35.戦争ものは最近観ていなかったが、この映画はちょっと違う。 どちらかというと恋愛もの、という感じ。とても良い出来だが、後半に何故か少し長引く気がする。でもいい作品。 【simple】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2023-11-04 22:14:57) |
34.《ネタバレ》 スパイ同士が結婚して子供を授かる。三人仲良く幸せに暮らしましたとさ、にはならない因果応報な結末。落とし前を付けるマリアンヌの前ではマックスの小者感が際立つ。マリオン・コティヤールの好演が印象深い作品。 |
33.《ネタバレ》 自ら引き金を弾くその姿勢にスパイとしてのプロを見た。 【TERU】さん [インターネット(字幕)] 8点(2023-07-09 20:06:11) |
32.職人監督ゼメキス作品の例に漏れずとーっても見やすく分かり易いスパイサスペンス。ラブストーリーの側面が強いのに音楽による感情誘導しないのが好印象だ。異常者役じゃないブラピを初めて見たがバカボンのパパみたいな茫洋としたマヌケな印象なのには驚いた。スパイというのは人を油断させた方がいい仕事なのであれで案外リアルなのかもしれない。昔プラモデルを作った英空軍の偵察機ライサンダーの実機を見られて嬉しい。但し甘ったるいラストシーンはいただけない。あれは蛇足でしょう。 【皮マン】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-08-30 13:46:48) (良:1票) |
31.超王道で半世紀前でもありそうな映画だけど ブラピとマリオンコティヤールの演技が迫真で圧された。 最近は不貞や歪んだロマンス題材が溢れてるけど たまにはこんな時代背景でも愛を貫き通すって素晴らしい。余韻に浸れる切なさ。 |
30.《ネタバレ》 どこかで観たことがある映画の内容を組み合わせてできた様な映画に感じた。既視感があった。たいくつはしない。途中から最後が予測できてしまった。 【ブリーバンデカンプ】さん [インターネット(字幕)] 5点(2020-05-31 13:32:04) |
29.《ネタバレ》 非常にシンプルで観ている側がそうなるんだろうなと予想する通りのラストを迎える予定調和なストーリー。 観終えた後に思ったんですが、これ監督の手腕でどうにでもなる映画だと思うんです。 例えばもっと感傷的な撮り方をすれば「号泣必須のラブストーリー」になるわけですが、一方で「感動の押し付け」「安っぽい映画」という批判も受けたんじゃないかな、と。 で、ゼメキスは、この話を割と冷めた視点で淡々と撮ったわけです。 そうすると全体に風格みたいな物も出るし、感動の押し付けにならないのはいいんですが、一方であまり感情移入せず客観的に映画を観ていた客は「あぁやっぱそうなるよね」と淡々と思うだけになる。 冒頭古い車が走ってくるシーンで何の説明もなく年代をわからせ、劇中さりげないセリフでここがカサブランカだとわからせ…という見せかたは非常にうまいと思いましたが、そういう小粋さを重視するあまり感動的な要素が薄まってしまったんじゃないか、と。 なかなか難しい匙加減だと思いますが、映画には見栄というか外連味がやっぱ必要だと思うので、この映画に関してはもうちょっと大げさに感動的に撮った方が面白かったんじゃないかな、と思います。それこそBTTFのように。 【あばれて万歳】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-05-11 09:02:00) (良:1票) |
28.《ネタバレ》 前半と後半でまったく違う2つのサスペンスを見たようで、ちょっと得した気分になれます。後半はどんでん返しのようなものを期待したのですが、意外にシンプル。それでもピアノのシーンをはじめ、緊迫感のあるシーンがけっこうあって楽しめます。 と思ったのですが、ちょっと間を置いて反芻してみたら、1つの疑問が湧いてきました。ヒロイン(またはドイツ側)は、どこまでこの作戦を想定していたんだろうと。反体制派とはいえ同胞であるはずのドイツ大使とその他大勢をたった2人で銃撃して無傷で逃亡し、それまでにプラピを誘惑して妊娠・結婚に持ち込み、都合よくイギリスで新生活を始めるとともに都合よく近所に「ハイルヒトラー」なオバサンを送り込み、ブラピの私生活から情報をキャッチしてこっそりドイツに送る、というところまで最初から想定していたとしたら、あり得ないほど壮大でリスキーな作戦じゃないですか? ブラピ目線で見ると相応に楽しめるサスペンスですが、コティヤール目線で考えると急に劇画チックになります。これも巨匠のなせる業でしょうか。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-04-04 02:22:02) |
27.内容としては戦時中の悲恋ものということで特に目新しさはないし、あの空襲の最中の出産も 少々やりすぎとは思ったんですけど、映画としての面白さやクオリティの高さよりも、 戦争がなければ起こらなかった悲劇なんだという思いの方が強く、そんなふうに心が痛み、 こんな悲劇はもうたくさんだよねと感じることのできる映画であるということを評価したいと思います。 クラシカルな雰囲気で映像もカメラワークもよく、映画として安定感があり最初からすーっと入り込めます。 ブラピはやっぱりかっこいい、手榴弾で装甲車を爆破するシーンは華麗だったなあ。 なんといってもマリオン・コティヤールが上手い、娘に手紙を書いてるシーンは泣けてしまいました。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-03-10 23:27:02) |
