★27.《ネタバレ》 のちの「エレファント」や「ラストデイズ」に繋がる、ガス・ヴァン・サントの実験的映画。と、言えば聞こえは良いが、その内容たるや人に見せる段階に達していない極度につまらない、試しに撮ってみたというような習作レベル。誰か、勇気を出して「ボツにしよう」と言えなかったのか? これを寝ずに最後まで観れた全ての人々に敢闘賞を差し上げたい(もちろん自分も含めて)。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 1点(2012-06-08 21:45:13) |
26.《ネタバレ》 スロ~~~なカメラワーク。スロ~~~な展開。BGMもほとんど無し。雰囲気だけは前面に押し出され、で結局、大したことは起きない。10分で済ませられる話をただ冗長に100分で見せられたって感じでしょうか。冒頭のドライブのシーンなんか、いつになったら脇から突然トラックが出てきて大惨事になるんだろう!!ってワクワクドキドキしながら待ってたのに、何も起きず、ハイキングだとこのやろう(怒)ふざけて周辺を走り回ってたら迷いましただって??知らねーよもうそんなん。確かにけっこう歩いてた感じはあったけど、高台から確認できないくらい遠くに来たの??逆にすごいわ・・・。 何かのゲームみたいに、登場人物になりきって砂漠をうろつくってのならまだ面白いかもしれないが、椅子に座ってゆったりと眺める映画鑑賞という形のエンターテイメントとしてはこれは完全に終わってると思う。映画館なら暴動が起きてもおかしくないレベルだと思うんだが・・・。 【TANTO】さん [DVD(字幕)] 1点(2011-03-07 15:49:09) |
25.《ネタバレ》 「2人の内帰ってきたのは一人。一体彼らに何が起きた」ってジャケットに惹かれてジェリった。 降りられないなら登るなよw 「ジェリった」 良い言葉だ 【悲喜こもごも】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-08-09 23:36:42) |
24.映像はきれいでいいのだが、話はほぼ無い。そういうもんだと割り切っていても、やはり103分の長さを維持するのは無理でした。 合う・合わないが極端に分かれるであろう作品。もうちょっと短くしてもらってもよかったかも。早送り機能を使いながら見てました。 【みーちゃん】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-07-04 08:27:20) |
23.いろんな解釈ができる?うん、まあ解釈は自由ですけど、ガス・ヴァン・サントは観客をどこかに導こうとしているわけでも何かを言いたいわけでもなく、解釈の自由を提供しているわけでもないと思う。観客には何も求めない。ということは商業映画にあらず、まさに実験映画。二人の男が歩く。だだっ広い荒野をひたすら歩く。その姿を延々と撮る。それだけ。その中から画面に「何か」を出現させる試み。二人がまだ危機感を覚えない初日に走るシーンがあるのだが、完璧に二人を収め続けるカメラの異様なまでの滑らかな動きに一種の恐怖感を感じる。何をも見逃さないとするカメラ。雲が流れる空、光の度合いの変化、それでも何も起こらない、そんな中で響く足音は恐ろしいまでに二人の不安を、あるいは焦りを見せ付ける。広大で美しい絶景はそのあまりの広大さと美しさによって絶望を見せ付ける。とんでもない作品である。この作品は後年、ガス・ヴァン・サントを初期ガス・ヴァン・サントと後期ガス・ヴァン・サントに分ける記念碑的作品になる。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-20 13:15:06) |
22.お金返して欲しい…見た時間も返して欲しい…。気分は0点ですが「ジェリってる」は今後使うと思うので1点。 【より】さん [DVD(字幕)] 1点(2007-08-12 02:08:43) |
21.久しぶりに良いものを見せてもらいました。事件が起こるために特別な状況は必要なく、映画を撮るために特別なセットも必要ない。普段着のまま、手ぶらで荒野を彷徨うことになった若者たちは多くを語らず、文明に馴れ親しんだ人類を謗りもしない。200年前、彼らの先祖たちがその手で切り開いた大地はただ自然だけが持つ非情さで若者たちに襲いかかりもせず、助けることもない。あらゆる意味で実験性の高い作品ではあると思いますが、これだけのミニマムな条件で最後まで飽きさせずに緊張感を維持した手腕はお見事と言うより他にないでしょう。ネイティブ・アメリカンたちには土地を「所有する」という概念が無かったそうです。あまりにも広大な自然の中では、広さという感覚すら無意味であることを、この映画はただ沈黙のうちに語っています。そしてその広大な大地と、その土地を切り開いて来たという歴史こそが、アメリカの持つ最大の自信なのだとわからせてくれます。これは誰にでも起こり得る危機的状況をモチーフにした大地賞賛であり、人間というものの無力さと本能の悲しさを大自然の中での彷徨という形で描き出そうとした映像としての実験。ガス・ヴァン・サントの映像作家としての心意気を感じさせられました。一人で見るべき映画だと思います。 【anemone】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-04-08 03:01:40) |
