10.実在の人物はさぞかし立派な方だったのでしょう。しかし清流でも眺めるように、何事もなくサラサラと流れて終わってしまった印象です。いったいどこに着目すればよかったのかな? もっと「ガラスの天井」感に期待したのに。 それにこの大仰な邦題、そのへんのヒューマンドラマなら何でも当てはまりそうですね。やっつけ仕事はいかんだろうと。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2022-06-18 22:45:04) |
9.《ネタバレ》 対象素材の知名度や存在感に対して、制作側が入口でびびってしまったのかな・・・と思うくらい、平坦で奥行きのない作品。一番まずいのは肝心のクライマックスの弁論で、最初にあえて失敗させて後から覆すというのは演出なんだろうけど、あれでは、たまたま4分の再反論が認められたから運が良かった、という印象にしかならない。というか、それだけ喋ることがあるんだったら、最初から喋っとけよ、とも思います。あとそもそも、作戦としても、結局法律全体を問題にしたかったのか、依頼者の状況に特化した問題提起をしたかったのかがぶれてますね。むしろ、わざわざ3人もゲストを呼んで行う模擬弁論の方がシーンとしてはずっと面白いと思いました。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-06-16 01:10:14) |
8.《ネタバレ》 ルース・ベイダー・ギンズバーグが如何に優秀で感情的だけど難題に立ち向かう強さは良く描かれている。 またフェリシティ・ジョーンズの演技は絶妙だ。 だが、如何せん男女平等問題は他の裁判モノに比べるとお地味な印象だ。 もちろん現実はもっと地味だろう。心を震わすドラマ性はこの作品には薄い。 |
7.《ネタバレ》 題材は悪くないと思うのですが、脚本か監督か 何が原因なのかここまでおもしろみのない作品になっているのにびっくりです。 ラスト10分の反論からの判事達の感情が揺さぶられているシーンだけは良いと思いますが 「学生時代」「就職難時期」「家庭の状況」「ACLU」全てを浅く触れるだけになっているため、ルースという人物の人となりが見えてこない どこかにフォーカスを当ててルースの苦労や困難・葛藤からの持ち直しみたいなものをしっかりと描いた方がよかったのではないかと感じました。 意味の分からない邦題はつけない方がいい 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 5点(2021-07-03 00:30:50) |
6.《ネタバレ》 いわゆる‶有名人の伝記”的な作りで、映画作品としての面白みに欠けると感じました。事実を盛れとは言いませんが、ルース・ギンズバーグという人となりをもう少し丹念に描くことはできなかったもんでしょうか。頑張り屋で性差別に憤り、超優秀な弁護士。それはwikiでも読めば皆分かっているのです。 例えば夫が病に倒れた時、真っ暗な絶望からどう心を立て直したのか。猛烈に仕事にまい進する日々の中で、一度でもちゃんと子どもを見れてやれていない、家庭という生活を回せていない、と落ち込むことはなかったのか。長女の反抗などは唯一「おっ」と思わせる場面でしたが、さらっと過ぎてしまいました。 夫にしてもあんなパーフェクトな聖人のような描き方では逆に嘘くさいですよ。一つ二つ彼のボヤキが入ってもよかった。 フェリシティ・ジョーンズの情感乏しい演技も相まって、キキの人柄に響くところを感じなかったのは物足りないし、残念です。RBGを語る上であまり成功していない作品と思います。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-11-16 23:53:08) (良:1票) |
