25.《ネタバレ》 兵隊バラエティ映画。 勝新太郎が大躍動! 成田三樹夫は出番が少なく残念! 最後の脱走シーンは解放感が抜群に良い。 【にじばぶ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2022-11-01 08:55:37) |
24.《ネタバレ》 『座頭市』『悪名』『兵隊やくざ』といえば、かつて大映が誇った勝新太郎三大シリーズですけど、『座頭市』は孤独なヒーローが主人公だったけど後の二シリーズは完全にバディムービー。実は勝新太郎はバディムービーになると俄然本領発揮してくる感があり、その最高傑作と呼べるのがこの『兵隊やくざ』、いや邦画史上最高のバディムービーかもしれません。 昭和40年代までの旧日本軍を舞台にした戦争映画は、まだ従軍経験者が映画界にもたくさんいたこともあって、平成以降の戦争映画とは比べものにならないぐらいディティールはリアルです。原作小説は有馬頼義の軍隊経験を基にしたものですけど、満洲に駐屯して後にレイテ島に転送されて全滅、兵士たちが東京出身というところからも第一師団であることは明白。一兵卒から叩き上げが就ける最高ポストである准尉が、中隊の人事を司る実質的には最高権力者であるところなんかも忠実に描かれています。徴兵されたやくざの一等兵とインテリの上等兵が、最後には機関車を強奪して脱走するという破天荒なストーリーだけに、こういう細部をきちんと押さえておくことは“あってもおかしくない話”という雰囲気になるので大事なところです。田村高廣が演じる古参上等兵が、ただのインテリじゃなくて軍隊の細部に通じた骨太の常識人で、脱走に成功したところで今まで散々面倒を見てきた勝新に「これからはお前が俺の上官だ、どこまでもお前について行くよ」と言うラストには、なんか清々しいものすら感じてしまいました。ほんとこの二人の友情と信頼関係には、観ていて心が清められるような感すらありました。 本作といい『独立愚連隊西へ』といい、中国戦線を舞台にした痛快戦争映画は、日本映画界ではもう製作されることはできないんでしょうね、なんか悲しくなります。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2022-10-19 22:43:56) |
★23.《ネタバレ》 冒頭にて「荒野に孤立した巨大な刑務所」という言葉が出てきますが、実際に刑務所映画に近いテイストを感じられましたね。 主人公の一人である大宮は極道だし、囚人同士の争いの代わりに日本兵同士で争うし、最後は脱走劇で終わるしで、非常に似通っていたと思います。
「兵隊の話は、もう御免」「カーキ色を見る度に胸糞が悪くなる」なんて独白から始まる以上、軍隊批判というテーマも込められていたのでしょうが、自分としては上述の通り「刑務所映画の軍隊版」という印象のまま観賞した為、重苦しい気分にはならず、娯楽作品として楽しむ事が出来ました。
とにかく上官が部下を殴る蹴るを繰り返し、胸糞が悪くなったところで、主人公の大宮と有田とが力と知恵を駆使してやり返してくれる訳だから、非常に痛快。 軍隊は階級が全てだとばかり思っていたら、さにあらず、実は勤務年数も力関係に大きく作用しているという辺りも、非常に興味深いものがありましたね。 喧嘩する相手が二年兵だと分かった途端に態度を豹変させ、上官であるはずの伍長に遠慮なく殴り返し、対等の条件での決闘に持ち込む件なんてもう、痺れちゃいました。
頭の良い兄貴分と、腕っぷしが強い弟分。 そんな凸凹コンビの二人が、様々な苦難を乗り越え、絆を深める姿を見せてくれる為、観ているこちらとしても微笑ましく、心地良い気分に浸れるのですよね。 それでも最後の最後「国家の命令」という強大な力には逆らえないのか……と思わされたところで、見事に逃げ出してみせるという流れも良かったです。
