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(レビュー・クチコミ)
ちょき
[チョキ]
2016年
【
日
】
上映時間:98分
平均点:
7.33
/
10
点
(Review 3人)
(点数分布表示)
公開開始日(2016-12-03)
(
ドラマ
・
ロマンス
)
新規登録(2020-03-23)【
かっぱ堰
】さん
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キャスト
吉沢悠
(男優)
波多野直人
藤井武美
(女優)
和泉ちぬ
(女優)
広澤草
(女優)
芳本美代子
(女優)
小松政夫
(男優)
配給
S・D・P(スターダストピクチャーズ)
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3.
《ネタバレ》
まず、導入部から波多野青年 (吉沢悠) の日常を丁寧に描いており、とても好感が持てる。続いて、美容室にて常連客たちとの軽口があり、彼の人柄や人間関係もわかりやすく、実に手際が良い。 やがて、満を持してサキ (増田璃子) が登場すると、まるで「そよ風」が吹いたように、映画全体が爽やかな空気に包まれた。 その彼女が青年と二人、バイクに乗って海岸線沿いを颯爽と走り、マリーナシティを楽しみ、砂浜を歩く。それだけで視覚的には十分に楽しめるものだが、、しかし、彼女は盲目だ。バイクの疾走感と彼の背中、海のかおりと潮風とつないだ手の感触、、我々も一度は目をとじてみて、彼女の「体感」を想像してみるのもいいだろう。 神社の「絵馬」のメッセージが感動的なのは、その前段において、サキが見えない目で書道に取り組んだからである。それはつまり、伝えたい言葉を (つたなくても) 自分で書きたい、、そう思わせる下地があったからこそ。 全体的には、透明感ある青と白を基調とした、色合いのキレイな映画だったと思う。 また個人的には、なぜだか「ジョゼと虎と魚たち」を思い出す映画だった。 最後に余談だが、和歌山県産の映画に好作多し。大げさではなく、有田みかん、紀州梅干、と併せて、もはや "和歌山三大特産物" に認定したいほどだ。
【
タケノコ
】
さん
[インターネット(邦画)]
7点
(2024-04-12 21:26:43)
(良:1票)
2.
《ネタバレ》
ひなびた和歌山の静かで美しくてやさしい情景に包まれた、淡くてささやかな物語。この雰囲気は個人的にはとても好み。こういう愛のかたち、素晴らしいことだと率直に思う。このふたりなら、慈しみ合い、支え合っていけるだろうと。
主演女優はエライ透明感のある美人さんで、素朴な演技も含めて少し唐田えりかちゃんを思い出した。その意味ではひとつ枠が空いたので、今後も頑張ってくれると嬉しい。
【
Yuki2Invy
】
さん
[インターネット(邦画)]
7点
(2020-03-28 22:41:09)
(良:1票)
(笑:1票)
★
1.
《ネタバレ》
和歌山県が出る映画を見たのは8本目である(ドキュメンタリー含む)。個人的には最近、和歌山県のイメージが著しく悪化しているが、それはこの映画の評価に直結しない。映像面では橋の風景(紀の川?)が特徴的で、これはご当地感とともに開放感とか飛翔感の表現だったかも知れない。
物語的には全盲の少女と、美容師の男の交流物語になっている。ジャンルとしては「ロマンス」だが、いわゆる「淫行」はしていないので犯罪とはいえない。妻を亡くして一人暮らしの男のところに若い娘が訪ねて来て、浮かれてしまったのは無理もない。
最後はハッピーエンドっぽく終わっているが、問題なのはこれだけ年齢が離れていると、それぞれの世界認識が全く違うのではないかということである。少女が男に好意的なのは明らかとしても、例えばまだ父親像と恋人像が分化していない状態かも知れず、これに適切に対応するには男の方に思慮と責任感が求められる。しかしその男の方も、実は娘だか恋人だか妻だかわからないまま少女に対しているのは問題だろうが、この少女を愛しく思う心情だけは間違いないということらしい。男が身を引けばいい結果が出るわけでもなく、リスク覚悟で少女を独りにしない(自分も独りにならない)と決めたのなら、それはそれと思わなければならない。あるいは亡き妻と一緒になった時も同じ心境だったのか。
またその亡き妻が共通の記憶になって、今後の二人の関係にガイドラインを提供する可能性もある。そもそも今回は妻が結びの神だったようで(天満宮は性質が違う)浜辺でつないだ左手の指輪は二人の間に挟まる異物というよりも、二人をつなぐ結び目だったのかも知れない。実際は死者の意向などわかるはずもないわけだが、絵馬を通じて、それぞれが互いの幸せを祈った結果がこうなったのなら必然ともいえる。
ちなみに鑑賞者側としても、男が少女を愛しく思う心情は、男を介さず少女の映像から直接感じる(ロリコンと言うなら言え)。鑑賞者としては黙って見ているだけだが、劇中の男なら職業柄、髪を扱う指先に感じる/込めるものがあったと思われる。時代をこえた二人の接点が髪だったということらしい。
キャストとしては、主演の増田璃子という人は同じ監督の「転校生」(2012)というショートムービーでも見たことがあり、今回かなり好感度が高まったが、最近の情報がないようでどうしているのか不明である。目の上に傷が見えるのは何かと思ったら、これは物語上の意味があったらしい。また友人役の藤井武美という人もときどき目にする若手女優なので今後に期待する。ちなみに芳本美代子という人は今回少しかわいく見えた。
【
かっぱ堰
】
さん
[インターネット(邦画)]
8点
(2020-03-23 20:29:06)
(良:1票)
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【点数情報】
Review人数
3人
平均点数
7.33点
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1
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2
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3
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4
0
0.00%
5
0
0.00%
6
0
0.00%
7
2
66.67%
8
1
33.33%
9
0
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10
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