ガーンジー島の読書会の秘密のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ガーンジー島の読書会の秘密

[ガーンジートウノドクショカイノヒミツ]
THE GUERNSEY LITERARY AND POTATO PEEL PIE SOCIETY
2018年上映時間:124分
平均点:6.40 / 10(Review 10人) (点数分布表示)
公開開始日(2019-08-30)
ドラマミステリー
新規登録(2020-05-06)【かっぱ堰】さん
タイトル情報更新(2020-05-20)【かっぱ堰】さん
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監督マイク・ニューウェル
キャストリリー・ジェームズ(女優)ジュリエット・アシュトン
ミキール・ハースマン(男優)ドーシー・アダムズ
グレン・パウエル(男優)マーク・レイノルズ
マシュー・グード(男優)シドニー・スターク
トム・コートネイ(男優)エベン・ラムジー
ペネロープ・ウィルトン(女優)アメリア・モーグリー
脚本ドン・ルース
トーマス・ベズーチャ
撮影ザック・ニコルソン
配給キノフィルムズ
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【クチコミ・感想】

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1
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10.《ネタバレ》 タイトルに読書会と入っているくらいだから、さぞやあれこれ本ネタが提供されたり読書談義が交わされたりとか、はたまたドイツ軍の目をかいくぐるために工夫をこらしてとか想像したのですが、その辺はほとんどありませんでした。また、いわくありげに過去の経緯があれこれ示唆されるのですが、思ったほどひねりはありません。一方で、主人公のロマンスもどきには変にウェイトが置かれています。と、普通ならアラが目につくはずなのですが、リリー・ジェームズのまっすぐな存在感と、周辺人物の奇妙な存在感のぶつかりによって作品がまとまりを確保しているという、何か不思議な作品。メインディッシュは印象に残らないんだけど、それ以外がやたら美味しいというか。
Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-12-21 01:00:55)
9.《ネタバレ》 ミステリーというより、ひと昔前の少女マンガの世界。そもそも「秘密」が弱いというか、取って付けた感じというか。もっと登場人物がいろいろ絡むのかと思ったら、途中から唐突に現れたトンビに油揚げをさらわれるようなお話で。なんかスッキリ感がありません。
それでいて、終盤はモテモテのヒロインがおいしいところを全部かっさらって一件落着。長編小説のようなものを書き上げていましたが、そんなに書くことあったかなと。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-12-18 02:50:44)
8.《ネタバレ》 ガーンジー島については知らなかったので勉強になった。イギリスとしてはドイツに占領されたというのが汚点ではあるのだろう。その中で抵抗した女性がいた。とはいえ、ドイツ人も全部が悪人ではない(だからと言って、子供まで作っちゃうのもどうかと思うし、それを「アバズレ」と非難することで作品全体の中立性を保っているとも言える)。という、「民族と国家」をある種切り離した視点で描いており、深い感動はないが無難にキレイにまとまっているという印象。難点は題名からはもっと読書の効用について語られるのかと思ったがそれは殆どないのと、ロマンス系の話が少々余計だったことかな。まあ、こうなるんだろうなということは冒頭からわかるんだけどね。という意味ではありきたりな恋愛話でもあるが。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-12-10 11:21:32)
7.《ネタバレ》 ナチスに向ける敵意、ドイツ人男性とのロマンス、命を落としたのはアカの他人を救おうとしたため。エリザベスの自分に正直な(過ぎる)生き方は真似の出来ない頭が下がるもの。読書会は抵抗運動のシンボルなのかとの予感は大ハズレで、その時代にその場所で生きた人々の姿が淡々と描かれています。地味だけど会のメンバーの心情が浮かび上がる落ち着いた良作です。リリー・ジェームズのロマンス模様はステレオタイプで可も無く不可も無く。往年の神経質なキャラが印象深いトム・コートネイ(81歳)は、地味な役柄であっても年季を感じさせるお姿で本作の収穫です。
The Grey Heronさん [インターネット(字幕)] 6点(2021-07-27 13:21:21)
6.《ネタバレ》 わりとロマンチックな内容なのかと思って観始めたんですが、戦争とナチスドイツがしっかり関係していて今まで全く知らなかったガーンジー島のことも知ることに。早々に占領され苦しい時期が長かったのですね、没収された豚ちゃんたちも虐殺されてしまったのでしょうか、豚まで取り上げるなんてなんなのよ。
そして「ダウントン・アビー」のファンにはうれしいキャスティングです。リリー・ジェームズは現代ものよりクラシカルな時代ものの方が魅力的に感じます、ほんとにきれいでカワイイ。
ドーシーからの手紙を読むシーンでジュリエットとの未来が予測できるんですが、「読書会の成り立ちとそのメンバーとエリザベス」まずはこれを中心に持ってきていて、ロマンスの方は抑え気味になってるのが好感持てました。伝えたいことが明確になっていると思います。
ところで親切で良いドイツ兵を登場させているのにいちばんびっくりしたかな、今まで観た記憶がないもの。
原作は実話ではないんですよね?実話の部分もあるのかしら?
登場人物のキャラもそれぞれ個性があってしっかり描かれている。島の風景も素晴らしく品性を感じるいい映画でした。
作品のニュアンスがどことなく日本映画に近いようなものも感じました。
envyさん [インターネット(字幕)] 8点(2021-05-13 14:43:59)
5.《ネタバレ》 戦争時代のミステリーと思ってみていましたが、全く違う映画でした。
大切なのは"筋"ストーリではなく、主人公ジュネリエットの意識の流れ。
彼女がこの物語を紐解く中で、この時代の価値観の違い・違和感に気が付いていきます。
そして行方不明のエネリザべス生き方からから、自立していく、女性像を獲得していきます。
戦時中の従属的な女性像から、自立していく女性へと意識は流れていく。
この島に来たからではなく、どこにいても彼女は、そうなっていったろうし。
モノを書くということで、亡くなった人たちへの鎮魂に身をささげる決意をします。
彼女の両親も戦争で亡くなっているので。
フィアンセとも幸せになれないと悟る。時代の価値観が違うことに気づきます。
だからドーシーからプロボースも、途中から自分から切り出します。
自分の居場所は、自分の意志で決める。彼女の意志の表れなのでしょう。

