318.《ネタバレ》 興味ありませんでしたが録画されていたので見てみたらコレが非常に面白かった!デニーロ(ウォルシュ)の自然な演技がとても良かった。脚本もとてもよく練られていて、序盤から複雑なバウンティ・ハンターの話を観客にシンプルに伝える流れも上手いし、ヤフェット・コットー扮するFBI捜査官も良い雰囲気。サングラスや身分証のネタも非常に面白いものでした。 この映画でデニーロを食ってしまったのが”公爵(デューク)”と呼ばれるマデューカス(チャールズ・グローディン)です。マフィアの金を横領した会計士と聞かされたらどんなペテン師がくるのかと思いますが、まさかの彼。穏やかで非常にいい人なのが笑えました。結局最後までマイペースで終始イイ人・終始育ちが良さそうな香りが漂っていてさすがの演技力でした。 「ウォルシュ&デューク」ペアはいちいち運が良く難を逃れつつも、その彼らに振り回される周りの図式が定番ながら面白いです。元嫁や娘との再会もちょっとシリアスで素敵だったし、ダイナーでの一芝居も面白い。とにかく全体の流れの中での緩急のつけ方が上手くて長さや複雑さを感じさせません。(個人的には貨物列車のコンテナの中での語らいが最高だった。きっと彼らはあの時点で真の友人になったと思います) 終盤になるとさすがにマフィア組、バウンティ・ハンター組、FBI組、ウォルシュ&デューク組と話が立て込んできますが、元刑事ウォルシュが絶妙な塩梅での判断・決断をしますので見ていて気持ちが良い。ラストの別れや1000ドル札のネタも面白く、あまり文句の出ない作品だったと思います。 【アラジン2014】さん [地上波(字幕)] 8点(2024-07-30 16:16:03) |
317.《ネタバレ》 スローなんだよ。 今時のスピーディーな映画に慣れてる私たちには、展開がスローなんだよ。 本筋には関係ない余計なシーンも多いんだよ。 でも、それがやっぱりいいんだよね。 FBIだってゆるいんだよ。 身分詐称したってそんなに怒んない。 サングラスだってちゃんと返す。 でも、空港のシーンではしっかりハラハラドキドキさせてくれる。 デニーロって、やっぱすげーな。 ラストシーン。 お互いを認め合っても、ハグなんかしないぜ。 無駄に仲良くなんかならない。 あの距離感、今の映画にあんのかな。 いや、いい映画。 |
316.《ネタバレ》 超久しぶりに再見。その昔見たときはちょうど「アンタッチャブル」の直後で、あの暗黒街のドンと本作の小市民的な役どころのギャップに心底驚いたものです。 で、本作はとにかく全編にわたって爽やか。なぜなら、主役はあくまでもカネだから。登場人物の多くは、ひとえにカネ儲けのためだけに命懸けで追いかけっこや騙し合いを繰り広げているわけで、そこには恨みとか嫉妬とか、あるいは愛情とか友情とか面倒くさいものはほぼ存在しません。その割り切り方が心地よさの源泉ではないかと。 極めつけはラストの「1000ドル札」。苦労の末に念願の〝大金〟を得たわけですが、タクシーどころか、おそらくどこでも使えないでしょう。寂寥感のあるいいシーンでしたが、なんとも皮肉が効いています。やはり最後に存在感を示したのは主役でした。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-11-22 02:58:52) |
315.《ネタバレ》 デニーロがとにかく魅力的。 見る前はアクションものかと思っていたが、ヒューマンな部分が一番良かった。 最後の別れのシーン、今の時代みたいに携帯もないから今生の別れになる訳だけど、何とも言えない寂寥感が漂い、とても味わい深かった。 【にじばぶ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-10-09 13:42:06) |
314.《ネタバレ》 脚本に粗はあっても先が読めないし、主演二人のユーモラスな掛け合いも騙し合いも面白い。 でも一番は'80年代という明るい時代だからこそ描けたということ。 ジメジメしておらず気持ちいい。 アウトロー寄りの二人がお互いの正義と信念を胸に、最後はお互いを尊重し、 もう会うことはないだろう寂しさを感じさせる幕切れが良い。 過去を清算し、それぞれ前向きに歩いていく二人に幸あれ。 【Cinecdocke】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-07-03 00:21:48) |
