脚本書いて監督したこの映像作品が。映画の言語よりはマンガの言語、アニメの言語で描かれているのだけれど(多重モノローグたっぷりだし)、時系列を崩した上で再構築して、説明し過ぎずに行間を読ませ、要所要所に情景描写を挟み込んで。映画らしいかどうかなんてどうでもいいくらいには見事な映像作品になってると思うわ。ロン毛の番長風のカレが仲間になってゆく過程はさすがに行間空きすぎてて読み切れなかったけれど。

 核になっているリョータのエピソード(原作は彼が主人公ではないのよね?多分あの赤い短髪のガラ悪い兄ちゃんが主人公よね?)が静かに情感豊かに描かれ、交互に進行してゆく試合シーンのダイナミックな映像との差で生まれるコントラストが上手いわ。実のところほぼリョータのお母さんの物語で、それは『スラムダンク』って大きな核からしたらかなりな脇道なのかもしれないけれど。でも多くを語らないあのお母さんの存在感がこの映画を深い、味わいのあるものにしていたわ。

 原作ミリしらだったので試合の進行もワクワクと楽しめたし、相手校のあのずーっと表情に変化のないカレが最後に突然号泣するところなんかも上手いわぁ、ってカンジで、つまりこれって井上雄彦って人の才能よね。それだけの才能を持った人が、その才能を発揮した作品っていう。マンガ家さんって凄い才能の人が多いのだけれど(自らの個性と絵と物語で世界を創造するっていう)多くの人の共同作業となる映像製作にまで長けてゆくとなると、もうひれ伏すしかないわ。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 9点(2022-12-20 15:43:17)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 48人
平均点数 7.98点
000.00%
100.00%
200.00%
312.08%
400.00%
512.08%
636.25%
71122.92%
81327.08%
91429.17%
10510.42%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.20点 Review5人
2 ストーリー評価 8.50点 Review10人
3 鑑賞後の後味 8.50点 Review10人
4 音楽評価 8.40点 Review10人
5 感泣評価 8.10点 Review10人
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