島なの景色がたいへん落ち着いていて綺麗
脇を固める俳優たちも魅力的でいい映画でした。
シロツグさん [インターネット(字幕)] 7点(2021-04-23 23:03:16)
4.《ネタバレ》 「ダウントンアビー」と「ドクターマーチン」ファンとしてはうれしい配役!
頑丈で不気味なドイツ軍のicon=巨大建造物が未だにそびえたっている、ガーンジー島。住民たちはドイツ人を心から憎んでいるというのもうかがえた。ポーランドとロシアから奴隷を。。。の下りは知らなかった者からすれば、特にジュリエットのような作家なら書きたくなるのも当然だろうと思った。
恋愛を変にねじ込むよりもっと淡々と進めてほしかった気もするがそれだとやはり盛り上がりに欠けるのだろうな。
HRM36さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-04-14 09:46:57)(良:1票)
3.《ネタバレ》 一冊の本がつなぐ出会い。
ジュリエットがガーンジー島に降り立った時から、二人の恋の行方が気になってワクワクが止まらない。
だが、ドーシーには娘がいて、読書会の名付け親のエリザベスが島にいない?
おまけに島に来る前に婚約までしちゃったじゃんか。
というようなことを浄化するのは、エリザベスを巡るエピソードと、郵便局長やアメリア、アイソラといった島の人たち。
特に郵便局長と孫のイーライが素晴らしい。
あんなアメリカ人と結婚させるなとジュリエットの所へ行かせる局長。
そして、母親が亡くなっていることを娘のキットに告げようとするドーシーに、エリザベスからもらった勇気の出る勲章を手渡すイーライ。
とてもいいシーンだった。
それにしても、リリー・ジェイムズは現代劇より、中世とか20世紀中盤までの衣装が素晴らしく映える。
彼女のキュートな笑顔にも加点。
roadster316さん [DVD(字幕)] 8点(2020-12-30 16:38:47)(良:2票)
2.流し見でしたが、いい映画でした。
いずれもう一度しっかり観よう…。
愛野弾丸さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-10-18 20:39:28)
1.《ネタバレ》 イギリスに属するチャネル諸島のガーンジー島に関わる物語である。第二次大戦ではドイツ軍に占領されたとのことで、ノルマンディーのすぐ近くにも関わらず、連合軍が反攻に転じてからも占領されたままで大変な思いをしたらしい。
原作は読んでいないが映画で見る限り、島の読書会に関わることでなぜか住民が語りたがらない昔の事件があり、主人公がその真相を探っていくミステリー調の展開である。そこにラブストーリーが絡んで来て最後はちゃんとハッピーエンドになる。戦争関連の場面はあるがそれほど過激でもなく、安心して見られる穏やかな映画である。
ユーモラスなところもあり、序盤で出ていた前世と来世の話は、イギリス人もこういう発想をするわけかと笑った。また「あなたの心に住む人」というのも、登場人物の性格付けのためだろうが突拍子もない発言で失笑した。
ちなみにこの島は本来フランス語に近い言葉のはずで、そのことに触れた箇所が若干あったようだが(Bonne nuitに近い言葉)、この点について何らかの考え方なり立場なりがあったのかどうかはわからなかった。

物語の中心になるのは題名のとおり読書会だったらしい。一般論として、一人だけで孤立して考えるのでなく、多くの人々の考えを重ね合わせることで物事の本質が見えて来るということがあるはずで、それが文学なら読書会の場ということになるが、主人公が劇中でやっていたことを見れば、この物語自体が読書会のようなものだったとも取れる。
またラブストーリーに関しては、男連中の顔を見るだけでも結果が予想できる気はするわけだが、本当にその通りになってしまったのは出来すぎである。しかし島の読書会が作家の創造力の源泉になり、ここに住むこと自体が創作活動を支えることになったのならこの結末も正当化されなくはない。実際にフランスの文豪ヴィクトル・ユーゴーがこの島に15年間滞在したことがあるとのことで、それを背景にした物語だったようである。
ちなみに聖書が「愛の書」であるのに、「裁きと悪意」しか読み取らない者がいることを嘆く台詞があったが、これは聖書限定のことではない(映画も)だろうから自戒が必要である。逆にそういうのも自分の考えをまとめるためには反面教師的に役に立つといえなくもない。

登場人物はそれぞれ個性的で、自分としては編集者の男の立場も気になったが、そのほか酒を売っていた女の実像に意外性があって面白かった。一緒の布団で寝たところではもう主人公の親友になっていたようで、養豚業の男とその養女は別にして、主人公が島に住むのを最大級に歓迎したのがこの人物だったのではないか。主演女優はあまり好みの顔ではないが人物像としては悪くなかった。
かっぱ堰さん [DVD(字幕)] 7点(2020-05-09 09:29:01)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 6.40点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4110.00%
500.00%
6550.00%
7220.00%
8220.00%
900.00%
1000.00%

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