いとこのビニーのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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いとこのビニー

[イトコノビニー]
My Cousin Vinny
1992年上映時間:119分
平均点:7.36 / 10(Review 92人) (点数分布表示)
公開開始日(1993-03-13)
ドラマコメディ法廷ものミステリー
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2013-11-05)【イニシャルK】さん
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監督ジョナサン・リン
助監督フランク・キャプラ三世
キャストジョー・ペシ(男優)ビニー・ガンビーニ
ラルフ・マッチオ(男優)ビル・ガンビーニ
マリサ・トメイ(女優)モナ・リサ・ヴィト
オースティン・ペンドルトン(男優)ジョン・ギボンズ
ブルース・マッギル(男優)ファーリー保安官
モーリー・チェイキン(男優)サム・ティプトン
ジェームズ・レブホーン(男優)ジョージ・ウィルバー
クリス・エリス[男優・1956年生](男優)
レイン・スミス〔男優〕(男優)ジム・トロッター3世
フレッド・グウィン(男優)チェンバレン・ハラー判事
青野武ビニー・ガンビーニ(日本語吹き替え版)
佐々木優子モナ・リサ・ヴィト(日本語吹き替え版)
関俊彦ビル・ガンビーニ(日本語吹き替え版)
松本保典スタン・ローゼンスタイン(日本語吹き替え版)
家弓家正チェンバレン・ハラー判事(日本語吹き替え版)
小林清志ジム・トロッター(日本語吹き替え版)
池田勝ジョン・ギボンズ(日本語吹き替え版)
島香裕サム・ティプトン(日本語吹き替え版)
峰恵研ジョージ・ウィルバー(日本語吹き替え版)
脚本デイル・ローナー
音楽ランディ・エデルマン
撮影ピーター・デミング
製作ポール・シフ
デイル・ローナー
20世紀フォックス
配給20世紀フォックス
編集スティーブン・E・リヴキン
録音エリオット・タイソン
ロバート・J・リット
字幕翻訳松浦美奈
あらすじ
 スタンとビルは、旅の途中立ち寄ったコンビ二から出た後、車に乗ってからしばらくして清算し忘れたツナ缶を持っていることに気付く。「ま、万引きじゃん。」慌てる二人。やってくる警察。そして捕まる。「容疑を認めるか。」「はい、認めます。」ところが二人にかかった容疑は「万引き」ではなく「第1級殺人」と「殺人幇助」。このままでは死刑になってしまう。そこでビルは、弁護士になったいとこのビニーに助けを求める。
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92.《ネタバレ》  記念すべき500本目のレビューだから、明るく楽しい気分になれる映画が良いなと思い、本作をチョイス。

 良く考えたら作中で死者も出ているし、何もかも全てハッピーエンドって訳ではない品なのですが……
 久々の鑑賞後には(やっぱり、これを選んで良かった)と、しみじみ感じる事が出来ましたね。
 そのくらい、終盤の逆転劇が痛快。
 「被告人の無罪を証明する」という、裁判物ならではのカタルシスを、存分に味わう事が出来ました。

 「ツナ缶の万引き」「アメリカ南部への偏見」などの要素によって、無実のはずの若者二人が殺人容疑を掛けられてしまう流れを、丁寧に描いている点も良いですね。
 (そりゃあ犯人と誤解されるよ)(嫌な印象を持たれて当然だよ)って感じで説得力があるし、それでいて若者二人を嫌いにはなれないという、そのバランスが絶妙だったと思います。

 他にも「ヒロインのリサは車に詳しい」「ビニーは裁判に不慣れなだけで、本当は賢い」という伏線が、序盤から張られている事にも感心しちゃうしで、作りが丁寧なんですよね。
 裁判で無罪を証明する事が、そのまま真犯人の逮捕に繋がる形になってる点も、とても好み。
 裁判物では「無罪は証明出来たけど、真犯人は不明のまま」ってオチの品もあったりして、モヤモヤさせられた経験があるだけに、本作は後味スッキリで気持ち良かったです。

 食堂のメニューが「朝食」「昼食」「夕食」の三つしかない、という場面なんかも、妙に好きですね。
 こういうさり気ないユーモアって、御洒落だなって思えます。

 それと、自分が一番お気に入りなのは、煉瓦とトランプの喩え話の件。
 ここって「ビニーは頭の良い人間である」と示すだけでなく「ビニーは本当に、ビルの無実を信じてる」事を描いた場面でもあるんですよね。
 「お前は、無実なんだから」という一言が、凄く恰好良い。
 作中において、一瞬たりとも「ビルが犯人かも知れない」と疑う場面が無い事も含め、この「被告の無実を心から信じてる弁護士」という描き方は、本当に良かったです。
 弁護士にとって一番大切な事は、何よりもそこなんじゃないかと思えました。

 そんな本作の難点を挙げるとすれば……
 最後の最後、マロイ判事に助けてもらう形になったのは恰好悪かったとか、精々そのくらいかな?
 
