★16.《ネタバレ》 遺体写真(ポストモーテム・フォトグラフィー)や交霊会などの19世紀的オカルト要素を盛り込んではいるものの、それらはあくまで味付けにすぎず、よくあるC級ホラーだった。そもそも原題は『THE HAUNTING IN CONNECTICUT(コネチカットの幽霊屋敷)』で、エクトプラズムはストーリーの中で特に重要な意味を持っていない。ズレた邦題はホラー配給の伝統芸とはいえ、なかなかの詐欺タイトルと言っていい。
登場人物たちは「息子がガンで死にかけているのに葬儀場だった曰くつきの物件を借りる」とか「見るからに不気味な開かずの扉がある地下室を自室に選ぶ」とか、リアリティのない行動ばかりとるので感情移入がまるでできない。後半で明らかになる幽霊屋敷の設定も、トンデモすぎてカタルシスを得られなかった(「この家は葬儀場だった→葬儀場の主人は、霊能力を持つ少年を使って交霊会を開いていた」まではわかるが、「その少年の霊能力をさらに高めるために、死体を黒魔術で蘇らせた」あたりからバカバカしくなってくる……)。
『キャンディマン』のヴァージニア・マドセンをホラーで見られる!という感慨とともにワクワクしながら観たので、ガッカリ感ひとしお。 【乱泥】さん [インターネット(字幕)] 4点(2021-09-06 11:00:02) |
15.《ネタバレ》 いちおう実話ベースということらしいのですが、お話に高度にリアリティが保たれているとかそーいう感じでもなく、ごくごく普通のアメリカン・ホラーという風ですね。しかし、実話ベースの弊害的側面とゆーか、今作のメインの怪奇現象はその分類としてはポルターガイスト系(+幻覚)というホラーとしては若干地味めな方のヤツで、序盤から怪異のシーンは割と豊富にチョコチョコ入り続けるのですが、正直あまり怖い・恐ろしい、という感じでもねーのですよね(とりあえず、スラッシャーとかで容易に発生する「命が危険」という意味でのシリアスなシーンなどは殆ど無かったりで)。 序盤30分くらいが完全にそーいう感じのジミ~な展開であんま面白くなくて、中盤は徐々に謎が解き明かされてゆくので序盤よりはマシですが凄みはやはり欠いていて…ただ、終盤はそれでもまあまあでした。今作の一番のウリは登場する亡霊の見た目の禍々しさだと思うのですが(耳無し芳一状態の死霊どもは日本人にとっては見た目ポピュラーですが、やっぱ中々に気味悪いし)、そーいう死体が屋敷の真ん中にワンサカ隠されていた、とゆーのは中々どーして怖気が走ります。何故かアッサリとグッド・エンドに倒れてしまう結末も、これもなんかアメリカンだなあという感じですが、こーいうの悪くないね!という人も比較的多いのではないでしょーか(個人的にも、アリか無しかで言えばギリ、アリの方かなあと)。 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 5点(2021-06-25 21:11:17) |
14.《ネタバレ》 パッケージがインパクト大のこの映画。古い家に引っ越しから幽霊が出るといった古典的なオカルトホラーの話なんですが、幽霊が出るこの家には一体どんな過去があったのか?といったミステリーを楽しんだり、癌に苦しむ主人公とそれを支える家族のドラマに感動したりもします。怖がって怖がって真相を知ってさらに怖がるも、最後には感動するので、いい映画を見た気分になりました。 【nyaramero】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-07 10:24:41) |
13.事故物件から始まる恐怖映画ですが、シンプルな作品でした。音響で怖がらせる演出でした。 【SAT】さん [インターネット(字幕)] 5点(2012-04-21 22:36:26) |
12.色々中途半端なので怖くない。作りはしっかりしてると思うんだけど。 【とま】さん [CS・衛星(吹替)] 4点(2012-03-24 19:23:28) |
11.《ネタバレ》 おもしろかった! 正統派なホラーって感じですね。 序盤はあまり怖くなくて、前置き長いなあって感じだったけど 物語が進むにつれて怖くなってきます。 少年が死んだ理由、怨霊が棲みつく理由、真実、 どれをとっても興味深く、引き込まれるものでした。 まぶたや傷、死体はえぐかったなあ。 ラストまできっちり楽しめました。 それにしても、母は強し!ですね。 【らんまる】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-03-05 22:49:16) |
10.退屈な脚本と怠惰な演出による、ありがちなグロさと型通りのショックをもった、恐ろしくつまらない映画。とにかく、近年よくある低調なアメリカ製ゴミ映画のひとつ。 【Snowbug】さん [CS・衛星(字幕)] 0点(2011-05-06 01:54:00) |
9.《ネタバレ》 正統派ホラーです。ただ怖がらせ方は相変わらずお化け屋敷で、こうジワジワくるものはなかったですね。元々心霊モノに怖さを感じるタイプじゃないので、夜中に暗くしてヘッドホンで見ててもトイレ問題ないです。ただ常に家が軋んだりしてるのでそこはさすがの音響だと思いました。曰く憑きの物件には住まないでおこう。 【悲喜こもごも】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-04-07 23:03:28) |
