47.《ネタバレ》 吹替の影響もあるのかもしれないが、ホンキで作っているのかフザケテ作っているのかなんだかよくわからない作品。という意味ではちょっと中途半端な印象も受けるが、実話ということでで興味深く最後まで見られる。どこまでホントなのかがわからないが、あの状況なら狙撃しなくとも群衆の中に警官が紛れ込んで犯人を取り押さえることができたのではないかという疑問も残ったが。多少「ボニー&クライド」的ではあるが、誰も殺すどころか傷つけてもいない点は大きく違うのかと。尚、邦題の付け方が「詐欺的」であるのは作品の価値を下げているし、大きなマイナスとなっているように思える。 |
★46.劇場版1作目でありながら早くもスピルバーグの天才ぶりが発揮されている良作。 【ガブ:ポッシブル】さん [DVD(吹替)] 7点(2017-11-09 09:51:25) |
45.《ネタバレ》 人質を乗せた車の後からトロトロついていくパトカーの行列、しかもだんだんと着実に数が増えてくる(最後には一般車の集団まで)。この作品はそれだけでOKです、というか、むしろそのシーンが頭にあって、そこから逆算して作ったような感じ。まさかスピルバーグがコメディを撮っているとは思いませんでした。もっとも、時代背景か実話ベースだからか、最後は暗い方向に着地してしまって、それはそれで上手くまとまってはいるんだけど、やはり前半との違和感は禁じ得ないような。何かあると思わせて何もなかった登場人物も結構いるし、この辺の未整理ぶりは、まだ若く荒削りだったということですね。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-06-06 23:40:58) |
44.《ネタバレ》 何だかB級のコメディ映画かと最初はそんな雰囲気。 終盤で様相が変わってくる。最後のテロップまで実話だとは思わなかった。ちょっと哀しいが、自業自得でもあり。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-06-03 17:54:16) |
43.《ネタバレ》 他の方も書かれているとおり「激突!」とは何の関係もありません。 前科者のヒロインが囚人の夫を脱獄させてパトカーを盗んで、養育権のない我が子の元へと向かうロード・ムーヴィーです。 因みに、これから民放でご覧になられる方へ解説しますが、主人公のヒロインは事件後、15ヶ月で仮出所し、現在は子供と一緒に暮らしているとのこと。 数十年ぶりに鑑賞したのですが、最後のテロップは私自身忘れていました。 本編はダルいところがありますが、90分に編集されれば面白いと思います。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-05-31 21:12:21) |
42.虐待や育児放棄の事実があるわけではない以上、無理やり取り上げてはいけないでしょうね。 【マー君】さん [DVD(吹替)] 5点(2015-06-13 12:54:49) |
41.《ネタバレ》 本作は、有名なボニーとクライドの物語を本歌取りして、またはそのアンチとして作られたものではなかったか。だから、蛮勇ふるってワタシが邦題つけるとすると、「俺たちにも明日はない」。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-07-15 16:41:53) |
40.《ネタバレ》 ベストオブ酷い邦題。ゴールディ・ホーンがかわいい!!! メキシコに入ってもアメリカの警察が追ってくるのは何故?と最後思った。アメリカは元気がいい。 【reitengo】さん [DVD(吹替)] 6点(2012-06-30 07:18:11) |
39.「シュガーランド・エクスプレス」がこの邦題なのは、スピルバーグ絡みとはいえお気の毒。 「俺たちに明日はない」「地獄の逃避行」「テルマ&ルイーズ」「人生に乾杯!」とNCタイプの映画は多くても、好きなのはドイツの「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」ぐらい、この手の題材には興味薄なのだろうと思います。 ゴールディ・ホーンはポワンとした妻がピッタリはまっていて、彼らを追うパトカーの行列など映像はよい。 夫は「ダイ・ハード」のウィリアム・アザートンですが、実話とはいえ後味はよくなくてそれほど好きではない。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-02-06 07:00:03) |