ただ、取り残された他の兵達は一年後に全員戦死したと語られている為、ちょっと影を落とす形となっており、爽快さに欠けるものがあったのは残念。 状況を考えれば仕方ないのだけど、主人公達だけが逃げて、残された皆は死んでしまったという形だから、罪悪感が伴うんですね。 戦争だから人が死ぬのは当たり前だし、軍隊に所属した以上は殺されたって不思議じゃないのでしょうが、それでもその重苦しい語り口と、直後の脱走劇の明るい描き方は、ミスマッチであるように感じられました。 ここの部分を、もうちょっと受け入れやすく描かれていたら、戦争映画ならぬ兵隊映画の傑作として、大絶賛出来た気がします。
それと、大宮を演じる勝新太郎が刃物を用いてチャンバラを披露するシーンがある訳だけど、それが原作小説にもある要素なのか、映画特有の「勝新ならチャンバラも見せなきゃ」というサービスなのかも、気になるところですね。 もし後者であったとすれば嬉しいのですが、真相や如何に。 【ゆき】さん [DVD(邦画)] 6点(2017-04-13 22:21:04) |
22.《ネタバレ》 ○勝新太郎の代表作の1つ、初鑑賞。○勝新太郎はこの映画においてもそんなに男前って訳でもなく、むしろ男臭い、そんな感じだが、役も演者としても非常に魅力を感じる。一方の田村高廣も良い相棒であった。 【TOSHI】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-07-19 20:35:31) |
21.「大宮、軍隊じゃあ無理が通って道理がひっこむ」。王道の義理人情で面白かったです。こういう上司に恵まれたらなぁ。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-04-24 16:09:00) |
20.《ネタバレ》 痛快で面白いんだけど、旧日本軍の理不尽さ、敗戦の理由などを存分に味わわせてもらいました。あんなところにいたら、普通じゃいられないよなぁ…。元々普通じゃなかった大宮は、自分を曲げることなく有田上等兵に付き従い、ついには脱獄までやり遂げてしまったのだ!いやぁ、痛快。ヤクザの勝新と軍隊・体育会系大嫌いの田村がいいコンビになるというのも良いですね。増村保造の見どころは派手な省略だと思っているのですが、本作では主人公はあくまで有田上等兵なので、大宮が呼び出しを食らったり、罠にはまろうとしているシーンを写していません。大宮に感情移入させることなく、あくまで客観的に物語を見守らせる手法は素晴らしい。おかげで、楽しめました。 【カニばさみ】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-07-20 15:36:07) |
19.《ネタバレ》 ★軍隊ものの映画ですが、勝と田村兄の息のあったコンビのスピード感がなかなかに良い。★ケンカ上等の大宮二等兵が血まみれになって殴られていても、有田上等兵が「大宮、これは決闘だ、殴っていいぞ!」の声一つでむっくりと起き上がり、いままでボコられていた相手を殴り返す。この繰り返しなんだが、何かすっとするものがある。★数年前に無くなった親父が「兵隊やくざかぁ。。。ホンマの話しちゃうけどおもろいわ」と言っていたのを思い出した。製作された昭和40年。終戦から20年。まだ兵役経験者が多数いた頃の映画と見れば、軍隊批判であることは画面からよくわかります。★もしかしたら、当時のサラリーマンが会社に持つ恨みを表現したのかも。も一度録画を見てゆっくり鑑賞してみます。★淡路恵子さん。色っぽいねぇ「へそ酒」は18禁でっせ。★最後に、CM無しノーカットのKBS京都に感謝! 【亜輪蔵】さん [地上波(邦画)] 7点(2012-02-09 09:35:42) |
18.《ネタバレ》 ただ殴り合ってるだけなんだけど、面白い 面白さだけで言ったら7点あげてもいい 最後あんな終わり方だったけど、どうやって続編にもっていったのか興味があります 続編もいつか見ます 【マーガレット81】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-11-29 20:56:00) |