26.《ネタバレ》 戦争の狂気と愚かさの中で生まれた儚くも本物の愛。 諜報員としての「業」を背負った彼らは、おそらくはじめからこの平穏が永く続かないことを、心の奥底では覚悟していたのだろう。 冒頭から二人の瞳には深い闇が宿っていて、それは戦火の混沌の中を生き抜くために、彼らがそれぞれに犯してきたであろう「罪」を暗に示していた。 そんな彼らが、共に生存する可能性はほぼ皆無だったあの“出会いの作戦”で、必死に手繰り寄せた安息の日々。 それは、モロッコの砂嵐の中で愛し合った二人による、己の運命に対する抗いだったのだ。 極めて古典的なプロットを敢えて今の時代に映し出したロバート・ゼメキスの巨匠ぶりが冴え渡っている。 当初はおおよそゼメキスらしくない作品のチョイスに思えたが、近年の監督作品の系譜を振り返ってみれば、そのテーマ性は一貫している。 「フライト(2012)」にしても、「ザ・ウォーク(2015)」にしても、主人公が自らの人生の業と向き合い、運命に挑む様を描いた力作だった。 決して清廉潔白ではない主人公の生き様を、卓越した画作りと共に映し出し、見事な映画世界を構築し続けている。 主人公の夫婦を演じるブラッド・ピット、マリオン・コティヤールの演技も素晴らしい。 自らの運命に対する抗いを内に秘め、終始疑心と不安を携えつつも、それらをすべてひた隠し、必死に平穏を追い求める悲しき夫婦像を演じきっている。 サスペンスとラブロマンスを巧みに散りばめたストーリーテリングは、映画という娯楽の極みのようであり、「いい映画を観たな」という率直な満足感に満たされた。 物語は悲劇的な終焉を見せるけれど、マリアンヌが死の間際に思い描いた父娘の姿は、きっと深い愛を噛み締めて「生」を紡いでいたと思う。 彼女は、その充足感と多幸感に包み込まれながら、引き鉄を引いた。そう信じたい。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(字幕)] 9点(2018-09-16 13:15:31) |
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25.《ネタバレ》 ベースはラブロマンス、それも悲劇。で、そういうことなら(個人の好みでしょうが)私はもう少し若いカップルの方が好みです。スパイという職業柄、誰が敵かプロとしての嗅覚が備わっているはず。それが機能せずに情欲に走る、そんな情熱はやっぱり20代にMAXで たぎるんじゃないかしら。ブラピやコティヤールでは結構な経験を積んでそうな年回りなので、なんかねえしっくりこないんですよ。敵方と結婚することの危険を甘く見すぎたこととか(女)、二重スパイを妻にしちゃう目の曇り(男)とかが。ラブシーンなんか、中年の不倫現場みたいだし。 いろいろ不満は感じたけれど、でもドイツ大使暗殺の場面の緊迫感とか、マリアンヌという女の実像が明らかになる冷や冷や感(小道具はピアノでしたか。ベタだけど上手い)とか、盛り上げの演出はさすがに大監督の技ありでした。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-07-17 23:18:36) |
【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-07-05 23:09:40) |
23.《ネタバレ》 ドイツ士官を暗殺して逃げたり、空襲の中で出産したりと前半はありえない状況もあったが、妻のスパイ疑惑を疑ってしまう後半はスリリングな展開で面白かった。最後の妻の自害のシーンは、ブラピの悲しみと悔しさの入り混じる表情でもらいそうになった。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-06-24 21:09:24) |
22.《ネタバレ》 クラシックな戦争恋愛映画の哀愁を、現代風に再現している印象。映像が美しい。ストーリーは駆け足気味な感じがして、先が読めてしまう。見せ場は、マリオン・コティヤール。妖しい美しさ、人を惹きつける明るさ、上品さ、そして、内面からにじみ出る哀しみをさらりと演じきる。彼女が相手だと、ブラッド・ピットはかすんでしまう。 【カワウソの聞耳】さん [インターネット(字幕)] 6点(2018-05-31 10:51:01) |
21.《ネタバレ》 空襲の中での出産シーンには、おいおいと突っ込みを入れてしまいたくなりましたが…。幕切れは切なかったですが、とても上質なスパイ映画だと思いました。 【ゆっきー】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-05-07 12:58:47) |
