12.《ネタバレ》 中期頃の程よい長さの作品。チャップリンの歴史上はスランプ時期といわれる時代ですが、こういう粗削りな雰囲気が好きです。随所にお笑いポイントがあって書き出すとキリがないのですが、牛追いが牛に気付かず真っすぐ行くとか、牛と間違ってふくよかな女性を棒で突くとか、、自分の牛を探している最中に道で出会ったふくよかな男性が自分の牛かどうか確認するとか・・ 結構ジワる流れが多い作品です。 後半のロマンスの流れはチャップリンお得意の若干寂しさを感じるものですが、オックスフォードシューズのシューズカバーをほつれた靴下で代用する辺りが泣けます。元来気弱なところがあるチャップリンですので、今回も夢の中とはいえ自分から身を引いて去っていくシーンが寂しげ。この気弱な人の好さがこのキャラクターの良さでもありますが、ちょっと優し過ぎる感じも受けます。(でも戦う時はシッカリ戦うんですけどね) お尻に雑草を入れて挑んだ時に限ってお尻を蹴られないのも地味にジワるし、、モップのシーンは実際にはくだらなすぎて・・ でも最高に面白いのが不思議なシーンです。無声映画なので想像力が豊かな人ほど楽しめるところはありますが、まあ手軽にチャップリンを楽しむなら本作もお勧めできます。悪くない、よく出来た作品です。個人的にはなかなかのお気に入り!! 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 8点(2024-11-10 14:38:14) |
★11.《ネタバレ》 男にケツを蹴られてチャップリンが起きるが、また寝てしまう。 そこに靴を投げる、で起きて着替えるのかと思いきやパジャマの下にシャツとズボンwww何という横着振り。 んで出たと思ったらまた窓からベッドに御帰宅。
コーヒー、牛を連れてきてそのミルクをコーヒーにそのまま入れてしまう。 ヤギが楽譜を喰うわ鳴くはいきなり車がクラッシュして事故るわ。
犬を蹴るような野郎にはパイをくれてやらあっ!
後半は牛のモーレツな勢い。牛が教会で大暴れ、窓を牛がブチ破る。
杖に蝋燭、あえて車に轢かれるチャップリン。 情事のために人一人殺しにかかるチャップリン。これは酷い(褒め言葉)。
牛のロデオで頭を打って“幻想的”な妖精たちと原っぱでダンス。 それを引き上げる“現実”のおかしさ。
NGフィルムにおける床屋シーンの狂騒は「独裁者」で復活した。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-06-07 15:35:26) |
10.《ネタバレ》 蹴られても蹴られてもひたすらに働く。チャップリン映画にしては笑える場面は少ないし、感動させられる場面も少ない。いやほとんどない。そんな中でもチャップリンらしくサニーサイドてタイトルの意味である陽のあたる場所、平和な世界とは全く反対の陽の当たらない場所になってる作品とは、いやはや、チャップリンただ者じゃないです。笑いという意味では物足りないが皮肉いっぱいな所はチャップリン映画らしく、チャップリンが夢の中で踊る場面は何だか楽しそうだ。4人の女性と楽しく踊る場面が夢だと分かった時のチャップリンの表情がとても切ない。お尻にサボテンが刺さってて、あれ?夢か!いや~チャップリンらしい夢の世界。それにしてもチャップリン働き過ぎやろ。 【青観】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-02-14 21:56:52) |
9.大正8年か。松井須磨子が自殺してキネ旬が創刊された年だ。コントラストがきつくなっちゃってて、かなり見づらいフィルム状態ではあった。楽譜をヤギに食べられてしまい、キーを叩くとヤギが鳴くというのを視覚で見せるギャグがあった。朝食のシーンで砂糖をいっぱい入れてドローッとしたのを飲む、ってのもあったな。一番好きなのは医者たちが座っているロビー(?)を強引にモップで掃除するというギャグ、無理に脚の間を通したりするの。この人のギャグでは、律儀にテキパキと仕事をしている振りをする、ってのにいいのがある。そこに庶民のズルさと言うか反逆を見てしまうのはヤボか。労働讃歌と素直にとっていいところもある。機械的に動く労働者の自嘲と見るのは、後の作品から振り返って見てしまい過ぎてるかもしれない。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-07-20 12:10:18) |