17.《ネタバレ》 勝手にもっとコメディっぽい作品を想像していたら、かなり真面目でした。太平洋戦争で日本の劣勢が顕著になってきた頃の満州。ロシア国境近くの帝国陸軍の陣地でのお話。ロシアとの戦端が開かれれば最前線になる場所だけど、戦闘シーンはありません。戦争と兵隊が嫌いな上等兵と型破りな二等兵の繋がりを通して、帝国陸軍の実情を見せる作品って印象でした。やってることのほとんどが、部隊間の喧嘩です。階級格差を盾に取った苛めも横行していて気分が悪くなる。元やくざの新兵二等兵を勝新が演じ、その規律に納まらない暴れぶりと反骨心をカタルシスにしていますが、私には娯楽作品とは映らなかった。製作から50年近くが経ち、当時はどういう観方をされたのかは分かりませんが、帝国陸軍の愚かな因習を見せてもらった印象です。あんなことをやってたら、実際の戦闘になっても機能的に戦えると思えない。日本が敗戦した原因の多くが、実は本作のような兵制の悪習にあったのではないかとも思われる。昨夏以来、太平洋戦争を扱った作品をたくさん観てきて、どうも私の視線は戦争責任や敗戦原因の見極めにフォーカスされているようです。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-02-21 23:13:27) (良:1票) |
16.《ネタバレ》 ◆軍隊では道理が通らず、不条理が幅を利かす処。大宮はやくざ出身。体は人並み外れて頑丈、殴られても平気で、滅法喧嘩が強い。上官を上官とも思わない不遜な態度は常に事件を巻き起こす。大変な問題児だが、その行動は、彼なりの義侠心に基づき、情に厚い。軍隊という窮屈な場所が嫌いでただひたすら自由になりたいと願っている。それは徴兵されて軍隊に入った兵隊たちのあこがれの具現である。観客が彼の型破りの活躍を見てすっきりするのはそのせい。だが土台、軍隊という巨大組織に対して一人で立ち向かうのは無謀である。そこで有田という知恵者の上官の登場となる。二人でコンビを組んだことで、軍隊に立ち向えるようになった。有田の活躍は時に大宮以上。大宮も最後に思わぬ知恵を発揮する。二人の友情が見もの。「俺があいつを見捨てても、あいつは俺を見捨てない」◆もう一人の味方は女郎屋の音丸。あれこれ世話を焼いてくれる。炊事班の横流し情報もくれたし、逃走用の拳銃や服も用意してくれた。女郎の悲哀とが軍人の悲哀がリンクする。自分の意思に関係なく女郎屋に売られ、あちこち流れ、いつ果てるとも知れない命。音丸が自殺した新兵の話を聞いてさほど同情しなかったことからも、その苛酷さが分かる。同じ境遇同士、意気投合したのだ。◆野木二等兵が脱走して自殺する事件。大宮は自分が声をかけたことで自殺したと自分を責め、男気を発揮し、野木をいじめた上官に殴りこみをかける。だがそれ以前に大宮と野木の友情を描いていないので話が浮いてしまっている。◆有田はひたすら除隊を願っていたが、それが叶わないとわかり失望する。大宮は有田を助けるため脱走を持ちかける。見事な脱走劇だが、大陸で生き延びらえるが疑問である。また家族に大変な迷惑をかけるので、痛快事には感じられない。【得られた知識】①軍隊では、星の数(階級)よりメンコ(飯)の数。同期の絆は大きい。②女郎屋に将校専門がある。③明けても暮れてもビンダという内務班の殺伐とした生活ぶり。④大学出が、わざと幹部候補生の試験にすべると、ずぼらを決め込むことができる。⑤ビンタ、拳骨以外の制裁は禁止。⑥軍隊では一つ隊が違えば敵同士。砲兵と歩兵は赤の他人。⑦演習の強行軍は30キロの荷物を背負って三日間で300キロ移動。⑧脱走して自殺→演習中事故死扱い。⑨他の部隊に転属されるときはクズの兵隊を出す。⑩ヘソ酒。 【よしのぶ】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2010-10-25 01:57:00) |
