726.《ネタバレ》 もう何回見たか解らない。
「未来少年コナン」や「名探偵ホームズ」を思い出すこれぞ冒険活劇、ジブリの最高傑作。
とにかく走って撃って走って殴り合う豪快な、超楽しい映画っす。
冒頭からアクセル全開でぶっ飛ばすワクワクするようなファースト・シーン。
雲、雲、雲、を切り裂き現れる巨大な飛行船、それに襲い掛かるドーラ一味との戦闘!
ハワード・ホークスの航空映画を髣髴とさせる唸るような空戦描写、銃の駆け引き。
不適な笑みでバズーカを振り回すばあちゃんとか最高すぎる。冒頭から人やものが落ちて落ちて落ちまくる。
その後のオープニングアニメーションで語られる都市はかつてのラピュタだろうか。男がシータに変わり“過去”から現代に戻る。
天から少女が落ちてくる様子・・・それだけの場面をあんなに神秘的でロマンチックに描けるものだろうか。あれでシータを落とさないパズーはマジで男の子。さり気無くそっと上着をかけたり、二度と家に戻れない覚悟を“鳩”に伝えるカッコ良さ。
三つ巴で交錯する列車のチェイス、レールをブッ壊しながら追いかける。スカートをまるでコートのように投げ捨てるドーラのカッコ良さは異常。あんなボロボロの歯で滑らかに喋るし美味そうに飯を食うし一体ドーラの歯はどうなっているのか。
蒸気は直接喰らうと大火傷するぜ。「白熱」とか「北国の帝王」とかさ。
そんなドーラたちが利害の一致とはいえパズーたちを助けてくれるとか胸熱すぎる。
ロボットに「生きています」とか言ってしまうほどロボが動き出す恐怖、爆炎に包まれた城からシータを助け出すシーンが最高!
ムスカとの駆け引きも面白い。
ムスカ「3分間待ってやる(ちょ、弾切れだからタンマ)」