★13.《ネタバレ》 短編を、特に無駄に凝らず、まとめ上げるとこんな意外な佳作になるという見本。引力やポテチの味間違い、色々と変な場面、変な会話に思えるところがスパイスとなっているね。仙台ロケも今の時勢、良かったのかも。 【min】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-03-29 20:44:31) (良:1票) |
12.《ネタバレ》 これだけ淡泊なストーリーのラストシーンに、こんなに胸を打そたれる不思議です。ホームランって確かに球を遠くに飛ばすだけのことなんだけど、なんだけど……… 浜田君も良かったけど、大森さん演じる黒沢も良かったなあ。あれだけ完璧に見える彼も「人の気持ちが全く分からない」ということに何かしらのコンプレックスを持ってるに違いありません。あのラストで周りの人々を見回すシーンにも感じるものがありました。 あと木村さん、今までは平凡な「美人」という印象だったんだけど、このドラマの中でのいろいろな表情に魅かれました。平成26年2月9日再見 本当に面白い映画はおちがわかってても、なおかつ面白いですね。結末に向かって、どれほど上手に組み立てられたストーリーであるか十分堪能できました。それから、埼玉こと入間こと松岡さん、前回見た時は、気がつかなかったんですが、ドラマとはちがった少しぶりっ子の感じもまた。塚、彼女、木村さん、石田さん 出演している女優全員に好感を持つ映画に自分が悪い印象を持つはずがない。 【rhforever】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2013-03-21 16:54:07) |
11.ストーリーの新鮮味はないのだけれど、最後にジーンときました。仙台の熱い気持ちが伝わってきました。 【tonao】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-03-07 17:17:52) |
10.《ネタバレ》 野球モノが好きなワタシとしては、ただひたむきに練習する尾崎のシーンなどを入れてもらえると泣ける名作になり得たのでないかと少々残念です。あと、母ちゃんもありえないことと思いつつも、そんなことを疑ってるシーンとかもあっても良かったかもなぁ。原作未読です。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-02-23 15:33:43) |
9.原作読んだ感じと濱田岳は全く違っていましたが、これはこれで映画も良かったですね。時間的にも無理に引っ張るよりもコンパクトにまとまっていました。後味良し!です。 【東京ロッキー】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-01-12 13:59:00) |
8.《ネタバレ》 優れた頭脳を持っている忠司。しかし、その才能に自分も周りの人間も気付いていない。彼は空き巣という卑しい仕事をし、【劣等感】をごまかしながら生きている。社会から全く認められていない。 彼と同じ日に生まれたプロ野球選手の尾崎。彼は優れた才能を持ちながらも、監督に嫌われていることもあり、現在は結果を残せずにいる。彼もまたかつての栄光がありながらもプロ野球選手として認められていない。忠司の地元の憧れの選手。 そんな中、忠司と尾崎は出産直後に取り違えられていたことが判明。これほど劣等感を感じてしまう対象はいないのではないでしょうか。なぜ忠司は劣等感の対象である尾崎をあんなに応援したのでしょうか。自分に重ねて応援してたとは思えないです。劣等感に押しつぶされまいと必死だったんではないでしょうか。 目の前でチャンスをものにした尾崎を見て、涙ながらに喜んでいる忠司の姿に心を打たれました。心が貧しい私が忠司の立場なら、劣等感が増して落ち込むばかりの状況に思えます。彼はこれから劣等感に打ち勝って、強く生きていけるのでしょう。 自分の今の状況に気持ちが沈んでいる人におすすめの作品です。 【エウロパ】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-01-03 18:03:28) |
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7.期待していなかっただけに面白かったス。木村文乃さんがいいっスね。 【la_spagna】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-01-02 14:23:39) |