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15.《ネタバレ》 痛い映画だ!殴られる痛み、殴る側も殴られる側もどちらも痛い。そんな痛みをここぞちばかりに表現しているような如何にも増村保造監督らしい痛みの伝わる映画である。軍隊なんて所は誰が見たって嫌なことばかりしか見えてこない。軍隊における生活は人間をどんどんと嫌な者に変えてしまう。この映画を見て益々そう感じると共にそんな非人間的な奴だらけの中にあって勝新と田村高廣の二人の演じた男には人間的な魅力、バカだけどそのバカな部分こそ人間本来の持っているものではないだろうか!何とも荒けずりで、とにかくやってることは間違いだらけかもしれないが、この映画の持っているその荒けずりな部分こそ昨今の日本映画に一番欠けているものではないかと思う。増村監督の描く世界はいつも心の痛みが観ていても伝わってくる。あの風呂場での喧嘩のシーンにおいての男達の取っ組み合いの凄まじさ、男って奴の大馬鹿ぶりが男である私から見たら微笑ましく思えてしまって単なる大馬鹿野郎とは言い切れないものを感じる。しかし、あれだけみんなして、裸で殴る。蹴る。暴れるシーンを見せながら男にとって最も大事な殴られても蹴られても踏まれても女には絶対に解らないだろう男にしか理解出来ない痛さを感じるあの場所が何一つとして映らないのはある意味、この映画以上に凄いことかもしれない。 【青観】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-07-04 21:18:27) |
14.とってつけたような反戦メッセージもなく(全くない訳でも無いが)、戦争映画というよりは勝新が大暴れする痛快アクション映画といったところ。これでただ勝新が暴れるだけで終ったら大して面白くなかっただろうが、ここに有田上等兵が加わることで物語にメリハリがついた気がする。つうか真に恐ろしいのは勝新よりこの上等兵殿だと感じたのは僕だけか? 【とかげ12号】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-03-15 21:15:00) |
13. 勝新太郎のようなキャラクターは現代では見られなくなりました。むちゃくちゃな映画ですが、娯楽として十分楽しめました。田村高廣演じる上等兵もいい味を出しています。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-01-28 20:30:24) |
12.「悪名」と同じく、なんか根拠のない自信が沸いてくる映画(笑)。大宮が親指をしゃぶりながら寝ている姿が印象的でした。 【ゆうろう】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-04-30 00:08:41) |
11.戦争を皮肉った作品は数多あるが、兵隊やくざほど痛快な作品を私は知らない。義理深く力強い大宮はいささか漫画的ではあるが、設定がここまで脚本に活かされていればそんな些細なことは気にならない。上官は神、制裁は当たり前のこの場所で大宮二等兵と有田上等兵のコンビはどうにか痛快をやってのける。大宮一人ではどうにもできない。有田上等兵一人でもどうにもできない。大宮が暴れ、メガネが右往左往するからこそ砲兵とも炊事班とも喧嘩できた。余裕ではない、楽勝ではない絶妙なバランスに興奮させられる。下らない戦争に、下らない軍隊に、無意味な死に、天皇に、国に無条件降伏しなかった二人。こうありたい。 【stroheim】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-04-17 22:06:53) |
10.《ネタバレ》 第1作。「悪名」「座頭市」と続く勝新三大シリーズの一つ「兵隊やくざ」、取あえずこれで三大シリーズ全てに触れた。このシリーズは勝プロ製作の最終作を除いて全てモノクロ作品らしい。これは「陸軍中野学校」もそうだけどよりリアルな雰囲気出てて好きです。淡々と悪化していく戦況と厳しい軍隊生活の描写で、どう終わるかと思ったら「The End」とも「To Be Continued」とも取れる形。そう来たかという爽快感のあるラストシーンが印象深いです。悪名もそうだけどコンビ物のほうが勝新の魅力が出てて好き。 【バカ王子】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-03-18 22:03:04) |
