19.《ネタバレ》 邦題の付け方、トム・ハンクスがウォルト・ディズニーを演じるという先入観から想像する内容とすこし異なったのは確かですね。 私は「メリー・ポピンズ」も好きなので原作者の過去の生い立ちから着想した物語と知って楽しめました。確かにトラヴァース夫人はクセツヨで一緒に仕事したくないタイプですし、過去がどうあれ偏屈過ぎるなあと思いましたが、お気に入りのアイデアで思わず踊るシーンやウォルトが家に訪れるシーン辺りから人間味が出てきて良かったなあと思いました、かなり終盤ですが。 またトム・ハンクスはウォルト・ディズニーにあまり似てませんが(笑)流石の名演技でその包容力に癒やされました。人気者や好かれる人物を演じた 時に絶対期待を裏切らない安心感がありますね! トラヴァース夫人の幼少の頃の回想と現在を交互に見せる演出も良かったと思います。シャーマン兄弟はじめウォルト・ディズニーの事務所にいる方々や専属ドライバーの方など、性格の良い方が沢山出てきてホッコリしました。また「メリー・ポピンズ」見返したくなります! |
18.《ネタバレ》 実話を元にしているから仕方ありませんが、メリー・ポピンズの原作者であるトラヴァース夫人がまず好きになれません。傲慢。高慢。謙虚さも聡明さも足りません。辛い過去があったのは同情に値しますが、それとこれとは話が別です。こーゆー人とは肌が合わないのです。共感もできません。周りにいる人間が親切な人ばかりだったから良かったようなものです。 トラヴァース夫人以上に気に入らないのがその父親。ヘレンの父と言うべきか。 現実逃避。アルコール中毒。家のことは妻に任せきり。子供に良い顔ばかりすれば、それは子供に好かれますよ。当たり前です。ですがそれが本当の愛情でしょうか。私は奥さんが不憫でなりません。これだけ苦労をかけられた挙句、父親はまるで忠告を聞き入れず体を壊して他界するわけです。娘だって甘やかしてくれる父親にべったり。 そんな父親と原作者ばかりにスポットが当たり、二人を肯定的な目線で描くストーリー構成。私はとてもそんな気分になれません。私はこの父親みたいな人間が本当に嫌いです。 キャストは良い。演出も良い。音楽も良い。みなさん名演だし、そもそも私はディズニーが大好き。ですから良い映画なのは間違いないのでしょうが、私的にはこれはナシ。 え?これって結構好き嫌い別れる作品だと思うのですが、違うのでしょうか。 ただ、この映画を見たおかげで、メリー・ポピンズを見てみたくはなりました。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-06-01 02:52:11) (良:1票) |
★17.《ネタバレ》 ディズニーの名作映画『メリー・ポピンズ』。その制作の舞台裏を、ウォルト・ディズニーと原作者であるトラヴァース夫人との確執をメインに描いたヒューマン・ドラマ。ディズニー社制作でありながら、ウォルト・ディズニーを必要以上に美化しておらず、また非常に丁寧に作られていて好感は持てるものの、『メリー・ポピンズ』にほとんど思い入れのない自分にはそこまで心に響かず。それでも嫌みなおばちゃんをのびのびと演じていたエマ・トンプソンはなかなかの嵌まり役でしたね。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2018-12-14 09:48:51) |
16.タイトルに騙されると危険な映画です。 予備知識ゼロでみたのですが、タイトル、また、トム・ハンクスがディズニー役というところから、ディズニーが主役のサクセスストーリー的な物を勝手に想像していたのですが全然違いました。 この映画のディズニーは既に成功者大金持ちのおじさんで、メリーポピンズの映画化がテーマであり、主役はその脚本家のおばさんです。 メリーポピンズファンなら、舞台裏が見れて必見という感じの映画かもしれませんが、そうでない場合は肩すかしを食らいます。 まあ、それを抜きにしても、とりあえず飽きさせずに見せるこの映画自体は良い出来かと思います。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 6点(2016-07-21 15:05:19) (良:1票) |