20.実験的というか、ただただ凄くつまらない。あまりに虚飾を排したら出来上がりは惨めな代物になった。まぁでも、友人を殺す場面はガスらしく官能的だった。 【Vanilla】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-11-25 00:24:27) |
19.何と形容したら良いのかさっぱりと判らない作品。(↑)ここでのジャンルは一応「ドラマ」となってますけど、劇中ではドラマなど起こらず、砂漠を彷徨う二人の男がいるだけ。何の為にここに来て、何処に行きたいのかすら描かれず、映画を観た限りでは、隔絶された二人の心理描写がされてる様にも見えない。撮影手法は監督の言う通り「エレファント」の原型らしく、移動する人間を延々と追いかけるだけ。とにかく最初から最後まで全く訳が解りませんでした。本作を観るという行為自体が既にジェリってるんでしょうが、美しい映像もあって、不思議な魅力はありましたね、4点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-09-14 00:01:10) |
18.久々の大はずれ。粗筋も悪くなかったし、出演だって文句ないのにこういう事ってあるんだなぁとしみじみと思いました。監督がこだわったというカメラワーク等についていけなかったと言えばそれまでですが、やはり私は映画にはストーリーを期待するのでこの作品は評価できません。とにかく参りました。 【よっさん】さん [DVD(字幕)] 1点(2006-04-24 23:33:04) |
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17.参った。これって確か実話が基になっているんですよね?いや~本当に参った。雄大で素晴らしい景観の中、男二人がザックッ、ザックッ、ザックッ、ザックッ。横顔アップでザックッ、ザックッ、ザックッ。私にはとても理解フノウ、フノウ、フノウ、フノウ。103分が電話口で5秒間無口になられるように長~く長~く感じてしまいました。こういうタイプの映画でこんなにジェリった作品を観たのは久しぶりです。とはいえ全く惹き付けられなかったというと嘘になってしまいますので4点献上します。なんと4点で平均点(投稿時ジャスト3点)アップに貢献!ジェリったかな?いやジェリってない。いかん、ジェリった。ジェリったにはまってしまった。 【ミスター・グレイ】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-04-17 17:37:41) |
16.《ネタバレ》 この映画かなりジェリってます。 山場は高い岩に登って降りられなくなっているところですかね? 土のクッションを作るって言ってダルそうに足でズーズー土を集めてるところは 見ごたえありますね。 カンベンしてくれって感じですかね。 【ネス】さん [DVD(字幕)] 0点(2006-02-18 10:43:54) |
15.《ネタバレ》 冒頭から8分間セリフモもテロップもない。8分も。ここで観客は「挑発されてる」と思う。それが当然ですな。私もいろいろ少ない脳みそ使ってはみましたけど。「-less]みたいなオチなのか?とか。そこで私説を述べます。彼らは「ある地点」に到達することを目的に「Wilderness Road」へ入って行ってる。マットのほうは、以前その地点に行ったことがあり、アフレック弟は無い。マットは「どのルートから行っても一緒だ」というので、少なくとも2種類以上のルートから到達したことがあるようだ。しかし、そこに何があるのか、ただ景色のいい場所なのか、それが示されない。ということは「到達そのもの」が目的と考えられる。水も食料も携帯電話も持たずにハイキング。そして、会話の内容はクロスワードパズルのTV番組のことと、込み入ったTVゲームの成り行きのことのみ。どっちもTV画面の中のことだ。この現実感のなさ。わざわざ「Wilderness Road」という看板があるのはなぜなのか。「ここからゲームですよ」という意味であろう。そして飲まず食わずで何十時間も歩き続けるというリアリティのなさ、彼らが「のどがかわいた」とは言うが「腹が減った」と言わないこと、「方角」のことばっかり言っていること。ジェリーは「3Dのゲーム」の中にいるのだ。マットは以前に何度もクリアしたゲームにアフレックを連れてきてみたってとこで、アフレックはゲームのキャラもしくはオンラインゲームの相棒で、「もうダメだ」といってしきりに何かを促している。「ゲームを途中でギブアップしよう」である。でもマットはまだその気がなかったのでギブされるのを止めるために×××。会話がなくて、もくもくと「A地点」から「B地点」へ移動してるように見えるのもゲームぽい。最後のほうで、「じりっじりっ」としか歩けなくなってるのも、ゲームでヒットポイントが少なくなった感じに似てる。「30時間北北西に歩いた」とかいうのも、「97年間統治してた」というゲームの話と同じように、「ゲーム時間」での「30時間」でしょう。「途中でギブしたゲーム」に哀愁を感じて映像化してみたんでしょうか。こんなゲームあってもやりたくないけど、最初の方の会話の内容から考えるとこんな回答しか出てこない。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-12-31 20:34:58) |
