リップヴァンウィンクルの花嫁のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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リップヴァンウィンクルの花嫁

[リップヴァンウィンクルノハナヨメ]
2016年【日】 上映時間:180分
平均点:7.26 / 10(Review 31人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-03-26)
ドラマ小説の映画化
新規登録(2016-02-09)【8bit】さん
タイトル情報更新(2019-02-24)【イニシャルK】さん
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監督岩井俊二
キャスト黒木華(女優)皆川七海
Cocco(女優)里中真白
地曵豪(男優)鶴岡鉄也
和田聰宏(男優)高嶋優人
野間口徹(男優)
中島ひろ子(女優)
浅見姫香(女優)
大友花恋(女優)
桜井美南(女優)
郭智博(男優)
中村ゆり(女優)
紀里谷和明(男優)
野田洋次郎(男優)
原日出子(女優)鶴岡カヤ子
毬谷友子(女優)皆川晴海
金田明夫(男優)皆川博徳
りりィ(女優)里中珠代
綾野剛(男優)安室
芹澤興人(男優)堤啓介
原作岩井俊二
脚本岩井俊二
製作東映(RVWフィルムパートナーズ)
ポニーキャニオン(RVWフィルムパートナーズ)
木下グループ(RVWフィルムパートナーズ)
プロデューサー杉田成道(エグゼクティブプロデューサー)
配給東映
美術部谷京子
編集岩井俊二
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12
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31.《ネタバレ》 自らの主体性というものをあまり強く持ち合わせておらず、周りの様々な人間によって何処かへと流されるままに生きているような若い女性、七海。社会が提示する「こうすれば君も幸せになれるよ」という空気感に抗うことなく、彼女は出会い系サイトで知り合った男性と恋に落ち、あっさりと結婚してしまう。だが、そんな七海へと忍び寄る怪しげな男、安室。彼の策略により、七海の幸せだと思われていた結婚生活は次第に綻びをみせるようになり、やがて彼女のちょっとした愚かな行動により全てを失ってしまうのだった。残酷な社会へとたった独りで放り出されてしまった七海を救ったのは、再び安室という謎の男だった。彼に言われるまま、七海は大きな屋敷の住み込みのメイドとして働き始める。同僚として一緒に働くことなった自由奔放な女性、真白と次第に仲良くなってゆく七海。だが、真白には誰にも言えない深い秘密を抱えていた――。現実なのか、空想世界なのか、都会の片隅にひっそりと開いた秘密の扉を開けてしまった可憐な女性、七海。彼女が辿ることになる摩訶不思議な運命をリリカルに綴る大人のための残酷なファンタジー。日本が世界に誇る天才映像作家、岩井俊二監督の新たな代表作とも言えるそんな本作、3時間にも及ぶ長丁場ということで今回気合を入れて鑑賞してみました。なのですが、そんな僕の先入観など軽く吹き飛ばすほどの傑作でした。もう全編に渡り、監督の映像センスが炸裂しています。ストーリーの見せ方もそれぞれのキャラクターの描き方も一切無駄がなく、何よりこの唯一無二のカメラワークが最後までとても心地よく、3時間を一切長く感じさせません。本当にセンスの塊ですね、この人。また、聖なる愚者とも呼ぶべき純粋可憐なこの主人公を演じた黒木華がまさに嵌まり役で、とても素晴らしかったです。夫により新居から追い出された彼女が、大きなキャリーバックだけを手に何処でもない場所を彷徨うシーンは出色の完成度でした。そして後半、彼女が辿ることになる現実感のない展開も最後にきちんと説明がなされ、観終わった後、僕は得も言われぬ感動に包まれていました。素晴らしい!正直、観終わった直後はちょっと長すぎたかなとも思ったのですが、思い返せば思い返すほどじわじわと心に効いてきて、この長さはやはり必然だったのだと納得。真白も安室も考えてみれば酷いキャラクターなのですが、結果的に七海にこんな幸せな記憶を与えてくれた。こんな残酷で酷い社会でも、生きていればこんな素晴らしい出来事があるかもしれないと思わせる希望と再生の物語。僕にとって特別な作品がまた一つ増えてしまいました。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 9点(2019-08-01 23:14:37)
