1.《ネタバレ》 新規作品登録のために調べたところ、監督は千葉誠治さん。主に“忍者もの”アクションを得意とする監督さんです。そして主演は「羽賀研二売名騒動」で一躍名を馳せた桜庭あつこさん(“羽賀研二売名騒動”や“桜庭あつこ”が分からないちびっこは、お父さんに聞いてみよう。きっと馬鹿なこと言ってないで勉強しなさいって怒られるよ!)。さらに桜庭あつこさんは、この当時グラビアアイドルから格闘家に転身していることも判明しました。どうりでカンフーチックなバトルアクションが多用されているワケです(劇中では空手経験ありという設定)。副題のBRQは、バトルレースクイーンなのかバトルロワイアルクイーンの略なのか知りませんが、いずれにしてもレースクイーン同士が殺し合いを強いられ、生き残った一人だけ命が助かるという「観たことあるぞ」なストーリー。勿論、全員レースクイーンコスチューム着用がお約束。ただ、お色気シーンはほぼナシという謎のストロングスタイルでありました(注:正しくはオフザケ・ストロングスタイル)。私が演者の中で名前を承知していたのは、桜庭あつこさん以外は、「牛川とこ」「インリン」「横須賀まりこ」くらいでしたが、当時それなりに売れていた方々が出演していたのではないかと推測します(見たことあるような、ないような。基本的に美人がいないような、いないような)。タイムリミットを設定していないのに、何故か時間経過を事細かに知らせる摩訶不思議な演出。武器は支給されるも、サバイバルアイテム(水や食料、ツールなど)の支度が無いのは、手抜き云々以前に、ロマンに欠ける残念な設定と言えましょう。ドラマ的に観るべき部分もありません。ですから、唯一の見どころは桜庭さんの足技(美脚という意味ではなく、回し蹴りとか、ドロップキックなど)ということになります。多分、本作を鑑賞すること自体、高いハードルですので、筋金入りのB級映画マニアか、暇を持て余している方、あるいは熱狂的な桜庭あつこファン以外はスルーで問題ありません。