43.《ネタバレ》 神戸さん、なかなかに強力でしたね。 でも全然大袈裟じゃないですよね。 うちの中学には養護学級のクラスがありましたが、思春期の自分たちは、なんだか無関心でした。 いま思えば、もっといろんな価値観に触れるチャンスだったと思うのですが。 まぁなかなかそんな甘っちょろいもんじゃないですね。 ただ身近に存在を感じられたのは、すごく良かったと思う。 この映画を観た人なら、今後実際に彼らに会ったときに寛容というか、多少慣れとくことができると思います。 それだけで、無用なトラブルを起こさなくて済むでしょう。 勃起した!で泣き笑いするとは思わなかったけど(笑) 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-11-13 00:13:52) |
42.昔小さなアナログテレビで観た時は、神戸浩の うんこに衝撃的でした。令和になって改めて観ると、うんこが作り物だと分かりました。 【ケンジ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-07-04 22:19:44) |
41.正直言って私は障害を持った人が苦手である。なぜなら彼らと対峙した時の自分が、あまりにも醜いから。偏見と差別で彼らを見てしまうから。これは本当に隠しようのない私自身の性なんです。 そんな私にはこの映画はあまりにも大きく寛大で、手の届かない理想郷のようなものでした。こんなにも生々しく心に訴えかけられたら、己の本性を剥き出しにされてしまいます。とんでもない映画です。 「子供たちに迷惑をかけられるのが教師の仕事でしょ」「教師が楽できる手のかからない人間を作ることが学校教育だと思っているの?」 この作品を教員免許習得前に観せることを、どうか義務付けてほしいものです・・・。 |
40.学ぶことと働くことが同列にあることを教えてくれました。 【がらんどう】さん [DVD(邦画)] 9点(2017-10-07 22:55:02) |
★39.《ネタバレ》 前作は田中邦衛さんが本作では吉岡秀隆さんが素晴らしい演技を見せてくれました。 「北の国から」の親子、恐るべしです。 がっかりするような演技をする役者さんが1人もいなかった為に作品に集中出来ましたし、映画としてその事が如何に大事かを改めて感じさせて貰いました。
竜先生が「与えるとか教えるとかではなく、自分達の仕事は子供達から学んだ事を返してやる事だ」いう趣旨の台詞を言っています。 一見すると謙虚で子供達の目線に立った言葉のように感じますが子供達に責任を負わせながら生産性のない内容の台詞になっているように感じました。 現実的には学校教育は理屈だけで何とかなるものではない事は理解しているつもりですが、持論を書かせて貰えればこれとは全く逆で「教える事によって子供達から何かを返して貰う」事が教師の仕事だと思います。 何かとは教えた事を覚えて(理解して)貰う事は勿論、学ぶ事への知識欲だったり、物事への探究心だったり、単純に教えて貰った事への感謝や嬉しさだったりと、それらの中でどれでもいいと思います。 ギブアンドテイクの最初のギブを教師からではなく子供達から求めていてはそれこそ高い給料を貰って楽をする行為だと思いますし、子供達の何倍もの歳や経験を重ねて来た人間が教える気概を放棄してしまったらそこは養護学校ではなく養護施設になってしまうと思います。 あくまで子供達から学ぶ事は教育現場での付加価値であり、それを教育理念としてしまうと教師達の教える事に対しての責任放棄にも見えてしまいます。 養護学校と一般的な学校とではやはり違いは有るのでしょうが、竜先生の彼等を特別扱いするなという言葉を受けるとそこにも落とし所は無いように思います。
批判的な事を書かせて貰いましたが本作には自分でもびっくりするくらい泣かされたのも事実です。 正直に言えば納得出来なかったのは上記した理屈ぐらいであとは堪能させて貰いました。
はじめの方で竜先生の財布を自分の机の上に置かれただけで潔癖症の女の子が滅茶苦茶嫌がっていたのに、卒業式の日の教室で彼女が竜先生に普通にリボン徽章を付けてあげている所などは山田監督のシレッとしたさり気ない演出の上手さを感じてしまいます。
音楽が全体的に感傷的になり過ぎずに情景をしっかりと支えている質の良い楽曲が多かった印象でしたし、スタッフロールの後ろで流れていた曲などはオカリナの包み込むような温もりのある音色が作品のイメージに非常に合っていたと思います。
また、高志や佑矢の笑顔が殆ど校外での出来事でしたので、校長の「学校の出来る事はしれてるんだよ」という台詞が何気に印象的でした。 【しってるねこのち】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-07-13 00:33:22) (良:1票) |