30.《ネタバレ》 七海という心優しいが、少しトロい子が安室という男に食い物にされる話。彼女は職も家も旦那も全て嵌められて失ってしまうのに、結局安室が最後までのほほんといるのには正直予想を裏切られた。途中から女優の真白と住むようになり、落ち着いた生活を取り戻したかに見えたが、実は安室の手の中だった。七海が最後まで知らずにいるのが不憫でならない。
SUPISUTAさん [地上波(邦画)] 6点(2019-04-06 19:59:04)
29.《ネタバレ》 前半部分は現実感を求めてしまったがために、救われることにも不幸にもなり得るようなSNSのミステリアスな展開に引き込まれますが、中味の方はちょっと肩透かしでした。ヒロインの優柔不断さと人間関係の曖昧さに次第にイラついてきますが、こういう流されてしまうような愚直さに日頃の計算高い左脳が癒されます。最後の裸になって泣きながら酒を酌み交わすコメディ(?)には思わず吹きだしますが、彼らの気持ちが分かったような錯覚(?)を覚えてしまう不思議な映画でした。
ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-04-02 17:27:57)
28.《ネタバレ》 ■第1部 虚構に満ちた現実
七海は、電脳空間でしか本音が言えない。自分の殻の中に閉じこもっている主人公に対し、ネット授業の生徒であるカノンは引きこもりで、顔は映らずパソコンの中だけに登場する。主人公の分身のような存在だ。
現実世界の結婚式は、新郎新婦の少年・少女時代を演じる役者が登場するなど、滑稽なほど虚飾にまみれている。七海の父はにこりともしない。七海にとって自分のための結婚式なのに自分のものでないようで、緊張からか表情がこわばっている。
浮気の容疑をかけられた七海は家を追い出され、行く当てもなくさまよい、安室に電話で「ここはどこですか」と問う。スマホがあれば確認できることなど、わかっているはずだ。家を失い、職を失い、頼る人もいない彼女には、自分が何者でどこに属しているのか説明できなかっただろう。
リップ・ヴァン・ウィンクルが村に戻ると、知り合いは誰もいなかった。彼は、口うるさかった妻の安否をきく。妻なら、20歳ほど年上になってはいるが、生きていれば夫の自分を認識できるはずだ。しかし実際には亡くなっていて、誰一人として彼を認識できなかった。人は単独では、自分が何者かを説明できない。人は人に認識されることで、自分が誰なのかを説明できるのだ。
電脳空間でしか人と繋がれない七海は、孤立無援に陥った。やがてバッテリーが切れ、他者との繋がりを完全に断ち切られてしまう。長い道のりを歩いて来たのに、映像では不思議なことに人も車も全く通っていない。本当はいたのに、目に入っていなかったのだろうか。夕暮れ時となり、ようやく通行人の姿が見えるようになり、ショーウィンドウからウェディングドレスが見え、視聴者は皮肉だと感じるが、当の七海は茫然自失で気づかないようだ。
■第2部 虚構世界にある真実
七海は自分の結婚式では顔をこわばらせていたが 自分が代理出席する側になると、結婚式が終わったとたん、家族役を演じた他人どうしで大笑いし、姉役だった真白と意気投合する。ここでは、現実世界に喜びがなく虚構世界に喜びがあることが表現されている。
真白と豪邸で暮らし始めた七海は、初めて相手の意に反し「この仕事辞めます」「二人で暮らせる家を探そう」と言って涙を流す。他人の顔色を窺うのではなく、真に相手を思いやっての提案である。
家を追い出されたときはウェディングドレスに注意を払わなかったが、真白と部屋探しに行ったときは、店の奥に見えるウェディングドレスに気づいている。二人は試着と称し、記念撮影する。日本には同性婚はないから、これはどこまで行ってもまがいものである。結婚も偽物、指輪も偽物、だが七海は、現実の結婚では見せなかった笑顔に溢れている。ここでも、現実世界に喜びがなく虚構世界に喜びがあることが表現されている。
二人はウェディングドレスを着たまま豪邸に帰り、酒を酌み交わし、ピアノを弾き、ダンスを踊り、二人だけの宴に興じる。サクラの出席者など要らない。指輪も証明書も。画面はBGMだけの無声になり、逆光やスローモーションを用いた幻想的なシーンが続く。虚構世界の結婚式が、現実世界で満たされなかった二人の、至福の時を描き出す。この二人が出逢ったのは、結婚式のサクラがきっかけだったというところに皮肉がある。
■第3部 再び現実生活へ
真白の死を知った七海は、声をあげて泣く。夫に追い出されたときも、大声をあげなかったのに。真白の葬式シーンには、本物のAV女優・男優が登場する。ここは演技ではなく本心なのだということで、監督が本物の起用に強くこだわったところだろう。
リップが村に戻ると、全てが変わっていた。物語は最後に、再び一人暮らしに戻った七海の引越しシーンを描く。彼女が新婚生活から追い出された日は雨だったが、今度は晴れ渡ったすがすがしい朝だ。引きこもりのカノンも「東京ってどんなところ?」と、外の世界に興味を示す。
