5.《ネタバレ》 実は昏睡してない姉の方でした、なんてありがちだけど、そんなサスペンスな展開だと思って観てなかったから素直に楽しめた。
村に一人しかいない女性だという叔母さんが絶妙なタイミングで登場したり、いろんなパーツを組み合わせて、ラストで合点が行くように観せてくれる流れは、やられた!って感じ。
ただ、観ている我々はヤナの怒りを突如知らされる形になるので、幼なじみの悪徳警察官に対する怒りに同調し切れず、置いてけぼりを食らってしまった。
でも、他人の復讐劇なんてそもそもがそんなものかもしれない。
マリカはヤナの怒りや憎しみを充分理解できていたし、それに加担することで自由も手に入れることができたのだけど。
最大の難点は、映画それ自体ではなく、他のレビューワーの方も言っておられたように、邦題。
なんてセンスなんだ。いや、センスという次元ではない。だってそのままじゃん。