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The Card Counter
2021年スウェーデン上映時間:112分
平均点:5.50 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
公開開始日(2023-06-16)
ドラマサスペンス
新規登録(2023-07-05)【Сакурай Тосио】さん
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監督ポール・シュレイダー
キャストオスカー・アイザック(男優)ウィリアム・テル
タイ・シェリダン(男優)カーク
ウィレム・デフォー(男優)ジョン・ゴード少佐
ボビー・C・キング(男優)ジョー
脚本ポール・シュレイダー
製作ブラクストン・ポープ
製作総指揮マーティン・スコセッシ
配給トランスフォーマー
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4.《ネタバレ》 長年刑務所に収監されていた孤独な男、ウィリアム。刑期を勤めあげ、ようやく娑婆に戻ってきた彼は、さっそく街のカジノへと足を運ぶのだった。時間だけはほぼ無限にあった刑務所の中でウィリアムはひたすらカードテクニックを磨き、出所後はギャンブラーとして生きていくことを決意していたのだ。人並外れた記憶力を駆使し、ブラックジャックやポーカーで着実に儲けを出してゆくウィリアム。そんな中、カークと名乗る謎の青年が彼に接触してくる。カークは、ウィリアムが刑務所に入ることになった過去の出来事――アブグレイブ捕虜収容所での虐待事件のことを話し始めるのだった。なんとカークの父も同じ刑務所での罪を責められ、以来家庭がむちゃくちゃになったという。「あんたや僕の父に罪を着せ、一人だけのうのうとのさばっているあの元上官に一緒に復讐しよう」。過去は捨てたつもりでいたウィリアムだったが、そんなカークの提案に心搔き乱されてゆく……。ノワール映画の名作『タクシー・ドライバー』の脚本を書いたポール・シュレイダー、彼が監督を務めたという本作はいかにも彼らしい重厚な作品でありました。多くは語らず、都会の夜の空気を濃厚に漂わせる映像と音楽で構築されたこのハードボイルドな世界観、自分はけっこう嫌いじゃない。カジノと言う華やかでありながら何処か闇を感じさせる世界で刹那的に生きる男たち……。いやー、渋い。主人公を演じたオスカー・アイザックのダンディな魅力も相俟って、なかなか見応えのある作品に仕上がっていたと思います。社会に恨みを抱き、ただ復讐のためだけに生きる青年を演じたタイ・シェリダンも負けず劣らず渋い。そんな男臭い世界の中で、主人公に思いをよせるパトロン的な役を演じたティファニー・ハディッシュの存在が良いアクセントとなっておりました。ただ問題は、肝心のギャンブラーとしてのし上がってゆく主人公の物語と復讐に命を燃やす青年の物語が有機的にうまく絡まっていないところ。特に最後、優勝を掛けたポーカーの試合のさなか、青年の復讐のために不意に会場を去る主人公の感情がうまく受け取れませんでした。ここらへんをもっと丁寧に描いてほしかった。このダークでスタイリッシュな世界観はけっこう好きだっただけに、なんとも勿体ない。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 6点(2024-10-30 10:43:28)《新規》
3.ブラックジャックの息詰まる対戦を期待しましたが思いっきり空振り。
タイトル詐欺の気がしなくもなく。
捕虜虐待の罪に問われるのは命令通りに動いた下っ端で、偉いさんは軒並み知らん顔というのが、アメリカらしからぬと言うからしいと言うか。
白いシーツで覆う意味が分からない。
復讐單でせっかくのデフォーなのにその言い分を聞けなかったのが大いに不満です。
全体的にパッとしない作品で残念です。
The Grey Heronさん [インターネット(字幕)] 4点(2024-07-13 21:19:36)
2.《ネタバレ》 スコセッシとポールシュレッダーのコンビである。
二人のコンビと言えば、「タクシードライバー」である。
あの映画も、ベトナム帰還兵のトラウマが描かれていたが、
本作も、軍での尋問に耐える姿が、映画に出てくる。

非常にカジノの蘊蓄や軍の尋問のことなど、
台詞に出てくる興味深い内容が面白い。
前半はそれで話を引っ張り、
後半、カジノで儲けた金で青年の未来を買おうとするが、
青年は復讐に人生をかけ、殺されてしまう。
それをギャンブラーが、代わりに上官を殺してまた刑務所もどり。

そんな話なのだが、
話の進行が、新しい。
出てくる建物、セットすべてが洗練されていて、
今までの生活臭のある映像ではない。
トントさん [DVD(字幕)] 7点(2024-05-04 01:12:15)
1.若者がグーグルアースを得意げに説明するシーンを見たとき、ああこれはおじいちゃんが脚本を書いた映画なんだなと思ってしまいました。熱いギャンブラー同士の対決が見たい方にはオススメできません。カードゲームの場面はすべて淡々としており娯楽性はほぼありません。前作魂のゆくえは環境問題という現代的なテーマで一本筋が通っていたのでわかりやすかったのですが今作はその辺りがあやふやです。一応米軍の闇のようなものが描かれていますがそれが主人公の稼業と何の関係があるのかよくわかりません。ウクライナ出身のミスターUSAという意味ありげな人物が登場しますがそれを深読みする気になるだけの強固な芯がこの映画には欠けています。魂のゆくえに引き続き主人公がノートに何かを書き記しながらモノローグで語る構成を採用していますが、同じような演出を二度採用するのは焼き直しと感じてしまいます。ただ捕虜収容所の魚眼レンズで撮影したような映像の感覚は新鮮で良かったです。結局この映画はザ・ヤクザの脚本家がまた日本の任侠映画のような作品をやりたかっただけのように思えます。主人公が博徒であるのはそれ以上の意味があるとは思えません。
Сакурай Тосиоさん [映画館(字幕)] 5点(2023-07-31 23:16:30)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 5.50点
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100.00%
200.00%
300.00%
4125.00%
5125.00%
6125.00%
7125.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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