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5.《ネタバレ》 つい先日亡くなったアメリカの最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグ(RBG)の半生を描いた伝記映画。ただ、日本版ポスターにはRBGの名前すら出ておらず、残念すぎる邦題のおかげでそもそもRBGの伝記だと知らないままスルーしている方も多いと思う。冒頭、男子学生の群れのなかに1人立つ若きRGBの姿、その後の彼女の歩みを象徴する、すばらしい導入で期待値も上がったのだけれど、その後の映画の展開はとても平板な伝記法廷ものに。ところどころよいシーンもあるのですが、フェリシティ・ジョーンズがその後のカリスマの若き日々にうまくはまらない。個人的に好きな法廷ものなので退屈はしませんでしたが、彼女の最後の弁論が、どのように判事たちの考えを正し、全員一致の勝利を勝ち取るような論理を持っていたのかがうまく伝わらない。彼女と度々衝突するACLUのメルとの関係も結局は整理不足で、チームのケミストリーというか相乗効果みたいなものを感じることもできず、カタルシス不足。この作品で描かれるのは男女平等をめぐる「世紀の判決」だったわけで、もっとうまくドラマにできたはずなのに・・・というのが正直な感想でした。あと、本作にとって気の毒だったのは、少し前に公開されたドキュメンタリー映画『RBG:最強の85歳』に登場するRBG本人と夫のマーティンさんが素晴らし過ぎたこと。それと比べると本作の夫妻の姿はやっぱり物足りなかった。RBG本人はもちろん、夫のマーティンさんも、戦前生まれとは思えない柔らかさとユーモアと知性を持った好人物でした。結局は、「事実にもとづいた物語」よりも「事実」のほうが面白い、ということを実感してしまいました。ただ、本作の「創作」らしい娘との関係、とくに裁判を決意するエピソードはよかったです。この映画でRBGを知った方にはぜひドキュメンタリーのほうも見て欲しいです。 【ころりさん】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-10-06 14:21:31) |
4.おもしろい法廷モノでした。 色んな衝突も乗り越えて、正義と信念を貫く姿は心打たれます。 やっぱり最後にスカッと終われる映画が良いですね。 ただ一方、何でも男女平等には少し疑問も。 最後の演出好き。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-02 12:11:04) |
★3.《ネタバレ》 男は外に働きに出て、女は家で家庭を守る――。米国社会に色濃く残る、そんな古い価値観からくる性差別の歴史。本作は、司法の世界に伝統的に残る性差別へと果敢に戦い、後に女性として初めて最高裁判事となったルース・ギンズバーグの半生を描いたもの。監督は社会性の強いエンタメを得意とするミミ・レダー。正直、自分は全く嵌まらなかったです、これ。別に僕は性差別主義者でもなんでもありませんが、ここまで全面的にフェミニズムを持ち出されるとちょっと引いちゃいます。このギンズバーグって人、なんだか田嶋陽子さんの若い頃みたいなイメージで、何を言っても「それは男社会の論理!」で反論されそうな、ぶっちゃけて言うと物凄く面倒臭い感じがして僕はどうも苦手です。肝心のドラマ部分も、いかにもミミ・レダー監督らしく丁寧に作られていて好感は持てるのですが、全体的に専門用語が多くて分かりづらい部分もちらほら。最後の主人公の演説も僕の頭が悪いせいかいまいちピンとこず、法廷劇としてそこまでカタルシスを得られなかったです。うーん、そんなわけで自分とは合わない作品でありました。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 5点(2020-03-04 22:24:04) |
2.ルースが完全無欠の女性ではない事が意外でした。完全無欠だったのはマーティンで献身的にルースと子供達を支え続けた信じられない程の人格者で、鑑賞史上最高の夫をアーミー・ハマーが好演しています。男性女性の生物学的な区別と差別の違いを問い続けた夫婦の生き様が眩し過ぎました。フェリシティ・ジョーンズの抑揚のない演技が残念。僅かな出番で存在感を示したキャシー・ベイツの健在ぶりが嬉しい所です。 |
1.映画館で予告編を見て、興味が湧いたので見ました。主人公が根っからのリーダーではなく、割と普通の人であることに驚き、いかにして裁判で主張していくか、その過程が楽しめました。主役格の若い俳優も良かったのですが、脇を固めるベテランの俳優陣の存在感が素晴らしかったです。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-03-29 22:48:45) (良:1票) |