165.《ネタバレ》 20分後に10万マルクを工面しないと殺される彼氏のために、走りまくる女性ローラの話。無限にある可能性の中の3つのカケラの話。各カケラの序盤にアニメが挟まっていて、このアニメが雑で下手なのが、また、いいリズムと味を出しています。一番感心したのは、ローラが激走中に遭遇した人の未来の運命を、十数枚の連続写真でチラ見せするというアイディアです。ローラがリセットを繰り返すことにより、ローラの運命だけでなく、激走ローラの周りの人達の運命をもピタゴラスイッチ的に、バタフライエフェクト的に変えてしまうことを端的に示すだけでなく、アクセントとしても有効で、更には、チラ見せ運命は笑える結末が多く、爆笑の連続でした。まったく飽きずに最後まで楽しめました。また、機会があったら見たいくらいです。独語原題は「Lola rennt」、英題が「Run Lola Run」。今気づいたのですが、英題をつける際「能登かわいいよ能登」構文を採用したことが成功の秘訣だったのかも知れません。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 8点(2023-05-17 20:23:21) |
164.《ネタバレ》 リミットまで20分しかないのに、それで映画作れんの?って思ったら、そういうことね。 受話器を放り投げるシーンからのスピード感は秀逸。 音楽もいい。 一分一秒を争う映画は、ドイツ語だから可能なんであって、これフランス語なら成立しない気がする。 |
163.《ネタバレ》 テクノミュージックに乗せて主人公が走りまくる。 観てる方もカタルシスを感じる。 最初の邪魔で運命が変わる、ついでに周りの運命も大幅に変わる。 バッドエンドになったらリセット、ハッピーエンドになるまで走り続ける。 他人がやってるゲーム実況を観てる感じか? 【たんたかたん】さん [インターネット(字幕)] 6点(2017-08-22 22:18:40) |
162.《ネタバレ》 低予算で撮られた作品だと思いますが、「いいこと思いついちゃった!やっちゃおう!」と 勢いのままに一気に映画にしてしまったような作品です。 ちょっとしたタイミングのズレでその先に全く違う人生が待っている。 本作の前年製作の「スライディング・ドア」などと共通するテーマ。 絶えず音楽が鳴りっぱなしの映画ってあまり好きじゃないんですが、本作にとってはそれが大正解。 20分しかない。一息つく暇も無い。ローラが走り続ける。そこに絡む音楽との一体感がいい。 ローラの派手な赤毛が作品の色合いのいいアクセントとなっています。 とにかく時間がない。ローラを全力疾走させなければならない。 アパートの階段も全速力で駆け抜けなければならない。そこで挿入されるアニメーションも効果的。 3回目、まだやるの?という感じもあるのですが、(ローラの全力疾走シーンはさすがに飽きてくる) ラストはサクッとユーモアの効いたハッピーエンドが決まりましたね。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-08-05 15:50:02) |
★161.いっぱい実験的なことやってますけど、思い切りの良さとイキオイがあって面白かった。 疾走感が伝わる撮り方が良い。ローラの切る風を感じることができる。 F・ポテンテの走り姿も美しくて良い。 80分という尺の短さも良い。 それにしても人生の可能性っていろいろあるもんだなあ(笑) 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-07-22 00:07:07) |
160. たのむ!みなさん!この映画だけはネタバレしちゃだめだ(笑)! ジャーマンテクノのイケてる音楽とともに走るローラを応援しない人はいないだろうなあと^^ ぜひ観てほしい、ネタバレなしで観てほしい、傑作ジャーマンムービー!意外と奥深いですよ(笑)。 【JF】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-12-25 11:35:55) |
159.《ネタバレ》 ゼルダの伝説ムジュラの仮面、の元ネタらしいですね。それを知ったので観ました。なるほどの展開ですが、失敗をやり直し、成功へ導くって部分だけでもう3倍ぐらい面白くできそうなものすごいアイデアなのに使いこなせてなくてもったいない感じです。それでもまあまあ面白い。このアイデアを使ってしっかり作り直せばすごく楽しい映画が生まれそう。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-05-07 00:07:24) |
158.《ネタバレ》 海外ドラマ『トゥルー・コーリング』を思い出す演出。 何か行動を大きく変えるのではなく、小さな変化で結果が大きく変わるというところがミソでしょう。 映画というよりかはゲームのリプレイを見ている感覚。今作を観て、世界には“If”があふれているものだと思いました。音楽が個人的に大変好みです。遊び心も好き。 ただ、同じフィールドで違う展開を楽しむだけの作品ですから、『飽きる』という意見は、わからなくもないです。それに、ゆっくり落ち着いて映画を観たいときには不向きな作品でもありますね。それでも娯楽作品としては◎でしょう。 少々残念だったのは、ローラの強さ・性格がブレてしまったことでしょうか。特に父親とのファースト・エピソードで完全にブレちゃいましたね。強いキャラでいきたいのであればもう少し強さを前面に押し出しても良かったのでは。 ですがそんなことよりも最も致命的なのは、父親、マニ、ローラといった主要人物に、何と言っても魅力が足りないことでしょう。いや、これがドイツではウケるのかもしれませんが、きっと私達日本人の感覚とはずれています。マニとローラは何となく応援したくはなっちゃうんですけどね。 ついでに言うと、道行く人の運命までもが大きく左右されちゃうってのはかなり強引だったかもです。その着眼点は面白いと思いますが。 ・・・ってゆーか、あんなところからやり直さずに、ローラが車で迎えに行くところからやり直せば簡単に解決できるのに・・・とか考えたらだめなんでしょうね。きっと。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-11-16 00:17:19) (良:1票) |