 いずれにせよ、数ある裁判映画の中でも、特にお気に入りと呼べそうな一本ですね。
 何時か、1000本目のレビューを書く時が訪れた際には、この映画に負けないくらいの傑作をチョイスしたいものです。
ゆきさん [DVD(吹替)] 8点(2021-07-09 20:39:23)(良:3票)
91.笑えて為になる法廷コメディ。

裁判の慣習とか、弁護士と検察の駆け引きや戦術など、いろいろと勉強になる。
自分は法の世界とは全く無関係な人間だけど(笑)

「二次提案」などの法律用語も出てくるし、こういうウンチクを詰め込んだ映画は結構好き。

ペシ「俺の巧みな話術で検察から資料のコピーを全部貰ったぜ!」
トメイ「バカ!弁護士から要求があったとき、検察は全ての情報を開示する義務があるのよ」
ペシ「え~?!」
↑この場面なんて『世界一受けたい授業』のVTRみたいで面白かった。
Y-300さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-10-25 18:26:40)
90.《ネタバレ》 キッチリと描かれた法廷シーンとコメディの塩梅が絶妙な脚本は見事で、大笑いさせられた法廷モノという稀有な作品。何時もの残忍冷酷な役柄でないジョー・ペシのキレるのを堪えてそうな姿に、何時もなら皆血祭りにあげられているのにと思うと可笑しくてしようがなかった。子宮でモノを考えてそうで理知的であるギャップが魅力のモナ・リサ・ヴィトを演じるマリサ・トメイが輝いていた。勝訴の結末は想定内だが、一発逆転の証言の理詰めさが心地良く、後味もスッキリ爽快。掘り出し物の逸品。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 8点(2018-03-11 17:30:05)(良:1票)
89.《ネタバレ》 ビニーのキャラがいい。釣り合わないほど素敵な恋人との諍いも笑える。気軽に楽しめるコメディ。
ダメダメだったビニーが、最後は辣腕弁護士に豹変するのは都合良すぎる気もするけど。
飛鳥さん [DVD(字幕)] 6点(2017-02-28 20:45:52)
88.《ネタバレ》 このサイトが無かったらまず見る事にはならなかったであろう極めて「めっけもん」な一本。芸達者なジョー・ペシが主役をはるのがないのかな~と思ってたらあるんですね~、スゴイかっこで登場した時点でもう可笑しい(笑)、で、ラルフ・マッチオは相変わらず頼りない役がよく似合う(苦笑)。 最初はとんでもなく頼りないビニーが、最後の場面の大逆転ときたらもうぅ最高! マリサ・トメイの賞受賞も大納得・大満足のものでゴザイマシタ
Kanameさん [DVD(字幕)] 9点(2015-06-20 19:12:46)
87.《ネタバレ》 キャラクターの描き出し方がとても巧い映画だなあと思った。会話、服装の演出にセンスを感じる。マリサ・トメイの個性出しすぎのファッション!当時であっても肩パット大きすぎでしょ、という位の押しの強さ。ジョー・ペシは革ジャン一辺倒、ゆえに判事に怒られ、若者二人はいかにも貧乏学生風のアメカジ。人は服装から。ううむ巧い。
人物の会話もひとつひとつが印象的。学生とペシの初面会の時の誤解に基づくコント風一幕や、服装にしつこく言及する判事、特に蛇口の閉め方をめぐってのペシとマリサの口論には脱帽してしまった。あまりの斜め上の展開に呆気にとられつつ笑ってしまう場面だけれど、「会話」によっそれぞれがどういう人間か説明し尽くしていて、ここではペシもマリサもかなり弁が立つのね、と印象づけることに成功している。劇として高度な脚本だと思う。
だらだらと無能ぶりをさらしていたペシが後半怒涛の追い上げを見せるくだりは爽快。勢いでオスカーを取ったであろうマリサもお見事。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-06-30 16:45:28)(良:2票)
86.痛快で超笑えました、グリッツは食べたくないかも!マリサ・トメイは相変わらずキュートでした。
HRM36さん [DVD(字幕)] 9点(2014-06-16 10:20:08)(良:1票)
85.《ネタバレ》 ○ジョー・ペシの魅力満載の作品。彼の主役作が少なかったのは本当に残念。○マリサ・トメイも判事役も俳優もキャラが立っていて楽しめる。
TOSHIさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-05-06 18:49:26)(良:1票)
84.《ネタバレ》 この映画の最大の魅力であり謎はマリサ・トメイ(劇中でその名前がわかるところでびっくり。モナ・リサとか!)があれだけの服をいったいどこにもっているのか?という点にあるわけですが、それ以外にもこの映画は、日本コメディの基本「天丼」を多用しすぎてクドいわりに面白くない、というよくない天丼使用の見本になってしまっています。
朝5時に起こされる、法廷侮辱罪で逮捕される…という複数天丼の繰り返しは明らかにやりすぎてす。
天丼は一つでいいんですよ。一つに絞るから天丼は面白いし引き立つのです。このあたり製作スタッフにはコメディの基本を勉強してほしいところです。