38.《ネタバレ》 いやー、何かいろいろと考えさせられた映画だなぁ、そして役者さんたちの迫真の演技にびっくり致しました。なかなか世間的に表面に出てきにくい養護学校を舞台にした本作は、山田洋次監督の描く「人情」を別のアプローチで描き、教師とは何か、教育のありかたとは何なのか、を示した素晴らしい映画ですね。西田さんやいしださんも良かったけど、新人教師役の永瀬さんがとてもいい感じでした。 ※作中に懐かしいお顔を発見しました、雪原で二人が途方に暮れているときに声を掛け、気球に乗せくれた女性演じる山村レイコさんです。80年代終り頃から国際ラリーにバイクで参加され、日本の女性ライダーとして先駆け的な存在(個人的に)であった方です。当時よくオートバイ雑誌等に見ることが多かった人だったなぁ…。ちょっと懐かしい思い出でゴザイマシタ 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-03-22 21:22:37) |
37.《ネタバレ》 ○学校シリーズとはいえ、前作とは色々と違う作品。西田敏行のキャラはあんまり変わっていないが。○養護学校という一括りにより更に悩む吉岡秀隆の姿は忘れられない。 【TOSHI】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-08-23 11:26:51) |
36.《ネタバレ》 序盤はユウヤという強烈過ぎる個性に圧倒された。自分なら絶対に我慢できない。 社会に出ると1人のためにみんなが迷惑するという状況は許されない。周りに悪意がなくとも、普通に働くということのなんと難しいことか。楽しく過ごさせるだけが目的ならいいが、この養護学校で最大限に甘やかしてきた彼らを、そのまま社会に放り出すことはかなり残酷にも見える。社会全体がこの養護学校レベルの寛容さを持つ日は来るのだろうか。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-05-10 13:29:44) |
35.今回は二度目だと思うが、内容をすっかり忘れていた。養護学校と関わっていた自分としては、感慨ひとしお。役者さんのすばらしい演技はもとより、先生サイドの思いも共感でき、良かったかなと思う。 【min】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-06-04 23:08:05) |
34.夜間中学校から養護学校に変わっても精神は同じ、良い教師は生徒から学び、学んだものを生徒に返し高めていく。前回の映画以上に、胸に刺さることばの数々、多少説教じみてはいるが大事なことばばかりである。 映画の役者さんに混じって、養護学校の生徒や先生も多数出演しているのに驚き。驚きといえば、最初見たときは西田敏行さんの娘さんを誰が演じていたのかまったくわからなかった。この映画を見て一番大切なことは、偏見や差別をしないことだと思う。 【ESPERANZA】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2011-08-22 18:41:20) |
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33.前作とは設定がまったく違っていて、今回は北海道の養護学校が舞台に。 西田敏行演ずる情熱溢れた教師と、若い新任教師の二人。 鑑賞者は後者の若い教師視点で鑑賞することになると思うけど、 とにかく大変な現場だなという現実はひしひしと伝わってくる。 題材が題材なだけに、下手な脚色ができなかったのか、 今回は山田監督お得意のベタな演出もほとんどなく、終始落ち着いて鑑賞できた。 もちろん生徒たちの成長も描かれていて、ちょっとドキュメント風な雰囲気も。 「1」よりは良かったかな。 【MAHITO】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2011-08-21 21:16:57) |
32.寅さんシリーズとは違って、毎回テーマが変わる学校シリーズ。だけど、この「学校がテーマ」という制約の中で、これだけ“おもしろい”作品を作ってしまうのは、やはりすごいと思う。さすが、フーテン男で48作撮ってしまう山田監督ならでは。制約があるほど燃えるタイプなのではなかろうか(笑)。ファンタジー色の強い後半の展開など、第1作と雰囲気を変えてきて、よくこんなストーリー思いつくなあ、と、ひたすら感心する。ただ、やはり難しいテーマだと思う。そして、その難しさに対して、この、寅さん映画と大差の無いマンネリズム的なマトメ方は、やはり釣り合わない(娯楽色が勝ち過ぎ)。頂点とともに限界を露呈しているのが、例えばこの映画だと思う。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-07-20 12:46:35) |