38.《ネタバレ》 爺さん、前見て運転しなさい。高速道路でゆっくり走るなんてのは他の車に迷惑なのでやめなさい。何の為の高速道路なんだと言いたい。たった二人の逃走犯相手に(警官一人を人質)あんなにも大勢のパトカーで出動するって、しかも、あれだけ大勢で追っていながらちっとも捕まえられないというのはやはりアメリカって国、アメリカ人は変わってるなあ!数が多ければ良いってもんじゃないでしょ?逃走犯と警官が仲良くまでなって、日本じゃ考えられない。この映画はアメリカという国とそこに住む人達の変な人間性というものを描き出した映画として観れば文句なしだろうけど、サスペンス映画なのに妙にまったりしている。1対1で逃げる。追う前作の「激突」のような緊張感の持続に欠ける。近年の説教臭くて、賞狙い見栄見えのスピルバーグよりはずっとずっとましだけど、それでも私としてはそんなに手放しで絶賛することなど出来ない。まあ、普通に楽しめた程度の評価です。 【青観】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-01-14 18:23:34) |
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37.確かに「激突!」と同じく、テレビ映画に近い演出、 車が出てきて監督も同じだけど、何の関連性もないし、内容も全然違う。 どちらかと言えば、ドラマに重きを置いた作りで、お話も割としっかりしているほう。 地味な映画だが、まあそこそこ楽しめるのではないかと思う。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-08-16 11:06:17) |
36.《ネタバレ》 実話を基にしているせいもあり、早い段階から崖っぷちな二人。アメリカで警官を人質にして、逃走してればどうなるか? そりゃあ嫌でも最悪のケースを思い浮かべるもの。実際、射殺するチャンスがありながら、タナー警部が止めている状態であり、とてもじゃないが逃げ切れるとも思えない。そして目的である息子奪還は大きく遠のいてしまったと考えていい。このあたりが明るい作風でありながら心の底から笑えなかった理由なんだろう、しかし最悪を想定していたからこそ、息子を取り戻したという結果にはサプライズプレゼントのような嬉しさがあった、また観たくなる映画だ。あ、そういえばあの老夫婦はどうなったんだろう? 災難なこった。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-24 21:00:18) |
35.アクション映画かと思って見たら人間ドラマでした。しかしあのパトカーの行列は… 【akila】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-01-18 14:44:46) |
34.《ネタバレ》 本作が実際のところスピルバーグの劇場映画第一作目なのですが、瑞々しい感性が感じられる良作です。とても実話とは思えないアホみたいな脱獄手段には笑ってしまいますし、映像も美しくて名手ヴィルモス・ジグモントのカメラは夕方から夜にかけての風景が印象に残りました。前半はロードムービーとしても楽しめるのですが、中盤からだんだん笑えない展開になってきます。銃社会アメリカに対するスピルバーグの厳しい眼が感じられ、民間人が勝手に犯人たちを射殺しようとするシークエンスなど、マジ怖いですね。ゴールディ・ホーンたちも所詮頭カラッポな若造なのは判りますが、彼らをどんどん英雄視してゆく民衆もバカとしか言いようがない。そこら辺が良く伝わってくるのは映画の出来が良いからですが、それにしてもアメリカ人ってやっぱ変な人たちだなと改めて感じさせられました。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-11-07 01:46:44) |
33.《ネタバレ》 警官を人質に取り追われる犯罪者と追う警察。しかしスピルバーグが徹底的にのんびりした描写にして撮った作品ですが、これが良かった。 万引きやコソ泥の前科はあるものの憎めないテキサスの若い田舎夫婦にテキサスの田舎警察にテキサスの田舎風景とこんな映画の雰囲気がよく合っています。さらにここからスピルバーグとの長い関係が始まったジョン・ウィリアムスのほのぼの感漂う音楽も絶妙にこの映画の雰囲気と絡む。 この手の映画に絶対必要な作品のテンポも良く、ハプニングやアクシデントの挿入のタイミングも絶妙。まだ若い(と言うかこの後も全然年をとらない!)ゴールディの演じた憎めない犯罪者像とその演技が見事でベン・ジョンソンの演じた人情刑事の人物像とその演技も本作における重要な役割と存在感があります。 野次馬に囲まれはしゃぐ妻と、思いつめた表情を見せる夫。そんな人や町の描写を通してこの旅の結末はハッピーエンドにはならないであろうことを匂わせながら、そのラストに向かって少しずつ切なさを増す構成や演出も素晴らしいスピルバーグによる人間ドラマでありニューシネマの傑作であると思います。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-05-12 19:58:49) |
32.《ネタバレ》 犯罪ものとしても青春ものとしても上手くまとまっている。ただ、商品を売るためとはいえ、全く関係のない「激突!」の続編としているのは、詐欺だし、製作者からすればたまったもんじゃないだろう。本当に残念。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-10-17 14:26:11) |