またビニーについては、劇中で努力して勉強する姿勢が(これまた天丼で)ひたすら画面に映されているので、最後に勝利するのは納得もするんですが、あそこまでキレ者に豹変するなら、やはり途中で、ひとつくらい「こいつは実は切れる奴なんだぜ」という片鱗を示すような伏線を張っておくべきでしょう。
最後の切れ者弁護士への豹変があまりにも唐突で違和感がありすぎて、いまいちすっきりしないんですよね。
そのあたりなかなか惜しい映画でありました。
あばれて万歳さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-05-02 15:30:33)(良:1票)
83.《ネタバレ》 映画・ドラマで数え切れないほど弁護士を見てきたけど、ビニー・ガンビーニは途中まで“史上最も頼りない弁護士“だったかも…(あまりにひどすぎて多少イライラしてしまったのも事実)。普通ならすぐ解任して終わりなんだけど、代わりのジョン・ギボンズもこれまた史上最も頼りない弁護士の一人だったというオチで、ここまでくるといくらコメディといっても被告がかわいそうでならなかった。しかし、もちろんこれで終わるはずがない。窮地に立たされてから始まる反撃。リサの意外な力もあって一気に盛り返していく。なんてことない事件、なんてことない裁判をキャラクターの力によってここまで盛り上げ、華麗な逆転劇へと昇華させたのは見事というべきか。判事、ついでに検事もキャラが立っていて面白かった。
リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-02-24 18:08:08)
82.《ネタバレ》 アカデミー賞は、米映画界への功労賞、あるいは今後への期待を込めた新人賞の意味合いで受賞するケースもあると思っていますが、本作のマリサ・トメイはその後者ではないでしょうか。 しかし、賞云々は別にしても、彼女の証人席の場面は劇中でも切れ味鋭く際立っているのは事実で、あのカーマニア全開マシンガントークは本当にすこーんと気分爽快でした。 一本道をかっ飛ばして行くオープンカーを後ろから捕らえたラストもグッド!!
タケノコさん [DVD(字幕)] 7点(2014-01-08 22:09:12)(良:1票)
81.《ネタバレ》 やる事なす事全て空回りなくせに饒舌にまくしたてるヘッポコ弁護士ビニーを好演するジョー・ぺシとヤギ面のマリサ・トメイ、凸凹“バカップル”によるトンデモ法廷コメディ…かと思いきや、突然目覚めたようにキレキレのシリアスな弁論ショーに変わる終盤。この組み立てが爽快なフィナーレをお膳立てています、脱帽の良作。
獅子-平常心さん [DVD(字幕)] 7点(2013-07-13 00:15:28)
80.《ネタバレ》 ビニー役のジョー・ペシはどう見たって小柄、おそらく日本人男性平均よりも低いだろう。それに比べ裁判長(判事)役のフレッド・グウィンはモンスター役をやっただけに2メートル近い大男。この好対照がたまらなくおかしい。この裁判長、最初はビニー主張をことごとく退けていたのに、リサがむくれて証言席から降りようとすると今度は許可なく降りちゃいかんとビニーに味方するのがおもしろい。マリサ・トメイの助演女優賞だけが話題になりがちだが、この裁判長、なかなか味のある所を見せたと思う。
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 7点(2012-12-13 21:29:31)(笑:1票)
79.《ネタバレ》  チャラチャラして見えるビニーとリサ。ところが中身は二人とも全然チャラチャラしていない、真面目人間。しかも二人とも良い人。更に一生懸命。このギャップが、二人をとんでもなく魅力のあるキャラクターにしているのでしょう。
 寝不足で経験不足。実力はあるのだが、ぜんぜん本領発揮できないビニー。
 観ている側も、最初は「こいつだめなんじゃ・・・」と不安に。
 ところがビルがスタンにビニーを擁護するシーン。
 ここでビルは、ビニーが過去に凄腕マジシャンのネタをことごとく看破するエピソードを話します。「ビニーって実はすごい力を秘めているのでは・・・?」と、期待させるのに十分な伏線。
 そしてついに・・・!ビニーならではの弁護が炸裂し始めます!
