戦争と女の顔のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。
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(レビュー・クチコミ)
戦争と女の顔
[センソウトオンナノカオ]
BEANPOLE
(Dylda)
2019年
【
露
】
上映時間:137分
平均点:
5.75
/
10
点
(Review 4人)
(点数分布表示)
公開開始日(2022-07-15)
公開終了日(2022-12-02)
(
ドラマ
・
戦争もの
)
新規登録(2023-03-18)【
Сакурай Тосио
】さん
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音楽
エフゲニー・ガルペリン
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4.
戦場から五体満足で生還出来たもののPTSDの計り知れない傷跡を見せつけるイーヤとマーシャ。二人の言動は常軌を逸しておりマーシャには嫌悪感しかありません。何とか完走出来ましたが、ヘトヘトになりました。
【
The Grey Heron
】
さん
[DVD(字幕)]
4点
(2023-07-31 22:50:41)
(良:1票)
3.
《ネタバレ》
戦争中の二人の女性。
ドラマが進むにつれ、二人の戦時下で置かれた、厳しい境遇がはっきりしてくる。
静かなテンポで進む骨太な話。
空虚な男を描く映画は多いが、ここでは空っぽな女性を描く。
話題になった漫画「戦争は女の顔をしていない」の原案が元らしい。
漫画も読んでみたくなった。
【
トント
】
さん
[DVD(字幕)]
8点
(2023-05-27 23:54:58)
★
2.
《ネタバレ》
第二次世界大戦に参加したソビエト連邦の従軍女性の証言集を「原案」としているが、具体的に誰かの証言を題材にしたわけではなく独自の話を作っている。もとの証言集は主に戦争中の話であり、まだ検閲のある時代に発表されたこともあって悪いことばかりが書かれているわけでもないが、この映画では戦後を対象にして負の側面に集中した形になっている。
映画全体としての主張はよくわからない。もとの証言集の題名と映画の邦題の印象からすれば、要は戦争が悪い、戦争を起こす男が悪いと言いたそうではあるが、確かに戦争が原因で多くの人々が苦しんでいるのはわかるとして、少なくとも加害者と被害者を性別で分けているようには見えない。
しかし、両性一組を中心とするのが本来の家族という保守的な考え方を前提にすれば、劇中女性が戦争のせいで本来の家族を実現できなくなったのが不幸だったとはいえる。さらに死んだ負傷兵のように多くの家庭が破壊されたことに関して、要は全部戦争が悪いのだ、という言い方をするなら比較的納得しやすい解釈にはなる。そのように考えれば戦争と女性というより戦争と家族の映画なのかとは思った。爺さん連中も家族を欲していたらしい。
一方で、主人公と戦友の間に同性愛的な関係が見えるのは理解が難しい。主人公の名前が「スミレ」の意味だというのは、現実にスミレが同性愛の女性をイメージさせる花として扱われてきたことが背景にあると思われる。もう一人の主人公である戦友に関しては、もともと上昇志向や支配欲が強く、自ら戦って勝ち取るタイプの人物だったのではないか。いわば主人公が娘役、戦友が男役であって、女性性と男性性の違いを身体的な性別とは別物として描写していたように見える。色ではこれを緑と赤で表現していたのかも知れないが、ただ終盤では逆転していたようでもあって固定的なものではなかったらしい。
最終的な2人の状態は、現代でいえば同性愛カップルが子を迎えて家族を作ろうとする姿のようで、現代の西欧リベラル的な価値観からすればこれ自体は悪いとはいえない。例えば主人公が提案していたように、孤児を養子にすれば家族が作れる希望はあるわけで、その上で身体的な性別にこだわらず、家族内で女性性と男性性の役割分担をすればいい、と提案している映画なのかも知れないが、ラストの場面でそういうことまで見通していたかどうかは何ともいえない。いろいろ難しいことが多いので、自分としてはここまでだということにしておく。
その他雑記として、共同浴場の場面は日本でいえば「夕凪の街 桜の国」の銭湯を思わせた。
また、もとの証言集ではネコがいてこそ「本物の家」だという話があった(岩波現代文庫P435)ので、この映画の2人もまずはネコと同居することから考えればいいのではないか。レニングラードでは犬だけでなくネコも食われていなくなっていたかも知れないが。
【
かっぱ堰
】
さん
[インターネット(字幕)]
5点
(2023-04-29 13:50:25)
1.
撮影と演技は素晴らしいです、監督も役者も20代でこれを作れるのは驚異的です。カメラワークはサウルの息子を思い出させます。被写体に接近して狭苦しさ、息苦しさを感じさせます。背景はボケていてはっきり認識できません。感情移入させるというよりただ見つめさせるような感じです。隠し撮りをしているような印象も受けます。個々の描写より筋だけに注目してみると戦争の痛みを描くというよりは複雑な設定の三角関係のロマンスのようでもあります。私見ですが同性愛を描く際に強姦未遂のような描写をするのは当事者だとは思えません、案の定監督と脚本は男性です。イーヤの彼女の主人になりたいという言葉は同性愛者というより実際に心が男であることを意図しているようにも思えました。しかしそれはただ男性作者が描いた女性心理が自然と男性のものに近付いてしまっただけとも思えます。
【
Сакурай Тосио
】
さん
[DVD(字幕)]
6点
(2023-03-21 20:11:10)
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【点数情報】
Review人数
4人
平均点数
5.75点
0
0
0.00%
1
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2
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3
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4
1
25.00%
5
1
25.00%
6
1
25.00%
7
0
0.00%
8
1
25.00%
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10
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