7.ジュネーブ条約ってのがそもそも変なものだと思うべきで、それは戦争ってものの「変」につながっている。将校は労役につかせてはいけない、なんて格差にこそ戦争の本質があるんじゃないか。『戦争にかける橋』も、けっこうそこにこだわってたし、欧米人にとっては日本の野蛮のポイントだったらしい。そしてそのしわ寄せが一般兵士に行っちゃう図式。自首してきたクリスチャンの好青年を裁かねばならなくなる不条理。ただ図式がきれいに浮かびすぎたきらいはありました。イケウチのふてぶてしさこそが、あちらの人が見る日本人の典型なんでしょう。やはり切腹は出ちゃいました。怨みつらみを述べずに従容と死についていく、あれも分かりやすい日本人の姿。うねりに欠けた作品だし、分かりやすく簡単に整理しすぎちゃった気もするが、理解しようとする姿勢は認めます。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-09-16 09:20:08) |
★6.《ネタバレ》 久々に見た「C級映画」映画というよりはヘタな御芝居を見せられただけの印象しか残らなかった。まず冒頭の音楽が「戦メリ風」で早くも嫌な予感(本当にジョン・ウィリアムズ?)裁判の場面が多いので仕方がないが、みんな芝居が紋切り型で観ててこちらが恥ずかしくなる。途中から重要な役で出てくる通信兵はどう見ても日本人にはみえないし、誰かに似ていると思ったら坂本龍一似・・・しかも「正直な日本人」の彼はキリスト教信者で英語が流暢って、この設定こそがこの映画製作者の無意識の差別が垣間みられる所。拷問、処刑の場面などもっと「魅せる」描き方があるだろうに30年前の映画を観てるようだ。最も重要なパイロットの弟がなぜ兄が処刑された場所を知っているか、という答えが「トラックの後を追いかけた」って、おいおい拷問され血まみれで半日土間の下でのびてた人間がどうやって占領下の敵地で車を追いかけられるんだい・・・。正に学校教材レベルの映画で日本の戦争犯罪うんぬん以前の駄作です。ちなみに「偽デビット・ボウイ」も出てきます。 【westing11】さん [ビデオ(字幕)] 2点(2011-07-08 16:59:15) |
5.《ネタバレ》 大学の講義で鑑賞しました。現在日本ではレンタルも販売もされていないらしいですが、権力を持たない人間が罪を押し付けられる現実と「罪」の意識そのものについて考えさせられる結構いい作品だと思います。もっと多くの人に観てもらいたい作品です。 【HOPUKO】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-11-22 21:31:33) |
4.深夜放送がきっかけでビデオを見ました。戦争(後)映画としてはかなり良く出来ていると思います。豪の製作だけど、自国側だけの視点ではなく、日本人の反戦論者の心理描写もよくわかり道徳心くすぐられました。なのに知名度が低いのが残念。八月にゴールデン枠で流すべき! 【1754】さん 8点(2003-05-31 02:08:11) |
3.日本人の描かれ方が西洋の映画には珍しく「いい人」「いやな人」の両方出てきた。 【しん】さん 5点(2002-01-17 01:33:25) |
2.オーストラリア人はあの戦争では完全な被害者のつもりらしい。でもさ、日本人捕虜を一番虐待したのも奴らなんだぜ!会田雄二著の「アーロン収容所」を見よ! 【ゴン】さん 1点(2001-05-02 19:39:27) |
1.探しまくって貸し出し待ちをして、ビデオを見ました。若かりし頃のラッセルクローを見たくて。結構日本人が出演していたので、あの頃から彼の日本テイストとの共演が始まったのだなと一人で納得していました。内容は、何とも言えません。どこの国も同じだからそういうものなんだろうけど、自国を守るというか・・やられたという被害者感が強く表れていた感じがしました。 【にゃん♪】さん 4点(2000-05-20 23:15:42) |