31.後半、吉岡秀隆がクリーニング工場で勤め出してからのあたりが、山田監督お得意のところだ。無力感に負けそうになる青年。その前に発表会があって、心が広がり出してきたところでドンと世間が立ちふさがってくる。大きなしくじりをさせるわけでなく、些細な描写を重ねて、「もっと馬鹿だったほうが幸せだなあ」という言葉に至る、ここらへんがいい。“厄介もの”でも“無垢な天使”でもない、一人の人間としてのタカシが見えてくる。冒頭とラストに風船を配して、山場に気球を持ってくる。イージーではあるけど、そのイージーな“夢のような”気球が、現実の厳しさを際立たせた。ホテルで働く先輩が「我慢しなきゃ」を繰り返す。それが我慢を強いるものの存在を、また逆方向から際立たせる。あからさまな差別や偏見の描写をせずに、しかし親身になって他人のことをおもんぱかる暇のない“世間”を浮かび上がらせていく手際は、やはりうまいと思う。でも卒業式で先生たちが泣くのはよくない、少なくとも生徒たちの前では泣かないでいてほしい。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-05-22 12:06:46) (良:1票) |
30.普通の暮らしをしていると..想像すらすることがない世界..色んなことを考えさせられます... 【コナンが一番】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-12-25 12:57:25) |
29.《ネタバレ》 神戸浩の凄まじい演技が非常に印象に残りましたね。彼の熱演が、養護教育の厳しい現場の状況をリアルに示していて本当に衝撃を受けました。(ついつい綺麗ごとを求めてしまうテーマですからね・・・・) まあ、後半はややファンタジー的展開になってしまい、散漫な感じで終わってしまったのがちょっと物足りなかったですが・・・・・。 当時、人気絶頂だった安室奈美恵(with Super Monkeysですよw)のコンサートシーンがあったり、歌手デビュー前の浜崎あゆみが「私、ミュージシャンになりたいの!」と言ってたりと結構貴重な映像かもしれません。 【TM】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2007-11-07 17:07:58) |
【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2007-10-12 23:53:14) |
27.久保佑矢役の人が凄すぎた。あと普通、映画にしろドラマにしろ、学校が舞台で、生徒が卒業する時、生徒はある程度の成長を見せて卒業するもんですよね。それがこの映画では、特に成長のシーンが見当たらないのが少し違和感でした。読みが甘いのかもしれませんが。 【SOS】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-05 08:26:58) |
26.《ネタバレ》 前作に続いて西田敏行が主演。しかし、話としての続編としてではない。がっくりきて諦め半分にみていたが、またしてもやられた。おかげで涙。「久保君」役の人の名前が分からないがあの人の演技力はすごすぎる。 【湘爆特攻隊長】さん [地上波(字幕)] 8点(2005-10-26 23:12:01) |
25.前作同様いい映画だと思うけど、実際に養護学校に通ったことのある身からすると教師を美化しすぎのような気がしてやや違和感を感じた。西田敏行演じる教師の娘役が歌手デビュー前の浜崎あゆみだったのは後で知ったのだが、今と違ってけっこうかわいいのに驚く。ところで彼女がこの役に抜擢されたのは「釣りバカ日誌」の主人公 浜崎伝助(西田敏行)に関するネタだったのだろうか?。(いや、それはないな、さすがに。) 【イニシャルK】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2005-06-27 18:25:16) (良:1票) |
24.山田監督ってどうも苦手だし、ストーリーも相変わらずだなあ・・と思ってしまうんですけど 、この作品の吉岡、神戸、永瀬、彼らの自然ぽい演技がとてもよかったです。「学校」シリーズでほかに見たのは1だけで、3、4はストーリー、キャストを聞いただけでおなかいっぱいって感じであまり食指は動きません。この「2」は、私としては「1」よりオススメです。 【おばちゃん】さん 8点(2004-07-04 23:34:36) |