6.素晴らしい!無駄がない!68分という尺が、こんなにも見事にマッチするなんて。車内でのポテチを間違えたシーンが、後になってじわ~ときて、タイトルに込められた意味を知る。そしてエンドロール中の親分(専務)のシーン。まさに逆転満塁ホームラン!お見事です。 |
5.短いけれども、この話には最適な長さ。もっと観ていたいと思わせるホンワカした邦画。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 10点(2012-11-19 21:00:36) |
4.《ネタバレ》 う~ん、困った。あちこちのサイトで賞賛されている作品を悪く言うのは気がひけるのだが、自分にはいまいち入り込めなかったです。空き巣犯なのに人助けしようとしたり、それぞれのユーモアある会話に時たま笑えたりもするのだが、これだけ現実離れした人たちを見せられても、それで感動出来る気持ちが湧いてこない。なんだかんだいっても物取りで生活してる連中だし、さすがにおせっかいすぎる。「いい人」の面だけを見せていて、汚い面は一切見せてない切り取り方に違和感を感じる。 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-11-17 21:29:46) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 冒頭のシーンを見たときには、バカバカしさを感じてしまったのだけれど、それが映画を最後まで見ると、「いや、あれでよかったんだ」と思える、そんな映画。 くどくない伏線にも好感が持てます。 あと、木村文乃が素晴らしかったです。彼女の出演作はいくつか見てきたけど、今までとは違う役どころを、120%の出来で演じ切っていました。 主演の濱田岳や母親役の石田えりもとってもよかったです。 設定はちょっと現実離れしてるんだけど、内容は実に身近。だれのまわりにもあるような、プリミティブな「愛」に満ち溢れた作品だと思いました。 じわじわ泣けて来て、エンドロールを見ているうちに涙がツーッと・・・。そして、エンドロールの最中にもう1シーン。これも見逃さないでほしい。最後まで「やさしい愛」を感じることができます。 伊坂原作と中村映画は相性いいですね。やさしいけれど「ほんとうのこと」を描く。「ゴールデンスランバー」も「アヒルと鴨のコインロッカー」もそうでしたね。 【コウモリ】さん [インターネット(字幕)] 8点(2012-11-02 01:03:19) (良:2票) |
2.《ネタバレ》 主人公が最後まで優しくあり続けたことに救われた思いがした。今の殺伐とした世の中で、一人でも多くの人に観てもらいたいと思える作品。 今村と尾崎は一見ウラオモテの存在のように描かれているようでありながら、実はニュートンやピタゴラス並の思考能力を持っている(時代が違えば歴史に名を残す人物になろう)点では、今村の方が遥かに高みにいるとも捉えられる。 誰にも才能と役割がちゃんとある、ということがスクリーンからひしひしと伝わってきた。 沖縄国際映画祭の審査対象映画として鑑賞したが、少人数で会議室のスクリーンで観た故に、却って映画に馴染めたと感じる。大きな劇場ではちょっと物足りなく思えるかも。 この映画で木村文乃という人の女優としてのポテンシャルの高さに驚き、それに引っ張られるように作品の世界観に入り込むことができた気がする。 【遊山】さん [試写会(邦画)] 9点(2012-07-13 19:17:06) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 本作のストーリーは、時間も短いし(68分)、そんなに捻りが聞いてるわけでなく、割とストレート。 ただ、伊坂原作だけあって、登場人物に癖がある。お前ら何してる人なん?的な。 大きな特徴としては、そんな癖のある登場人物たちがあまり自分の気持ちを語らないところだ。 大森南朋演ずる謎の男、黒沢は「俺は人の気持ちがわからない」と言い、主人公の彼女は「なんとなく彼と一緒にいるんですよ」と言い、 主人公は「俺、どうしたらいいんすかねー」と淡白さを出しながらも、それぞれが行動を起こしていく。 そこが面白いところであり、かなり好ましいところであるだけに、最後までサラっと見せてくれればよかったんだけど、最終的には登場人物たちが一気に感情を高ぶらせていく。 そこが、ちょっと唐突に感じ、乗れなかったところでもある。 後日談も描かない潔さも良いんだけど、もうちょっと時間使っても良かったんじゃないかな。 【すべから】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-07-09 23:21:07) (良:1票) |