313.《ネタバレ》 面白かった。 特に前半の進行のテンポがよく、随所のセリフもクスッと来るところが多い。 登場人物は、ジャックとデュークの掛け合いの面白さはもちろんのこと、 追い回す側にもいい意味で「小物感」があって、魅力的。 前半が良すぎた分、後半ほんの少し間延びしたような印象もなくはないが、 スカッと気軽に楽しめる傑作と言える。 ロバート・デ・ニーロは実にいい味を出す役者だ。 【2年で12キロ】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-06-27 10:01:46) |
312.《ネタバレ》 傑作ロードムービー。何かと気が合わないジャックとデュークだが、巨悪を憎むという芯の部分だけは同じという関係性がとても良い。脇役も癖があったり愛嬌があったりと魅力的。コメディ色が強めだがラストの後味の良さを考えれば納得の味付け。 不満点は道中での犯罪の数々、彼らの信条に影を落とす。これが無ければ10点を付けても良いくらいの出来。 【alian】さん [インターネット(字幕)] 9点(2021-01-11 16:28:33) |
311.《ネタバレ》 ジャックとジョナサンの掛け合い、賞金稼ぎとFBIとマフィアの三つ巴戦、カーチェイス。 そして最後は綺麗に気持ち良くちょっと寂しく終わる。 エンターテイメントに優れた名作。 楽しかった! 【Dry-man】さん [インターネット(吹替)] 7点(2020-12-27 21:35:15) |
310.《ネタバレ》 ほら、やっぱりおもしろい。 登場人物がそれぞれ役割を果たしていて、徹底的に楽しませてくれる。 少し長いかなとも思いますが、ぞれは贅沢な不満。 ロスにたどり着くはずが、どんどん遠ざかってるじゃないか、ってのには笑いましたが、二人の関係性を無理なく見せ切った手腕はお見事としか言いようがありません。 でなければ、あのラストは際立たない。 買収に応じなかった元警官と不正な金を見過ごせなかった会計士。 二つの正義が来世を待たずに分かり合えた脚本はなんとも素敵でした。 もちろん映画的なお話だということはわかっていますが、コメディの要素も多分に含んでこの仕上がりは素晴らしいですね。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2020-11-28 23:35:05) |
309.最近久しぶりに観たが、 終わり方が最高。 すべてはここに集約。 デ・ニーロの振り返ってもういなって思う表情が寂しそうで、 この映画が終わってしまうと思う私の寂しさと合いまって、 何とも言えない気分だった。 ロバート・デ・ニーロの作品の中では一番好きな作品。 【プエルトガレラ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2020-10-10 20:08:36) (良:1票) |
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308.《ネタバレ》 昔レンタルビデオで見たときは、メッチャ面白いと思いました。 今回、CSで見たのですが、今見るとちょっと長いし、シナリオにアラが目立ちますね。 でも面白かったです。 デ・ニーロが前年に「アンタッチャブル」でアル・カポネを演じたのが信じられないくらい、元のハンサム顔に戻っています。 スタントもこなしているし、全盛期でしたね。 20ドルの偽造紙幣のネタは今でも笑えました。 それからラストの「1000ドルでお釣りあるか?」のセリフ(笑) 未見の方には十分オススメできる作品かと思います。 ユーチューブでデ・ニーロが88年にニュースステーションに登場した動画があります。是非。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-04-10 12:54:36) |
★307.実は「タクシードライバー」と勘違い(笑)して買った 1,000 円 DVD 。 だから、ギャップが激しかった。 それにしても、こんなに映画でずーっと笑っていたのって何年ぶりだろう? 実に緻密にストーリーが組み立てられていて、そこにクスッとする、あるいは爆笑する要素が絡められている。 登場人物のキャラクターもハッキリ分かりやすく設定され、それぞれに「笑い」のポジションが与えられている。 だけど僕はこの映画を、単なる「コメディ映画」とは思わない。 この映画は「総合的なエンタテインメント作品」だと思う。 ここまで楽しめる映画だと、ついつい10点をあげてしまいそうになるのだが、 僕にとって「10点満点の作品」とは、 「将来、それを超える作品が出てこないほどの名画」 という意味合いになるので、この点数にとどめた。 