14.ファッションセンスのダサい男2人によるロードムービー。この映画の要旨を説明するとしたらこれ以上に言いようがないでしょう。映画が始まり、なんとなく車から降りた2人が砂漠に入っていく。きっと次第に2人の関係や旅の目的などがあきらかにされるぞ、と期待しつつ見るも、全く明かされないばかりかカメラはたんたんと歩いていく2人の姿を追うのみ。しかも、ほとんど無言なので退屈なことこの上ない。眠気をこらえつつなんとか最後まで見たが、もうほんとうにどうしようもなくジェリった映画であった(意味不明) 【ヴレア】さん [DVD(字幕)] 1点(2005-11-13 21:12:05) |
13.好みが別れる作品・・・なんてレベルじゃないくらい私にはダメでした。見終わった後にお金損したって作品は初めてでした。解説も聞く気がないくらい気が滅入りました。私には哲学も人生も見出せませんでした。 【クリスタル】さん [DVD(字幕)] 0点(2005-10-29 12:06:37) |
12.色々な解釈が可能だろうけど、一番「妥当」な解釈は、やはりこの荒野が「人生」そのものを表しているという事かな。時の流れ以外に何の変化も無い、ただそこにあるだけの荒野を彷徨うふたりの姿に、日常を生きる自分を重ねて見る事は出来る。「変化するものは周囲の社会や環境ではなく、自分自身なのだ」というコトね。うんうん。 ただ、人生の条理や不条理、無常観などを語るにしても、別にこんな環境ビデオみたいな内容にする必要は無いんじゃないの、と言うのが率直な感想。意図的な演出とは言え、これではあまりにも変化が無さ過ぎ。もちろんこんな表現方法もアリだけど、さすがに最初から最後まで早送りしてもいいほど変化の無い内容では、金を取る「商品」としては失格と言わざるを得ない。 やはり映画として発表している以上、見る側は少なからず娯楽性を期待する訳だし。こういう作品をやりたいなら金を取らない「芸術作品」として発表するべき。映画は「作品」以前に、観客あっての「商品」であり、監督の自己満足的な実験作品の発表の場ではない。 非常に特殊な映画であり、評価も難しいが、やはりこの手の挑発的な映画を評価する以上、中途半端な点は付けられない。評価できるという人は10点、できない人は0点、それくらいはっきりした方がこの作品の評価姿勢として相応しいと思う。 なので色々な意味を含めて0点献上。 【FSS】さん [DVD(字幕)] 0点(2005-09-16 20:47:09) |
11.この作品に低い得点を付ける人は、こういう作品が嫌いな人。高い得点を付ける人は、こういう作品が好きな人。ふたつにひとつ。実に潔いじゃありませんか。いかに虚飾を排した作品かということの現れです。 で、私は好きな方の人。見終わった後、語らずにはいられない作品って魅力です。この二人のジェリーが光と影なのか、正と負なのか、はたまた表と裏なのか?そして提示される生きる本能と死ぬ本能。私は秀逸な人間ドラマと評価したいです。そして、広大で美しい大自然が、人間の小ささを只管浮かび上がらせます。 出演者をもう少し無名なところにしておけば、もっと高評価を得られたかもしれない… 【タコ太(ぺいぺい)】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-09-01 22:17:38) |
10.ある「意図」を映画に放り込む、ということを先端まで突き詰めていくと結局こういう形になるんじゃないかと思う。それこそシネマスコープで撮ったということにも意味を感じてしまうぐらい。で、そこから「そういえば「エレファント」はスタンダードだったな」みたいな。こういう、どんな解釈も可能な、含みだらけ(実は何もないかもしれないという含みも入れて)の映画はあんまり好きじゃないが、この映画は、作った監督自体が可能性以上に不可能性をジェリーという同じ名前の人物に感じているみたいで、この作品に正面から付き合うには自分も「ジェリって」みるしかないな、という気分にさせる。感情移入じゃなくて自分を砂漠に置くという感じ。で、こういう感覚って映画館の中でないと生じにくいし、最初に書いたようにシネスコだからテレビだとめっちゃ画面が小さくなる。鑑賞という方法では多分死ぬほど退屈に違いない。真っ暗な映画館の中で、幾人かの観客と一緒にこの映画を共有する。そのことの重要性を想起させるだけでもこの映画は貴重な存在なのだが、この映画の配給会社(アメリカの)はつぶれたそうだ。で、日本でも実際に映画館で上映するにしてもどうせ大きいところではやんないから単館上映の小さな小屋で掛かるのがせいぜい(しかもレイトショー)。そりゃあ儲かんないだろうし、だからソフト化して回収できる分は、とか思ってるんだろうけど、これ、儲ける為の映画じゃないし。いやほんとに、環境映画のコーナーに置いてあげるべきだと思う。今度この映画が日本で上映されるのはガス・バン・サントが死んだ時かな・・・あーあ。まあ、「商売」としては完全に間違えた映画です。堪らなく良い映画だと思うんだけども。 【Qfwfq】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-08-31 02:12:19) |
9.アートですな。こりゃ。だけど配給先あって映画館上演するんなら、そりゃ誰でも娯楽映画を期待するし、この映画違うから怒り狂うわな。意味なく長いし。これDVDでも普通の映画コーナーと区別してイメージビデオとかのコーナーに置いてほしい。美術館で観たら、良い作品だとは思うけど。 【さら】さん [DVD(字幕)] 0点(2005-08-24 09:41:39) |
8.素晴らしい・・・こんな退屈な映画あったなんて。会話もつまんね。ラストに期待したんだがなんもなし。俺にはシベ超や北斗の拳やデビルマンの方が全然マシ! |