15.映画『メリー・ポピンズ』を未見の方は楽しさが半減するでしょう。私は大好きな映画なので、劇中で作られていく楽曲にも心踊りながら、映画化の際にディズニー側と気難しい原作者との間で揉め事が有ったのは知っていたのでその辺りを面白おかしくどう描かれていくのか楽しみに観ていきました、、、そしたら泣かされた〜。基本的には真実に基づく系は苦手なのですが、良い意味で邦題に騙されたな。原題をちゃんと観たら『バンクス氏を救う』だったので理解できました。映画作品として成り立っていました。どこまでが本当の事かは不明だけれど、原作者の過去が著作本『メアリー・ポピンズ』にかなり色濃く影響を与えていた設定ですね。結局のところ、映画化された『メリー・ポピンズ』を観て原作者の方はディズニーとマスコミに対して不満を表したらしいので100%はお気に召さなかった様ですが、私個人的には映画『メリー・ポピンズ』のバンクス氏の救われ方は気に入ってます。彼女が生きていたら、この『ウォルトディズニーの約束』を観て、美化された自分史に対してどう意見しただろうなぁ、、、イメージ通りの人だったら想像するだけで面白いな。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-10-05 00:13:03) (良:1票) |
14.《ネタバレ》 メリー・ポピンズは一度観てるんだけども、もう一回観たくなりますね~。制作秘話的な部分はとても面白く興味深いけど、偏屈おばさんにはちょっと・・・といった感じ。制作に関わった人たちはさぞ大変だったでしょうね。どうしてあんなになっちゃったのかは結局よく分からなかったかな? まぁそういいつつも、さりげなーくウォルト・ディズニー本人のお話しもあったりしてナカナカ良作だとは思います 【Kaname】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-09-07 13:39:28) (良:1票) |
13.《ネタバレ》 ああ そうなのか。P・L・トラヴァースという作家の人となりを知って、原作メリー・ポピンズの世界がやっと理解できたような気がする。本当に長年のつかえが取れた思い。 メリーは甘くない。「スプーン一杯のお砂糖」なんかでごまかさず、子供に現実を直視させ乗り越えさせる。(E・ワトソンの台詞)この厳しさは父性の強い英国の子育ての伝統なのかと思っていた。しかしトラヴァース女史は意外やオーストラリア育ちなのだった。そしてそこで幼い頃に敬愛する父の苦しむ姿を経験していた。 メリーポピンズの背景である女史の幼少期がしばしば挿入され、おとぎ話の骨格がよりわかりやすく肉付けされてゆく展開は見ごたえがある。そして、それ以上に私の胸を衝いたのはウォルトの、愛の少なかった子供時代の告白だった。「もう疲れた。辛く悲しい風に過去を思うのは。」 ディズニー映画の、幸福や希望への強迫観念めいた迷いの無さがどこから来ているのか判った。 スプーン一杯のお砂糖が人生に必要なこともある。 方向性に違いはあっても、子供たちの良き成長を願う二人が歩み寄った時、もう泣けて仕方なかった。 そして巨大なディズニーワールドを支える、たくさんのトップレベルの才能にも感銘を受けた。作曲、脚本、作画etc。皆全力を尽くして作品に貢献している。バンクス夫人の造型については作者本人よりも深く考察していたほどだ。 偏屈女史をなだめすかしながら、ストレス過重の仕事を完遂したスタッフにも、敢闘賞を差し上げたい。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2015-07-22 00:05:41) (良:1票) |
12.思ったより楽しめました。ねちっこい嫌味なオバサンを、エマ・トンプソンがうまく人間味をもたせて演じているからでしょう。物語はもっと深堀りできたのでしょうけど、もう一人の主役であるディズニーを描くことで明るく仕上がっています。 【カワウソの聞耳】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-06-20 22:35:48) |
