★9.《ネタバレ》 1999年制作のフルver.を見た。
白黒の画面の中を四季がめぐり、ナレーションによる語り。
雨が降りしきる外、傘の下で微笑む?猫との出会い。 猫だけ漫画のキャラの様にデフォルメされ、顔がハッキリ映されない彼女の衣服はかなり描き込まれている。
髪、化粧、人間である彼女には母親のようなぬくもりと憧れ、同じ猫の彼女(コッチもデフォルメ調)にはそんな姿を嫉妬されてしまう。
空を覆う雲、カーテンを揺らす風、倒された椅子、こぼれる涙、座り込んだ姿が伝える哀しみ。
撫でてくれる手、白い息を受け止める手、扉を開き今日も出ていく。
これの続編?にあたるのが「Everything Flows」版なのだろうか。 【すかあふえいす】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-03-26 14:02:37) |
8.ポエムの朗読を聞かされているようなこっ恥ずかしさ。 【eureka】さん [DVD(邦画)] 4点(2016-11-03 11:13:58) |
7.《ネタバレ》 おまけで入っていたのでラッキーと言えばそうかも。 背景が綺麗だ。が、猫がああだとがっかりする。猫をみせないでどおする。と、猫好き的な文句を言ってみる。人も含めて骨格はきちんとしてるのに、顔が描けないのかなこの人は。もったいない。 内容は詩だから、読み手が陶酔できることが第一義なんだろうと思う。言葉を並べるのが巧い。この人が書けば画と繋がるとききっと、無作為にフレーズを選んでもその並べ方であの独特の雰囲気を出すことができるのかもしれない。 ぼうっと見ていたためか、彼女が電話を切った後の言葉は途中から意味がちんぷんかんぷんになって、ふっと終わってしまった。それでも何か、切ないようなやるせないような気分が残るのは、上手。 【黒猫クック】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-12-31 12:46:37) |
6.ひとことで言って、ポエムのような内容。 猫が出てくるけれども、その猫は擬人化されたものでリアルなものではなく、 あくまで人間がわりの語り部として存在している。 この監督はそもそも背景の人で、人物の作画は得意ではないようで、 映像は基本的に背景の羅列で、人物は後ろ姿のみで顔は描かれない。 作者が猫に仮託して恋心をつづるというか、乙女チックな内面を告白しているようにも 感じられるのは、自身で読み上げているせいなのか。 【且】さん [DVD(邦画)] 4点(2009-08-27 12:20:04) |
5.リアル系の背景にゆるいネコの取り合わせが最高にマッチしている。 この構成から言うと、一応彼女も登場しているけど、その彼女すら背景の一部にしてしまっている斬新な構図に感心せざるを得ない。 ショートフィルムということでストーリー性のある展開は期待できないけど、その語りの向こう側にある背景としての物語を感じることはできた。 【もとや】さん [地上波(邦画)] 7点(2007-09-03 01:54:09) |
【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-07-04 12:22:26) |
3.日常の中の切なさ、痛み、ぬくもりを描く新海監督のエッセンスが凝縮された原点の作品。総合的には5点といったところですが、その魅力的な世界観に+1点。 【.】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-07-01 07:07:54) |
2.5分足らずという本当に短い短編なためか、いつも通りの独白がこれに限っては生きている。他のものよりもよっぽどこっちの方が楽しめる。 【MARK25】さん [DVD(邦画)] 5点(2006-07-27 20:13:18) |
1.《ネタバレ》 新海誠の初期作品。なんも盛り上がりはなかったし、少し暗い。飼い主のいる猫の気持ちを描いたんでしょうな。自分にはしっくりこなかった。 【マーク・ハント】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2005-12-26 13:43:15) |