9.《ネタバレ》 敵軍との戦闘シーンがない代わりに部隊内のリンチ、それに対抗する大宮の大立ち回りシーンが満載です。これらの理性のカケラさえない有様は、もともと狂った行為である戦争に輪をかけて狂った呆れるものです。大宮が一人でいくら暴れても白けてしまいますが、有田との二人三脚ぶりが絶妙で、筋の通らない事は断固受け入れない二人の姿は見ていて溜飲が下がります。ただ、ラスト走り去る二人を見ていて、切り離された車両に残った者のその後を思うと、小骨が喉にひっかかるようなすっきりしないものを感じ、諸手を上げて万歳という気分にはなれませんでした。 |
8.「戦争娯楽映画」というのは勿論そうなのだけれど、僕が興味深かったのは有田(田村高廣)と大宮(勝新太郎)の関係性。この作品の紹介にはよく「奇妙な友情」という言い方がされてるけれど、僕はこの二人は、ある種の同性愛的感情で結ばれていたのだと思う。と言うと語弊があるかもしれないけれど、有田が大宮を見守り、かばう姿には、何か母性に近いものを感じるし、つまりは(台詞にも出てくるけど)有田は大宮が可愛かったんだな。確かに女郎屋で親指をくわえて寝ている勝新はかなーり可愛くて「ちくしょお、俺が守ってやるぜえ!」ってな気持ちにさせられますな・・・とか言うと、これまた語弊があるかもしんないけど(笑)。 【ぐるぐる】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-25 18:37:37) |
7.《ネタバレ》 シリーズ第1作。大映の勝新のシリーズものは「座頭市」はほとんど見てるけど、ほかの二つはあまり見てないなあと思い、以前にも一度見たことのある本作を久しぶりに見たのだが、やはり面白かった。インテリの有田上等兵(田村高廣)のいる部隊に勝新演じるヤクザ上がりの大宮が配属されるところから始まっているが、この正反対な二人のバランスのとれたコンビぶりが見ていて楽しいし、また軍隊という地獄のようなところにいながら、決して自分という人間性を失わないこの二人がすごく魅力的に描かれていてカッコよくもある。冒頭の有田上等兵のナレーションなどを聞いていると、軍隊批判というメッセージも少しあるように思うのだが、それよりも娯楽戦争映画としての面白さや痛快さを存分に感じることができる作風になっていて、やはりこの時代の日本映画の力というものを感じずにはいられないし、戦後20年という時代だからこそできた映画とも言える。以前見たときは同じく日本の娯楽戦争映画ということで、「独立愚連隊」を思い出しながら見たおぼえがあるのだが、今になって見直すと冒頭のナレーションにもあるように軍隊を刑務所に見立ていて、見ていて思わず同じくこの年に始まった「網走番外地」の一作目を思い出した。いちばん印象に残ったのはやはり風呂場での喧嘩シーン。ひたすら裸の男たちが殴り合う光景はいかにも熱気ムンムンでものすごく熱いし、殴り合う痛みも画面から伝わってくるような気迫もすごい。大宮が有田に助けられた恩返しにと南方行きの軍用列車から二人で脱出するラストまで痛快なのだが、そこに南方で残された部隊は全員戦死したという有田のナレーションは少し重みを出すために入れられたのかもしれないが、不要だった気がしないでもない。とは言え、以前見たときは続編までは見なかったのだが、今度は続編もちゃんと見てみよう。(2021年5月16日更新) 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 8点(2005-03-09 22:47:26) |
6.《ネタバレ》 勝新演じる大宮のキャラは良かったし面白かったけど、最後の逃走する場面で機関車の操縦士?を殴ったのはちょっと違うかなって思った。普通に、操縦士がかわいそうだと思った。 【夏目】さん 6点(2004-07-17 16:30:54) |