ハッチング―孵化―のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ハッチング―孵化―

[ハッチングフカ]
Hatching
(Pahanhautoja)
2021年フィンランドスウェーデン上映時間:91分
平均点:6.67 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(2022-04-15)
ホラーサスペンス
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3.《ネタバレ》 ホラーテイストのちょっと変わった親離れ・子離れ物語。
巨大な卵から孵った「これ」は、娘さんの内面を表したものなのか、イマジナリーフレンドなのか、
はたまた本当にこの世に生まれ出た「何か」なのか。
途中の幾つかの描写からすると、これは娘さんの内面を表したもの=実体は無いと言う事なのでしょう。
面白かったです。
たくわんさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-10-05 16:07:33)
2.《ネタバレ》 彼女の名は、ティンヤ。北欧フィンランドで裕福な家庭に暮らす何処にでもいるような12歳の女の子だ。ネットで幸せな毎日を全世界に発信することを趣味とするお母さんと、そんな母親に若干疲れ気味のお父さん、生意気盛りの弟と普通に生活している。そんな彼女が今、最も取り組んでいるのは、新体操。近々開催される全国大会に向け日夜練習に励んでいた。母親もまるで我が事のように応援してくれている。だが、なかなか思うような結果が残せない。そんなある日、ティンヤは夜の森で小さな鳥の卵を拾うのだった。瀕死の重傷を負った母鳥は近くで死にかけている。このままではこの卵もここで朽ち果ててしまうだろう。ティンヤは思わずその卵を持ち帰り、部屋のベッドで温め始めるのだった。すると不思議なことに2日3日と経つうちに卵は徐々に大きくなってゆく。まるで妊婦のお腹のように大きくなった卵は、とうとう〝その時〟を迎えてしまう――。思春期を迎えたばかりの少女が孵化させた、そんな恐るべき存在の恐怖を描いたモダンホラー。この全編に漂う、なんともいや~~~な感じが最高に良いですねぇ、これ。冒頭、自分たち家族がいかに幸せで愛と希望に満ち溢れているかを動画にしてネットにアップしまくる母親のウザい感じが最高にグッド。母親のそんな圧から逃れるかのように、少女が密かに温め始めた卵とやがて産まれてくる〝娘〟。こいつが焼き鳥屋さんに並んでそうな部位ばかりで出来た焼き鳥少女で超絶気持ち悪い!餌を柔らかくするために主人公が自らいちいち呑み込んで吐き出してから与えるのも、そりゃ鳥の習性やからしゃあないとは言え、そこまでリアルにせんでもえーやん(笑)。でも、主人公と一緒にお風呂に入るシーンくらいからちょっと可愛く見えてくるから不思議。この絶妙にキモ可愛いセンスは、例えるならお上品な楳図かずおって感じですかね。主人公の隠していた願望を叶えるためにこの娘が暴走するのもいちいち神経を逆なでする嫌なものばかりで凄く良かったです。きっと彼女の母親は若い頃足のケガでアイススケートを諦めてしまい、その夢を娘に託そうとしているのだろう。そんな母親の身勝手さやどんどん変わってゆく友達との関係に次第に心に鬱屈したものを抱えてゆく少女。初めて知った自らの嫉妬や憎悪といった醜い感情を鳥人間という存在に無意識に託している。なかなか深い。この怪物が実は妄想の産物でホントは彼女の自作自演なのではと思わせてからのオチのつけ方は見事というしかない。最後、この醜い娘とともにこれからも彼らは「幸せな家族」を演じて生きていくのだろう。純粋無垢だった少女は、こうして大人へと生まれ変わってゆくのだ。監督はこれがデビュー作らしいが、この先要注目の才能だ!8点!
かたゆきさん [DVD(字幕)] 8点(2023-05-13 06:42:42)
1.《ネタバレ》 鑑賞後に少しだけ調べたのだケド、思春期と反抗期とゆーのは第二次性徴の(ある種の)精神的両輪でありながら、時期的には普通どちらかが先、というモノではない様である。少女を主人公にその「成長」を比喩的にホラー要素を用いて描く…という作品としては、コレ自体は暫く前からのトレンドとゆーか『RAW』『テルマ』『ブルー・マインド』てな具合に近年は結構枚挙に暇が無かったりする(加えて『テルマ』はズバリ北欧ものだし)。しかし、これら先行作品がどちらかとゆーと主人公の「性的な」目覚めを描いていた様に見えるのに比して、本作はかなり「反抗期」の方の描き出しに寄っている様に見えるとゆーか、つまり主人公ティンヤが内に秘めきれなくなった(周囲の人間に対する)嫌悪・憎悪、妬み嫉み…といった負の感情こそが、アッリという異形なカタチで具現化した「彼女」自身(=もう一人の自分)なのだと言って好いだろう。その意味では(重ねて多分に比喩的とは言えど)先行作よりは率直に分かり易い・直接的な作品だとは思えるし、主人公も同様にとゆーかやや若い(=設定上は12歳)のであって、だから誤解を恐れずに言えば「取っ付き易さ」という点においては先行作より今作の方がだいぶ上回る…と言って過言でないのではなかろーか、と(ゆーて今作もそこそこグロくも在りますケド)。

ただし、結論をズバリ言ってしまうなら、こーいうごく分かり易いハナシだからこそやはり「終わり方が肝心」なのであって、今作は「何故+どのように」終わってゆくのか(=主人公が自身に生じたその「負の精神性」を手懐けるコトが出来るのか否か)を観客は特段に注視せざるを得ない作品だとも思うのだね(=誤魔化して終わられるとちょっと困っちゃう)。がしかし、結果からゆーと今作はごくバッド・エンドの方、であるにも関わらず、何故ソレがそーなってしまったのかはあまり明確には描かれないのですよ。特に、どー考えても一番のポイント(=諸悪の根源)であるハズの母親と主人公の関係性といった側面についても結局何らのアンサーも見出せない…つーのは、残念ながら少し手落ちが甚だしいとも(個人的には)思うのですね。前述どおり、テーマ的には(もはや)ごくオーソドックス、かつシンプルな展開運びではありつつも運び方自体は決して悪くなかったので、ラストにもう一つアイデアが在ったらば…てな感じでやや残念ぎみな方かと思われます。北欧ならではと言った感じのエレガントな画づくりや、それでいてショック描写にもまずまずの迫力を備える点も含めて、ホラーとして(コレも)決して出来は悪くはないとは思うのだケド…
Yuki2Invyさん [映画館(字幕)] 5点(2022-04-24 22:07:52)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 6.67点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5133.33%
600.00%
7133.33%
8133.33%
900.00%
1000.00%

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