6.《ネタバレ》 富江の血を分け与えられた劣化版富江たちが、己の寿命に抗うために純粋な血を求めて戦う、、、といっても別に激しいバトルが繰り広げられるわけではありません。 終始地味です。 ただ、ラスト、炎に照らされながら主人公の同胞爆誕!する場面は、ちょと不気味でよかったです。ですが全体含めて富江の妖艶な魅力やら怪しげな雰囲気やらがほぼなく平坦な印象でした。 【クリムゾン・キング】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2023-03-11 18:15:23) |
5.《ネタバレ》 富江vs富江ですが、別にどちらの富江に軍配が上がろうがどうでも良いです。最後の富江はまるでエイリアンのようでした。クリスマスイブに夜中で一人で観るような映画ではなかったですね。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2021-12-25 02:00:51) |
4.《ネタバレ》 CGにしても、怪奇メイクにしても胡散臭くてとても見てられない。無料放送なので目にしてみましたが、最後まで苦痛でしょうがなかった。はいはい終わってくれたか「ありがとう」ってほどだった。 だいたいそもそも、富江vs富江というタイトルセンスがいちいち気に入らない。奇をてらうならそこは少し変化球気味に 富江vs富子とか富三郎であってほしかった。もしくは、富江vs富子&富江とか、そうしてほしかったとか勝手に思ってみるが、また別にいいじゃないか本編つまらなかったんだからさ 少しくらい好き勝手を言わせてください。少しくらいタイトルで遊んでみたっていーじゃないか!祟るんなら祟りなさいよ 富江なんて怖くナイ!あびる優なんて怖くない! 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2021-09-05 18:50:10) |
3.脚本、演出、俳優の演技が商業映画の水準に達していない。そもそも「富江」を完全に誤解している、乳臭いガキに富江役が務まるわけがない。 【センブリーヌ】さん [インターネット(邦画)] 3点(2019-04-07 19:00:02) |
★2.《ネタバレ》 伊藤潤二原作のホラーマンガシリーズ「富江」の映画化第7作で、監督・脚本は「富江 最終章」(2002)で助監督をしていた人物である。映画紹介ではこの映画を「完結編」としているものがあるが、それなら「最終章」とは何だったのかということになり、またこの後も富江映画は製作されているので全く完結していない。その時々でこれが最後の決定版だと宣言したいのかも知れないが、それにしても今回はかなり番外編的な内容になっている。
今回も一応は原作にネタ元があり、「梅原」「尚子」という人名は「ある集団」から、誰彼構わず注射するのは「通り魔」からだろうが、しかしストーリーは全く違っている。原作では注射されると完全に富江化していたが、この映画では「出来損ない」の半富江になるというのが独自の設定で、またこのことから、人間の部分を残した半富江の悲恋物語ができているのが今回最大の特徴点と思われる。 放っておくとやがて自滅するなど本来の富江にはありえないことで、その半富江が生存をかけて争う様子は哀れともいえる。一方で、満を持して登場した本物は元彼の生命などには頓着なく、半富江の最後の思いも踏みにじって1人だけ生き続ける形になっており、さすが本物は無慈悲で無敵という印象があった。死んでいった人々には申し訳ないが、この富江ならもう大丈夫、という安心感さえある。 全体的な雰囲気としても、背景音楽のせいもあって邦画ホラーというジャンルに捉われない怪奇映画のような風情がある。エンディングテーマも本編と統一感があって余韻を残し、最終的にはけっこう佳作と思わされる映画になっていた。
キャストに関しては、今回の富江役といえば一応あびる優という人だろうが、ほかにも半富江と思われる人々が多く、序盤の枝分かれ元も別の富江だったとすれば子役2人(笠菜月・荒川ちか)を含めて富江演者が5人にもなる。自分としては派手目の顔より堅実な顔が好きなので、実は2番手の半富江(演・松岡恵望子)を応援していたが、わりと簡単に排除されてしまったのは残念だった。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 6点(2017-11-26 21:58:23) |
1.このシリーズでは、とても大変な世を揺るがすような事態が、小さな狭い世界で展開してそのまま小さく狭く終わるってのが多く、たとえば学校の一クラス、たとえば一つの家庭内。そして今回はと言うと、マネキンリサイクル工場という中小企業内で、赤い富江と黒い富江とが争っている。世界にばらまかれた富江の血が起こした結果にしては、話が小さい。いや、それがいけないって言うんじゃなくて、それにもっとこだわれば面白くなれたんじゃないかと思うの。赤と黒それぞれに心服し服従している男どもがいて、いわば二つの女王国が中小企業の中で戦争しているようなもの。その戦争を描けばこのシリーズに新展開をもたらしたかも知れない。歌舞伎でよく、市井の世話物的な暮らしが実は源氏と平家の武将のせめぎあいだった、っていうのあるでしょ、ああいうのが至って好きなんだけど、ああいったスケールの意図的な混乱によるめまいのような味(普段のものと超絶したものとが簡単に入れ替わり得る世界)が、もしかすると生まれたかも知れないのに、二派の対立ってのは膨らまないで終わっちゃって、いつものドロドロした再生シーンになってしまった。惜しい。パッケージの表記を信じるなら、これでシリーズは終了って言うんだけど、どーだか。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 4点(2008-11-25 12:13:56) |