11.《ネタバレ》 トム・ハンクス主演で、W・ディズニーの伝記映画かと思ってました。それも、明るく楽しいものをイメージしてました。ところが、わがままでヒステリックな原作者がメインなので、正直終盤近くまでまるで苦行のような気分でした。それも、ウォルトが原作者の家を訪問した辺りからやっと解放され、そこから急速に話が盛り上がってきます。残り20分くらいなんですけどねw 個人的には、運転手と彼女の関係が一番好きでした。 |
|
10.特に見る作品が無く、タイトルと雰囲気で観賞を決めてしまったのが安易だった。ディズニー創設に関する作品だと勝手に想定していたが、今まで聞いたことの無い『メリー・ポピンズ』がテーマであった。 結果、それでも楽しめたが、予備知識の無さが勿体ない。ウォルト・ディズニーと原作者共に一癖二癖ある人物であり、お互いのやり取りが良かった。既にこの時代には、ディズニーが形になっていたが、こういった努力の積み重ねにより、現在のディズニーが形成されていくのだろうと感じた。 メリー・ポピンズをインターネットで検索すると傘を持った女性のアニメ画像がヒットするが、本作のポスターとの繋がりが見えた。メリー・ポピンズの知識を得たうえで、再度鑑賞を試みたい。 |
9.《ネタバレ》 夫人がなぜあそこまで偏屈になってしまったのかはよく理解できないが、まずまず良かった。「メリー・ポピンズ」をもっと良く知っていればさらに楽しめただろう。夫人の子供時代が可愛かった。 【kaaaz】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-08-24 01:57:16) |
8.《ネタバレ》 見る前はウォルトディズニーが主役の映画なのかなと思ってたのですが、実際はメリーポピンズの原作者が主役のお話でした。しかしこのトラヴァース夫人とやら、とんでもない偏屈おばばなんです。最初のうちは見ていてイライラしちゃったのですが、なぜ彼女がこんな性格になったのかが少しずつ明らかになっていきます。あぁ、そういうことだったのかぁ、と理解した次第ですが、それでもやっぱあんなおばちゃんが近くにいたら嫌だな。本作で感じたのはウォルト・ディズニーの器の大きさでしょうか。ずっと子供の心を持ち続けたディズニーは、とっても大人な精神の持ち主だったんだなぁ。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-08-14 23:31:52) (良:2票) |
7.《ネタバレ》 予告編で感じていたコメディのような映画とは違い、実際はヒューマンドラマだと思いました。メリーポピンズは昔観たことがあったと思いますがすっかり内容を忘れていたため、この映画の話にも部分部分で置いてきぼりになった感もあります。順番は逆になりますが是非メリーポピンズをもう一度観たくなりました。そのうえでもう一度このレビューに戻ってきたいと思います。出演者も皆素晴らしかったです。エマトンプソンはもちろん、これまであまり好きとは言えなかったトムハンクスの演技も素晴らしかったです。いい感じで太っていてどっしり感があり、とても安心感(安定感?)がありました。ウォルトディズニーのスタッフや過去のシーンの家族達も含め、皆素晴らしい演技だと思います。ただ1点、できれば原題のまま勝負してほしかったと思います。日本での公開に際してのインパクトという意味では原題では難しかったかもしれませんが、映画の内容としては原題の方がずっとマッチする気がします。 この映画が好きになった人は原題のタイトルを含めて好きになって欲しいと思いました。 【珈琲時間】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-05-08 12:54:48) |
6.昔見たメリーポピンズはあまり良い印象を持っていなかったが、これは面白かった。 それぞれのキャラクターの行動は納得いくものであるし、結末も悪くは無い。 傑作というわけではないが、よく出来た映画だった。 【三流】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-04-20 22:56:07) |