今後も、もっと新しい映画の登場に期待していたいから10点は取っておこうと思う。 ただ、これは自分自身の問題であるのだが、あまりに完成度の高い作品(絵画や音楽など全ての芸術作品)と 出会うと、なぜか自分の感情に防衛本能が働いてしまうのか、どこか一歩ひいて見てしまう。この作品も同じ。 単純にのめり込めないのだ。スゴく残念な性格だと思う。 僕の本当の専門は「音楽」であり、今回初めて「映画」に対して、こういう反応が出た。 そういう意味で言えば、限りなく「10点」に近い「9点」とも言えるだろう。 映画のラストシーンで、ロバート・デ・ニーロが2度目に振り返った時の表情が何とも寂しげであり、同時に 自分にとっても「楽しい時間」は、これで終わりなんだという事実がオーバーラップして、複雑な気持ちであった。 【プラネット】さん [DVD(字幕)] 9点(2020-02-12 12:36:14) |
306.《ネタバレ》 音楽がコミカルかつ軽快で良かった。ドンパチやるが誰も死なない。 金を追い求めるよりも、自分の信条に従い、結果としては良い形にまとまる。 千ドル札なんてものに、お目にかかったことはないなぁ。。。 【チェブ大王】さん [地上波(字幕)] 8点(2019-08-06 15:10:59) |
305.《ネタバレ》 みんなのシネマレビューで高評価の作品をGEOで10本まとめ借りしました。 この作品はそのなかでも抜群におもしろかったです。 エロもグロもありません。 アメリカンジョークと男の友情と軽快なストーリー展開ですぐにストーリーに引き込まれました。 ラストシーンも最高。見終わってしまうのが惜しくさえ感じました。 まちがいなくおすすめできる映画です! 【まっか】さん [DVD(字幕)] 9点(2019-06-30 11:04:29) |
304.素直に面白い、と言える。 導入部分はイマイチな感じだったが、最後まで観てよかったと思える映画。ちょっとドタバタなところはあるが、それも悪くはない。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-01-23 23:04:50) |
303.デニーロ映画でも5本指に入るかと思われる名作。 コミカルなタッチで横断旅行を楽しめるし飽きさせない。 ちょろい仕事ほど難しいものは無い!なんかそんなメッセージが込められているような気がした。 特にラストシーンが感動的で最高。一晩を走り抜け疲労困憊な二人に何とも言えない男の友情が滲み出ていた。 |
302.《ネタバレ》 何度も観ていますがCSでたまたまやっていたのでまた観てしまいました。相変わらず面白いですね。大人向けの軽快で粋なつくりで何度観ても見入ってしまう映画です。全体的に軽いタッチですが、短いながらも分かれた家族との再会、過去のエピソードなど心打たれる場面も印象深いです。会計士のキャラもいい感じです。言いたい事をずばずば言って最後に一言引っかかることをつぶやく、このパターンのやりとりも面白いです。FBIもマフィアもいいキャラですね。憎めないキャラばかりの映画って観た後非常に気持ちがいいです。ラストの別れも素敵でした。 【金田一耕助】さん [CS・衛星(吹替)] 9点(2018-07-17 13:54:02) (良:1票) |
301.《ネタバレ》 この映画を学生のころに観て、英語を話せるって素敵だな、真面目に英語の勉強をしようと思い立ったのが懐かしい思い出だ。 なにせ今生の別れがSee You Next Lifeと表現されるのだ。 もしかすると一生会えないだろう相手に、明るくユーモアを滲ませて、来世でまた会おう!と別れの挨拶が出来る。 何て前向きで素敵な表現だろうと思ったものだ。 この別れのシーンだけで、満点評価に値する。 【nakashi】さん [DVD(字幕)] 10点(2018-06-17 12:31:46) |
300.《ネタバレ》 めっちゃ面白かったんだけど、細かいストーリーとかほとんど覚えてないんだよね笑。最後に残る心地よさだけは忘れないけどね。 【なす】さん [DVD(字幕)] 8点(2018-06-04 01:52:22) |
299.《ネタバレ》 気が合うのに楽しくやっていけないというデニーロと会計士の関係性が好きで、ラストの都合の良い決着も受け入れることが出来ます。 気軽に見られるけれど押さえる所は押さえていて、とても良く纏まっている楽しく見られる作品です。 【さわき】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2017-02-01 17:29:12) |