157.いい。こういうスカッとあっさり終わる映画が好き。 |
156.《ネタバレ》 アイディアありきの映画という感が否めない。当時テクノ流行ったから、その流れだったのかな。 【afoijw】さん [映画館(字幕)] 5点(2013-04-14 18:21:05) |
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155.スピード感は好き。走っている映像も好き(自分が走り好きだから)。 でもストーリーはいまいち。流し見する映画にはよい。 【MS】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-04-09 17:16:35) |
154.《ネタバレ》 バタフライエフェクト…よりこっちが先だけども、父の不倫とか出生の秘密とかおいしいネタをうまく使って料理しているところがいい。 最初のパターンの際の父の反応が個人的にウケまくってしまった。 一分のスキもなくあそこまではっきり拒否されると、ものすごく気持ちがいい。 意味不明の無敵の絶叫はなにか「ブリキの太鼓」を思わせる。 そもそもで女に理不尽な要求をして助けを求める男は放っておく、というパターンもあってもよかったな。私ならほっておく。 ポテンテごつい。走る走る。やっぱり美人じゃないけどポテンテの場合はそこがいいのだと思います。 【パブロン中毒】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-03-21 21:42:55) (良:1票) |
【棘棘棘棘棘棘棘】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-01-23 18:34:59) |
152.ボーっとみたい時には良いかもしれない。時間の無駄というほどではないが、二度とみようとは思わないか。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-10-30 23:25:53) |
151.《ネタバレ》 久しぶりに「アイデアで勝負!」という映画に出会いました。ジャーマン・テクノに乗って走りまわるローラの姿は実に爽快!バギーパンツ姿で走るローラは下半身がどっしり(安産型)しているから走るフォームに説得力があります。しかし、恋人のマニの情けなさはツボにはまります。こいつが自転車に乗った浮浪者を追いかけるときの走りっぷりは、ローラと対照的でおかしかったです。監督の意図が?だったのは冒頭ローラが走り出す前の部屋でテレビがドミノ倒しの番組を放送していますが、テレビの音声が日本語なんです。これはなんなのでしょうか。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-15 12:21:37) (良:1票) |
150.大事件が起こるわけでもないけど、アイデアで最後まで観させてしまう作品ですね。人間が必死に走る姿って好きだ。ローラの彼氏の駄目人間ぶりは許せんが。 【次郎丸三郎】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-01-22 12:42:27) |
149.《ネタバレ》 昔は女が囚われてて男が助けに走ったものだが、いまは逆になってしまった。どちらにしろ人が走るってのは、見ていて気持ちのいいものだ。趣向頼りの映画ってしばしば薄っぺらになってしまうものだけど、ここまで徹底すればそれが全体の味になる。上映時間80分てのもちょうどよかった。『羅生門』に始まる変奏曲形式映画。ヤクザの車を回避したかと思った3回目で正面衝突してしまうのがおかしい。3回目では男も走り、そうするとメデタシメデタシになる。もちろん2と3は死にぎわのローラが見た束の間の夢かもしれないのだが。ただこのラストは物足りない。こんなつまらん男は捨てて、ローラは別角度を向いて走り出すべきではなかったか。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-11-16 12:10:09) (良:1票) |
148.《ネタバレ》 ちょっと面白かった。 雰囲気とか見せ方もわりかしかっこいいし、良作ではないかと。 話がちょっとちみっちゃい感じがするのが残念なところだけど、選択ごとに状況がかわるパターンを3つっていうのは面白かったなぁ。 最初のがホントで残りがifっていう解釈があることにちょっと新鮮みを感じた。昔のフランス映画みたいな哲学同人みたいな嘘くささとは違うアニメ的なウソクササがすき。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-10-26 19:21:14) |
147.思いつきだけで作ってしまった感じですね。Youtubeにもありそうなレベル。 筋も時間設定も破綻しています。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2008-02-05 19:01:39) |
146.《ネタバレ》 これは作り手の「何か新しい感じにしよう」みたいな意図がかなり伝わってきました。奇抜な髪型で自らのクリエイティビティを主張したがる高校生のような映画だった気がします。カメラのカットの手法も途中でうんざりしましたし、主役の二人もよくわかりません。特にローラがカジノで上げる金切り声にはかなりうんざりでした。「もしあの時こうだったら、この時はこうなる」、人生の分岐路ってやつですか。でも、例えばぶつかるかぶつからないかでその後の人生が変わるんなら、そこで変わったとしてもまた次の瞬間のほんの些細な出来事でまた変わるはずでしょう。ある瞬間の出来事だけにスポットを当てるのはおかしいと思います。屁理屈かもしれませんが。とにかくこの映画は斬新なようで全然斬新じゃない気がしました。あくまで個人的に。唯一よかった点は時間が短かったことです。 |