1.《ネタバレ》 The Fisrt・The Nextばりの結構カッコイイ感じの3号の話で、しかも我らが侑斗の復帰作だ。見ずにはいられない。
だが内容的には、どうしても「またか感」が否めない。前に見たのは1号2号がショッカー側についたパラレルワールドの世界。今回も1・2号が死んでショッカーの思う壺になった世界で、とても良く似ている。こいつら(白倉だけかな?)の好きなライダー対決に都合がいいのだろう。
前回はタイムマシンを駆使する電王が重要な位置を担っていた世界で、上手いこと物語を作っていたが、今回は同じ時の列車を駆るゼロノスの活躍の割には、その辺の工夫というか展開が物足りない。
もちろん過去に行って転換点を改変しちゃえば簡単だが、それじゃあツマラナイのは分かっている。何らかの枷をはめた上で最後にせめて例の人(今気づいたが、死んだ人と消えた人両方共だ)の顛末だけでも、未来に覚えている人がいればその人は消滅しない、という電王世界のお約束で救ってあげればよかったのに、と思う。
却って、今のライダー世界に戻ってくるのを諦めて、完全な徹頭徹尾パラレルワールドとして3号を描いてみても良かったのではないか、とも思う。その中で歴代のライダー達がいてもそれはそれでイケたのではないか。
そして今回一番ガッカリだったのは、いつも強大な姿で現れるショッカー首領を倒すのが、仮面ライダーたちではなく(ドライブが参加しているとはいえ)戦隊連中のロボットだったことだ。そりゃあ無いぜ。最後までこれは仮面ライダーの世界として、見たかった話だ。
ところでバイクと車の異種レースがありなら、列車も良いじゃねえかよ。ゼロライナーならスタート地点とゴール地点そ時間的に飛び越えることが出来ると思うんだが、まあそれを言っちゃあお終いか。