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8.《ネタバレ》 いくら家計が苦しいからって、「いわく付き」ですよって物件に住むか?とか、おかあちゃん、何かにつけてちょっと強過ぎるんじゃない?だから旦那がアル中になったんじゃないの?とか、病人なのに正体不明の開かずの間までくっ付いてる地下室で暮らすなよ!とか、冒頭はイマイチ感情移入できなかったけれど、話が進むにつれ惹き込まれました。 皆さんおっしゃるとおりの正統派ホラー。直球勝負ですね。必要以上にCGに頼らないところも好感持てます。よくよく考えてみれば、確かに実話っぽい作りですね。 激しい(スプラッターだったりエロティックだったり)ホラーが多い昨今、一服の清涼剤(?)ってとこで好印象です。 あ、肝心の恐さ加減ですけれど、夜中に一人で見れる程度かな? 【タコ太(ぺいぺい)】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-02-05 15:56:08) |
7.《ネタバレ》 何に驚くかって、ちゃんと検分せずに家を買うことだ。買った後に開かないドアがあったなんて考えられない。それとも、俺がドアが少ない家にしか住んだことがないってことか? 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-01-02 14:29:53) |
6.実話を元にしたホラー映画は数多くありますが、その中でもこの作品はしっかりと作られた良作でした。 もちろん、このストーリーそのものを否定してしまったら単なるホラー映画に過ぎないのですが、「実話かも、、」と思わせる部分がチラホラと感じられたんで、終始画面に釘付けでした。 例え作り話だとしても、ホラー映画としては充分に満足できる作品だと思います。 【抹茶御膳】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-12-02 20:04:55) |
5.《ネタバレ》 実話というのが蛇足ですが、作品としてはそこそこ完成されています。前半はあまり盛り上がらず、テンション下がっていましたが、ジョナの遺灰を発見してからの展開は楽しめました。あそこで終わっていたら駄作だけど、しつこくストーリーを繋げたのが良かったのでしょう。文字が刻み込まれた包帯人間がごろごろ掘り出されるシーンは、画としては非常に不気味で恐怖感がでました。海外ドラマが中心のカイル・ガルナーは良い演技をしており、適任だと思います。イライアス・コティーズも不気味な神父の役に入り込んでいて良かったです。アマンダ・クルーはせっかくの若女なんだから、絶叫シーンをもっと与えても良かったのでは?と言っても、あんまりホラーだからと言って、お色気シーンを詰め込むと安っぽくなってしまいますけどね。最後に、マットの病気まで治ってしまうオチには納得いきません。傷も恐らく一生残るでしょう。 【マーク・ハント】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-12 23:54:17) |
4.後味の悪いホラー映画が多い中、これはなかなか良かった。普通に怖かったし、よく作ってある。 【にしきの】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-06-18 09:48:18) |
3.《ネタバレ》 病気の長男役は、海外ドラマでよく見かける顔ですが、役柄に良くあってた。 絶望が一番の恐怖なんだな。強い母親が対比として描かれていてあのかーちゃんがいたら何が起こっても何とか救われるだろうと、どこかで安心しつつ観れた。 よくあるポルターガイスト的なもんだろうと、タカをくくっていたが、最後はちょっと良い話を読んだ後のような清々しい気持ちで終われた不思議なホラー映画でした。 まぶたのいっぱい入った箱・・怖いよ・・・ 【モフラー】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-02-06 21:07:00) |
2.《ネタバレ》 小児癌の長男の治療のため、病院近くの格安物件に越してくる一家。治療費の捻出などで経済的余裕も無くなってきた上、長男は薬の副作用なのか幻覚を見るようになってしまう。日増しに激しくなっていく長男の幻覚への反応、それを見たアルコール依存症の親父が再びアルコールに手を出し大暴れ、更に家に棲む何かが家族にも手を出し始め一家はますます困窮状態。 もう絵に描いたような転落ぶりでお先真っ暗状態というのが巧く描かれていますね。当たり前のように生活してますが、普通でいられる事がいかに幸せか?と考えてしまう。 舞台が整ったところで肝心の家に棲む悪霊ですが、こちらもツボを抑えた見せ方で家に棲む理由づけも悪くない。まぁ地下室はもっと良く調べとけと思いましたけど、普通にアメリカではありえそうな話なトコが怖い。 「どうせ死ぬんだ」と一人で悪霊に向かっていく長男。その長男を救おうと心が離れた家族が再び結束するラストは素直に良かったです。オマケに末期の癌細胞すら蹴散らすとは恐れ入るハッピーエンドでした。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-02-03 22:25:37) |
1.むむむ、この映画結構怖かったぞ。 お姉ちゃんのおっぱいシーンがあるわけでもないし、血しぶきプシャーッとかもない。おバカ女のギャーギャーうるさい悲鳴もない。直接的なエログロのない正統派かつ硬派で丁寧な一作。真面目なオカルトホラーで、これだけ出来が良くて、ちゃんと怖い映画は久しぶり。音でビビらしてくるシーンが多いのが若干気になるが、ジワジワとネットリした慎ましい怖さは上質。 実話を元にしているらしいが、信じるか信じないかはあなた次第。って、最近多いな。 …いわくつきの物件にはくれぐれも気を付けましょう。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-01-30 16:17:05) |