ワース 命の値段のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。
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(レビュー・クチコミ)
ワース 命の値段
[ワースイノチノネダン]
WORTH
2019年
【
米
】
上映時間:118分
平均点:
5.75
/
10
点
(Review 4人)
(点数分布表示)
公開開始日(2023-02-23)
(
ドラマ
)
新規登録(2023-09-19)【
Сакурай Тосио
】さん
タイトル情報更新(2023-09-25)【
Сакурай Тосио
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キャスト
マイケル・キートン
(男優)
ケン・ファインバーグ
スタンリー・トゥッチ
(男優)
チャールズ・ウルフ
エイミー・ライアン
(女優)
カミール・バイロス
テイト・ドノヴァン
(男優)
リー・クイン
タリア・バルサム
(女優)
デデ・ファインバーグ
脚本
マックス・ボレンスタイン
音楽
ニコ・ムーリー
製作
マーク・バタン
マイケル・キートン
配給
ロングライド
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4.
《ネタバレ》
世界を震撼させた米中枢同時多発テロ。世界中が大混乱へと陥るさなか、アメリカ政府は水面下である重大な問題に直面していた。テロの被害者や遺族が皆、損害賠償を求め航空会社や国を訴えたらアメリカ経済は大変なことになる――。経済の停滞を恐れた政府は、すぐさま被害者救済を目的とする専門機関を立ち上げる。被害者の年齢や年収、社会的地位などを基に独自の計算式で算出した賠償金を支払うことで集団訴訟を阻止しようというのだ。機関の特別管理人に就任した法律学者のケネス・ファインバーグは、被害者たちの8割以上のサインを求め日々奔走するのだが……。911直後、米経済の混乱を避けるために立ち上げられた「911被害者補償基金プログラム」の内情を実話を基に描いたヒューマンドラマ。日本でも近年話題となった、交通事故の被害者となった女の子が耳に障碍があったことを理由に慰謝料を減額された事案――健常者に比べ働ける職種に差が出ることから損害賠償額の基となる推定生涯賃金が減額された――を髣髴とさせる本作、いたく興味を惹かれ今回鑑賞。実在した法律家を演じるのは名優マイケル・キートン。この人と言えば、世界的企業マクドナルドの内幕を生々しく描いた『ファウンダー/ハンバーガー帝国の秘密』で演じた世の中金が全ての守銭奴成金が強烈な印象を残してくれたのだが、本作ではあくまでリアルに徹してそんな法律家を演じている。確かに、あの歴史的大事件の裏側で地味ながらこんな悩ましい問題があったのだと問題提起する点ではなかなか意義深いものがあったと思う。遺族の方が淡々と亡くなった人々の思い出を語る姿には、見ていてどれも胸が締め付けられそうになる。「息子は消防士だったの。それがあのビルの上層にいた株屋の命より安いというの?」という遺族の言葉は重い。ただそのように事実の重みは充分伝わってきたのだが、映画として率直に面白かったかと問われれば正直「否」と言わざるを得ない。あまりにも淡々と事実だけがただ羅列されていくので、長い再現VTRを見せられているような感覚になってしまうのだ。事実を面白おかしく捻じ曲げろとまでは言わないが、映画としてもう少し観客の興味を惹き込むための脚色や演出を心掛けてほしい。そうかと思えば最後、余りにもきれいごとに纏めようとしてくるのも何か鼻白むものがある。これでは、「人間の命に優劣をつけることの是非」という本作の重要なテーマが霞んでしまっていると言われても仕方ないだろう。物語の題材自体は大変興味深いものだっただけに残念だ。
【
かたゆき
】
さん
[DVD(字幕)]
5点
(2024-07-28 13:07:58)
(良:1票)
3.
《ネタバレ》
この様な映画が製作される事からも、9・11がアメリカに残した傷跡の深さが判る。
実際はここまで美談めいた事など無くもっと泥臭い話ばかりだったと思う。
劇映画で有る以上はエンターテイメント的な展開とするのは止むを得ないと思うけれど、
美談・成功譚とするのは脚色が過ぎているのではないだろうか。
【
たくわん
】
さん
[CS・衛星(字幕)]
6点
(2024-04-01 15:53:44)
2.
実話なんですね。
演じるのがマイケル・キートンなので、血も涙も無いヤツかと思いきや、
ぬる燗のような一言一句に聞き入ってしまいました。
気の遠くなりそうなミッションをやり遂げた皆様に拍手。
【
The Grey Heron
】
さん
[DVD(字幕)]
7点
(2024-01-08 02:23:30)
1.
こういう社会派映画がモンスターバースの脚本家マックス・ボレンスタインの手によるものであるというのには驚くと同時に悪い意味で納得してしまうところがあります。結局この映画は補償する側から語られる話でしかなく、プロパガンダとまでは言いませんが美化して描いているのではないかという疑念が生じます。個々の被害者のエピソードには印象的なものがあります。特に同性愛パートナーの補償を受けられなかった男性のそれは今の時代に取り上げる価値のあるエピソードでしょう。しかしそれでもやはり視点は主人公マイケル・キートンから動かず個人の側から見える景色は描かれず群像劇のドラマとして構成できていません。これなら劇映画ではなくドキュメンタリーで十分な内容だと思います。
【
Сакурай Тосио
】
さん
[DVD(字幕)]
5点
(2023-10-06 23:29:06)
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【点数情報】
Review人数
4人
平均点数
5.75点
0
0
0.00%
1
0
0.00%
2
0
0.00%
3
0
0.00%
4
0
0.00%
5
2
50.00%
6
1
25.00%
7
1
25.00%
8
0
0.00%
9
0
0.00%
10
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