8.《ネタバレ》 ちょっと当時コレを観た観客たちの笑いどころを考えてしまいました あんまり蹴られ過ぎで… 面白いとこもあったけど(砂糖入れすぎってw)夢だったところも含みでいま一つ物足りないかな そんな印象デス 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-12-19 22:50:23) |
7.《ネタバレ》 チャップリンの短編の中では笑いのエッセンスは少なめです(冒頭の寝起きや調理のシーンでは細かな笑いが沢山ありましたが)。ひたすらホテルのボスに蹴られているし可哀想・・・。ちょっと蹴りすぎなんじゃないかなとも思ったり。挙句の果てには彼女にも振られ、踏んだり蹴ったりだなと思ってやるせない気持ちになりましたが、夢オチで本当に良かった。観ていて救われました。 しかし思い返せば、4人の女性(天使?)が出てきて一緒に踊るシーン等は夢だったんですね。仕事も厳しいし生活もラクじゃないからこそ、せめて楽しい夢を観る。それでも唯一のかけがえの無い存在である彼女まで失う不安もある。結構リアルな心情を映しているなぁと共感してしまいました。夢から覚めた時、エドナの手を強めに引っ張って彼氏らしく主張するチャップリンが何とも可愛らしかったです。 フライパンの上に鶏乗っけて卵を産ませるシーンと、わざわざ馬?を連れてきてお乳を搾るシーンは◎です。 |
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6.チャップリン映画は無意味に暴力的な部分が多すぎる。 バイオレンスな映画は嫌いなどころかむしろ好きなのだが、平和な雰囲気をかもしながら、実は暴力的なのが好かないところ。 でも、そのユーモアあふれる暴力描写に思わず笑ってしまうのが正直なところ。 それにしても本作の終り方はあまりに唐突すぎて納得がいかない。 また、本作でも動物の使い方が実にうまい! チャップリンは動物使いの名人だ。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-08-03 00:59:26) |
5.今作はひたすら蹴られており、ある程度の面白さはあるが、もう一展開欲しかったところ。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-03-06 11:48:14) |
4.《ネタバレ》 夢だったんだ!とわかったとき、なぜか私の方が安心して泣きそうになりました。(笑) 【トナカイ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-10-25 23:10:38) |
3.特に変わった小ネタは残念ながら今回見当たらない。しかし短い作品だけどその題名から連想してたイメージ通りで まったりした気分で安心して最後まで見ていられる作品になっていたと思われます。なので特に笑えなくても彼を愛するには十分な作品になっていたと思われます。 そして今回、とにかく連蹴です、ケツを蹴られまくってますよ、雇い主から非情の連蹴を浴びてますよ、そこが唯一面白かったところでしょうか、連蹴です^^ 【3737】さん [ビデオ(吹替)] 5点(2005-06-06 23:06:31) |
2.《ネタバレ》 中盤あたりで、運ばれてきた紳士を医者に見てもらい部屋まで案内したところくらいまでは現実の話。それ以降にチャップリンの夢が始まっていたのでしょう。ストーリーの前半にエドナに指輪をプレゼントしていて、二人が惹かれ合っていたのは確かなので、夢から覚めた時、エドナを奪われたのは夢だったことに気づき「この指輪を見ろ!俺がプレゼントしたんだぞ!」というような事を紳士に言っていたような感じですね。 それと、「キッド」(1921)でも似たようなシーンが出てきましたが、天使と踊るシーンがファンタジックでいいですね。やっぱり、心の中にそういう部分がないとあのようなシーンは作れないでしょう。やっぱり、チャップリンってロマンティックな人なんだなぁと思います。 【もっつぁれら】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-16 00:04:15) |
1.チャップリンの作品はどれも品があって素敵です。本作品も楽しく鑑賞できました。チャップリンものは短編集も要チェックですね。 【たにっち】さん 6点(2004-05-14 18:43:42) |