20.《ネタバレ》 期待はずれにして、オチは想定どおり。まことに退屈な作品である。 基本的な話しになるが、スパイ映画においては、敵が「おまえスパイだろ」と見抜く(あるいは見抜こうとする)場面での緊張感あふれる場面をいかに演出するかが、重大要素の一つだ。 で、この作品において「おまえスパイだろ」をやる役者が、アウグスト・ディールという脇役名人俳優。 実はこの俳優、「イングロリアスバスターズ」でも、ドイツ軍人役として登場していて、居酒屋で密談を交わすスパイたちを見抜いて「おまえスパイだろ」をやっている。 イングロリアスバスターズの、あの居酒屋でのシーンはスパイ映画の「おまえスパイだろ」の名場面の1つだと評価しているのだが、一方の「マリアンヌ」では同じ役者を使って、同じ行動(「おまえスパイだろ」)をやらせていて、どんだけ緊張感あふれる展開にさせるのかと期待させておいて、いまいち盛り上がらないままサラっと終了する。 これはもう、最高級のコーヒー豆と、お高いコーヒーカップを用意しておきながら、焙煎作業で失敗して最悪の味になっちゃったコーヒーみたいなものですよ。 そこですでにテンションは下がりまくりです。 そして、”美しき女スパイと、それを知らずに結婚する軍関係者。ふたりの未来の行方は?”っていう物語については、「マリアンヌ」と同じ2016年に公開されたレベッカ・ファーガソンの「愛の亡命」(日本劇場未公開)と同じ設定で、テンションが下がっている状態で「うん、でもまぁすったもんだやったところで結局、女スパイは彼と共に幸せに暮らしましたとさってならないんでしょ、選択肢は死しかないんでしょ」って思いつつ最後まで見たら、やっぱりそうなるんだから、もう、3点で精一杯です。 記憶に残っているものといえば、コティヤールが着てた衣装がどれもこれもテロテロのシルクだったなぁということだけ。 とにかく、ドレスやナイトガウンのテロテロしたシルクのツヤしか思い出せない。私の脳内では「マリアンヌ」=テロテロのシルクの映画、っていうイメージ。 【フィンセント】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2018-03-19 11:27:19) |
★19.《ネタバレ》 第二次大戦下のフランスとロンドンを舞台に、国際政治の非情な駆け引きに翻弄される一組の夫婦の愛と葛藤を壮大なスケールで描いたラブ・ストーリー。監督はエンタメ映画の巨匠ロバート・ゼメキス、夫婦役には美貌と実力を兼ね備えた人気俳優ブラッド・ピットとマリオン・コティヤール。もうこの三人がそろった時点で映画としての満足度は保証されたようなもの。実際、すんごく面白かったです!!大人の恋物語でありながらちゃんとスパイものとしてのサスペンスも失っていない。砂塵に覆われた車の中での誰もが見惚れるほどの情熱的な二人のベッドシーンにため息し、ドイツ大使の暗殺シーンではタイムリミットが迫る中での二人の緊張感にハラハラドキドキ。そして後半、スパイ容疑を掛けられた妻への愛と疑いの狭間で苦悩するブラピには素直に共感。そして最後、娘のために下した二人の決断…。なんとも切ない幕切れには涙せずにはいられませんでした。うん、充実した映画体験をさせてもらいました。8点! 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 8点(2018-02-28 21:37:25) |
18.《ネタバレ》 「お宅のハニー、ドイツのスパイじゃね~の??」戦火に咲いた悲劇の愛の物語。硬軟を使い分ける好演のブラピと、ヒットドラマメーカーのロバート・ゼメキス監督がタッグ。マリオンが二重スパイを名演。ダークナイトの女狐を想起させられた。愛の真偽を追及する終盤は思わず引き込まれた。既視感のある展開に興ざめすることはなく受け入れられた。潔い結末。傑作の域。2017年、終わってみればこれが王座。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 8点(2018-01-15 19:27:13) |
17.《ネタバレ》 評判も良く期待して鑑賞したが、ブラピとマリオン・コティヤールの競演以外は手の込んだ二時間ドラマと言う印象。 大スター競演作なのでアップが多いが、CGで処理しているのかブラピの肌が妙な感じ(何だかのぺっとしている)で終始気になった。 マリオン・コティヤールを愛でる映画です。ファンの方は是非どうぞ。 【たくわん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-11-09 18:11:29) |
16.《ネタバレ》 途中から主人公に全く共感できなくなった。公私混同というか、あまりに私に走りすぎてると思う。 ただ単に妻の正体を早く知りたいというだけの理由で、連絡機のパイロット、フランスのレジスタンス 何人もの人の命を危険にさらすのに、なんの躊躇いもないのは、あまりに酷い。恋愛至上主義もここまでくると呆れてものも言えない。 公の立場の人間、特に他人の命を左右するような立場の人間は、私より公を優先すべきじゃないだろうか。 吉田松陰が子供の頃、叔父に学問を習ってる最中に、汗で顔がかゆくて掻いたら、学問を身につけて世の中のためになる人間になるという公よりも、痒みをおさえたいという私を優先させたという理由で、死ぬ寸前まで折檻されたという逸話を思い出した。 妻の正体もひねりがなくて面白みがない。もうひとひねり、ふたひねりあってもいいのではないか。 ただ、前半部分 ドイツ大使を殺すあたりまではなかなか面白かったのだが あまりに失礼な言い方かも知れないけど、こんな愛のためだったら何をやってもかまわないんだって脚本、日本だったらあの那須さんが書きそうなレベルだと思われ。 【rhforever】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-11-02 00:18:40) |