31.その昔、試写会で見ました。映画の知識に乏しかった私は「激突」のバッタもんだろうと思っていました。けっこう深刻な方向へ話が展開し、少し驚いたものです。観賞後の感想は、試写会なら文句は言わないが、前売り券を買って劇場まではちょっと、といったくらいでししょうか。しかし、スピルバーグの劇場映画デビュー作で、役者もゴールディ・ホーン、ベン・ジョンソンと粒がそろっています。バッタもんどころではありません。ゴールディ・ホーンはアメリカでは大人気女優なのだけれど、なぜか日本でヒット作に恵まれないジンクスを持っていました。残念ながら本作も、日本公開時にヒット作といえる興行成績ではありませんでした。スピルバーグはテレビ映画「激突」の成功、そして本作で劇場映画デビューと、才能を開花させていくわけで、今日的に振り返って見る価値十分の佳作です。ジェームズ・キャメロンの「殺人魚フライングキラー」による銀幕デビューに比べて、何と幸せな滑り出しだったことでしょう。 【ジャッカルの目】さん [試写会(字幕)] 6点(2008-07-23 08:54:34) |
30.《ネタバレ》 スピルバーグの劇場デビュー作ということでお勉強のつもりで見てみたのですが、これがあまりに面白くて驚きました。スピルバーグのドラマ作りは、この時点ですでに完成されています。前半のコミカルな描写にはたっぷり笑わせてもらったし、シリアスな後半とのコントラストの役割もよく果たしています。子供と幸せに暮らす夢など叶うわけがない、この短い祭りが終われば自分たちも終わると知りながらゴールへと近づいて行くポプリン夫婦が切なくて仕方がありません。気弱に見えつつラストに向けて冷静な一面を見せる役得なクロヴィスはさておき、感情的なルー・ジーンを描くのはかなり難しかったと思います。わめいたり突飛な行動をとったりのトラブルメーカーなのですが、観客から嫌われるギリギリのところで踏みとどまっているサジ加減はお見事。そこいらのベテラン監督ですら難しいことをデビュー作でやってのけているのはさすがスピルバーグです。また、そんなポプリン夫婦と擬似的な親子関係を築くタナー警部も良かった。後にスピルバーグがひたすら描き続ける父親との関係性というテーマですが、デビュー作の時点で早くも作品の中心となっています。すでに親を失っているクロヴィスと、「お前みたいな娘は俺が殺してやる」と言い放つ父親を持ったルー・ジーンにとっては、自分たちを大事に扱ってくれるのはタナー警部がはじめてだったのかもしれません。無知ゆえに人生を踏み外したポプリン夫婦を温かい目で見守り、厳しい対応をできるだけ後に回そうとするのですが、警察として最後の最後には事件を終わらせねばならないというタナー警部の苦しい心境がよく描かれています。20年後、クリント・イーストウッドが「パーフェクト・ワールド」でこれとまったく同じ疑似親子の物語をやりましたが、本作の方がよく出来ていると思います。そんなわけで期待以上に素晴らしい作品だったのですが、惜しむべきはやはりこの邦題。勢いのあるサスペンスだった「激突」と、ゆったりとした人間ドラマである本作は正反対の作品はず。なのに続編としてしまっているのは、舞台が宇宙なのは同じだからという理由で「2001年宇宙の旅」と「スターウォーズ」をシリーズとするぐらいに強引です。こういう適当な邦題は作品の価値を殺してしまうので(実際、「激突」のパチモンだと思って本作をスルーしてる人は多いはず)、もうちょいよく考えてもらいたいものです。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-06-30 02:36:31) (良:1票) |
29.《ネタバレ》 『激突!』とは無関係な(相変わらずいい加減な邦題)、スピルバーグ版ニューシネマの佳作。ゴールディ・ホーンは厄介な女房だが、可愛いから許せてしまう(笑)最後は悲劇で終わってしまい、ちょっと切ない。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-09-21 19:00:54) |
28.《ネタバレ》 なんでなん?前半、あんなに楽しかったやん。パトカーいっぱいで。ガソリンスタンドのくだりなんて、あんなにおもろかったやん。なんでなん?あんなにはしゃいでたのに。なんでこんなに暗くなってもーてんの?それが人生なんかなー。楽しい時間はやがて終わる。馬鹿騒ぎの後の寂しさみたいなものがこの映画から感じられた。それにしても、この映画は、コミカルだけじゃなく、ガンアクションもあるし、人間ドラマもあるし、また犯人を英雄みたいに扱う野次馬なんかの社会現象までも取り入れて、うまくまとまってるわ。エンターテイナー性も高い。今観てもそこそこ楽しめました。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-09-15 02:47:46) (良:1票) |