5.《ネタバレ》 「メリー・ポピンズ」を初めて見たのは子供の頃。以降、何度か見ている僕の好きな映画の1つです。その制作秘話である本作、すごく楽しみにしていたのですがようやく見ることができました。 映画は何度か見ているのですが、原作に触れたことは無く裏話的なことも何も知らない上での鑑賞でした。原作者のP.L.トラヴァースさんとお父さんとの少し悲しい思い出を含んだお話でしたが、それを抜きに「メリー・ポピンズ」は語れない作品だったのですね。 その一方で、シャーマン兄弟の作曲シーンの楽しさ!脚本家やウォルト氏の秘書も絡んでの「メリー・ポピンズ」で歌われる歌が誕生していくシーンの数々は楽しさと共に感動的でもありました。 彼らとトラヴァースさんとの時にシリアスでもありますが、コミカルな絡みも楽しかった。トラヴァースさんが「歌に造語なんて入れてはいけません!」と一喝。すると究極の造語の歌である“スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス“の楽譜を慌てて隠すシャーマン兄弟。なんてシーンもたまらなく楽しかったです。また、運転手役を演じたジアマッティもいい味を出していました。 そして本作、エンドロールが始まっても席を立たないでください。当時、実際に録音されていた打ち合わせでのトラヴァースさんの肉声を聞かせてくれます。当時の写真もふんだんに挿入されていて、何とも素敵なエンドロールとなっています。 「メリー・ポピンズ」が好きな方、ぜひご覧になってください。 【とらや】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-04-10 22:40:53) |
4.《ネタバレ》 エマ・トンプソンの演技がいい。 トム・ハンクスは大好きな俳優さんなんだけど、ちょっと飽きてしまった。 タイトルは原題の「Saving Mr. Banks」があってる。 興行的に「ディスニー」をいれたいのでしょう・・・ひねくれた意見になってしまった。 【たかしろ】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-04-08 09:47:15) |
3.《ネタバレ》 原作者・トラヴァース夫人にとって「メリーポピンズ」は父とのかけがえのない思い出が詰まった宝物。トム・ハンクス演じる天真爛漫な天下のウォルト・ディズニー様による熱烈映画化ラブコールを拒み続ける彼女。宝物の真価が認められたとき、二人の心は通じ合います。ディズニー名作の誕生秘話、隠れた良作。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-04-06 22:29:25) |
2.《ネタバレ》 メアリー・ポピンズの映画を子供の頃劇場で、子育て中にビデオで繰り返し観た、いわばメリポピおたくにとっては最高の作品である。人生観が変わるほどの影響を受けた映画の制作秘話だ。特に気に入ったのは音楽。チムチムチェリーやスーパーカリー…のような代表曲よりも、銀行員の歌や「凧を揚げよう」などの名曲にスポットが当たり、作曲シーンでたっぷり楽しめる。ファンにとっては、そのワンフレーズが奏でられただけで体中にザーッと鳥肌が立つのだ。それまで頑固だった原作者が、スタッフと共に「凧を揚げよう」を歌い踊るシーンは、涙が止まらなかった。 この映画を観るために、メアリーポピンズを予習として観るのは悪くないが、かなり古い映画であり、独特の分かりにくさを持っているので、予習段階で受け入れられない人がいるかも。また原作者の幼少期のシーンが少し長すぎたか。 ディズニーならではの美しい映像とのどかさ、泣かせどころをはずさない安心感。鑑賞中は幸せ一杯だった。過激な映像が氾濫するハリウッド映画だが、こういう映画を観るたびに、アメリカはすごいと思う。 【LOIS】さん [映画館(字幕)] 9点(2014-04-06 21:03:25) |
1.映画「メリー・ポピンズ」を見ていることが前提の8点です。見ていない人には6点でしょう。「メリー・ポピンズ」を見ていない人は一刻も早く見て、それからこの映画をゆっくり楽しんでほしいです。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-04-04 23:02:22) |