 この爽快感!最高ですね!
 「父が整備工。」「父の父も整備工。」「兄弟も、・・・」のシーン、超笑っちゃいました。
たきたてさん [DVD(字幕)] 8点(2012-06-17 12:04:01)(良:1票)
78.《ネタバレ》 前半はあんまり乗れなかったけど、裁判が進んでくるとやはり法廷ものの伝統のあるお国柄、けっこう楽しめた。一番のギャグは官選弁護士のアレでしょうな。ネタとしては別にどうってことはないものだけど。いかにも頼りがいのありそうな冷徹なポーズだったのが、いざ本番になるとアガってしどろもどろになるの。で弁護士席に戻って「しぶとい奴だ」とか言うの。南部ってのはコケにされるのね。早朝起こされる繰り返しのあと、留置場のがやがやの中でぐっすり眠っているジョー・ペシ。彼の衣装がだんだん真っ当になるにつれ、弁護の腕も冴えてくる。裁判長ってのはすべてを分かってて見逃すもんじゃないのか。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 6点(2012-02-12 10:01:15)
77.さすがにまぐれだろ…でもなんか楽しめました。法廷モノとして観てしまうと、原告側のお粗末さが気になりますけど。
色鉛筆さん [DVD(字幕)] 6点(2009-03-28 23:18:46)
76.ジョー・ペシ主演のコメディってことで、もっとぶっとんだものを期待してしまったが、なんとも中途半端。笑いどころはあまりないし、序盤から中盤はひどく退屈。後半は展開上一応盛り上がるけれども、シリアスな法廷ものと比べたら緊張感も全然ないので、高揚感も今一つ。巨漢の裁判官の顔つきが印象的。
すべからさん [DVD(字幕)] 5点(2009-01-25 22:54:11)
75.法廷物はあんまり好きじゃなくても楽しく見ることができた。
田舎のいやな所をうまくあらわした映画だと思う・
srprayerさん [DVD(字幕)] 6点(2008-05-17 08:52:03)
74.劇中の至る所に散りばめられた笑いに不快感が全くない。コメディ映画だからこそ?の設定に無理があったり、突っ込みどころは多いけど、楽しく見れます。コメディで法廷モノという題材では不快感のないギリギリをついてる。マリサ・トメイがアカデミー助演女優賞までとってるのには正直驚かされるが、楽しい映画。
Andrejさん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-28 22:43:09)
73.《ネタバレ》 シチュエーションは秀逸。
以降の展開を及第点としても、あからさまに解決の為に用意されたキャラクターになってしまうビニーの恋人の扱いは如何なものか。

それに開廷とともにそれなりの仕事を始めるビニーの変化が腑に落ちないし、この手の話で2時間近い尺になってしまうのも頂けない。
細かいコメディーエピソードで尺を食うより、プロット上で笑わせてくれ。
カラバ侯爵さん [DVD(吹替)] 6点(2007-10-21 22:14:43)
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【点数情報】

Review人数 92人
平均点数 7.36点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
422.17%
577.61%
61819.57%
72325.00%
82122.83%
91314.13%
1088.70%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.66点 Review3人
2 ストーリー評価 6.40点 Review5人
3 鑑賞後の後味 7.50点 Review6人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 3.00点 Review2人
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【アカデミー賞 情報】

1992年 65回
助演女優賞マリサ・トメイ受賞 

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