安室は頼まれもしないのに、家具をプレゼントする。一人暮らしなのに、二人で椅子を二つ運ぶ。七海はこの部屋に、誰かを招くつもりだろう。それはいつかこの町で出逢うであろう、愛する人。別れ際には「ありがとうございました!」と大きな声をあげ、大きく手を振る。冒頭では小さくしか手を挙げることができず、授業では声が小さかった彼女がである。
安室が帰ると、七海はまた一人になる。だが彼女はもう、孤独ではない。七海は、薬指に残る虚構の指輪の感触を確かめる。そこには、愛にはもともと形なんかないのだという強いメッセージが込められている。ベランダの外は雲一つなく晴れ渡り、彼女の視界を遮るものはない。最後にカメラはすうっと引いて行き、七海を取り巻く都会の風景を映し出す。彼女はもう、人ごみの中でとまどうことはない。虚構に満ちたこの世界にも、真実の愛はきっとあるはずだ。
高橋 幸二さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2019-03-31 20:39:18)
27.《ネタバレ》 この監督には伝えたいことなんか無いんだろうなと思う。ネットで結婚相手探し、結婚式への偽参加者、自殺願望のAV女優。新聞記事で読んだような社会問題の寄せ集め。でも扱いが薄っぺらい、取材したとか 深く掘り下げたとかいうのが全く感じられない。
更に女優に魅力がない。社会的弱者をテーマにするには、美人じゃ説得力が無いと思ったのかもしれないが、それを鑑賞に耐えられるようにするにはやっぱりストーリーでグイグイ引き込まないと。
で、こんな低クオリティな内容を3時間垂れ流し。まさに拷問。久々の3点。
くろゆりさん [CS・衛星(邦画)] 3点(2019-03-26 22:02:37)
26.《ネタバレ》 映像も演者さんも、一瞬、一瞬に心をこめて、愛をこめて、技をこめて、大事に丁寧につくっておられるんだろうなあ、いう印象です。長い作品なのに、どんどん引き込まれ飽きることなく没頭できます。登場人物たちは、自分の都合で主人公を操作しようとする人たちばかりなのですが、利用する側と利用される側という構図にはならず、愛ややさしさが循環する形になってゆきます。主人公の女性は安易だけれども純粋で、何があっても受け止め続けます。彼女のただひたすらの受容によって、善も悪も認めてそこにあらしめる世界が展開します。現代社会は、実はこんなふうに、強く儚い人々がひしめく美しい世界なのかもしれない…なんて思いたくなりました。
Totoさん [インターネット(邦画)] 9点(2018-04-01 21:40:13)
25.《ネタバレ》 主人公としては物足りない女性。自身が置かれた状況を他者に説明できず、疑問を持った相手に問い質すことも出来ない。周囲のスピードに付いて行けずに受動的な生を繰り返す。まぁイライラしますな。でも、彼女は特に頭が悪い人ではなく、悪意や企みが無さすぎる人と云う印象です。積極的に応援する気にはならないが見放すことも出来ず、3時間に付き合わされる(笑)。
主人公の物足りなさを補うのが綾野とCocco。個人的には特にアムロ行きまーす綾野。その偽名が示す通りのふざけた奴だけど、この人物像が秀逸です。奴の内面を描写するようなシーンがほとんど無くて行動から類推するしかないが、一概に悪人と断じることが出来ない深みを担保した謎の人物。
映画はアムロに翻弄され続ける主人公を追いかける。悲惨な境遇の主人公だけど、彼女にはその自覚が無い。少し皮肉を込めて言うが、幸せな人なのである。
タイトルが示す通り、現世から距離を置いたような女性のおとぎ話。そこに現実の厳しさに対応する方法論のひとつを見せられた気もする。捉えどころが無くて明確なテーマが見えてこないフワフワした作品ですが、不思議な見応えが残る。岩井監督らしい映画だと思います。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-01-26 22:15:24)
24.《ネタバレ》 とっても辛かったある日、空を見上げたらこの映画が紹介されていた。
「この世界はさ、本当は幸せだらけなんだよ」
この一節がすごく胸に入ってきて、
やっと映画を見れた。
最初はびっくりすることばかり。こんなこと、あり得ない、ひどすぎるって感じで進んでく。

助けてくれているようにみえる安室氏、
どうして七海を別れさせ、振り回したのか、よくわからないけど、悪いひとではないのかな…って最後は思った。
友達が欲しかった真白、彼女がコンビニの店員にすら真心を感じているなんて、聞いている時は涙が止まらなかった。
優しい七海は、きっとずっと友達でいてくれただろう。
愛おしい内容の映画だった。

で、リップヴァンウィンクルって何だろうって気になって調べた。
彼はひどい生活の中から、愛していた森へ迷い込み、目が覚めたら20年経っていた的な話。
真白が自分を彼に例えたのが理解できた。

私も見習いたい。
みんなに真心を込めて接すれば、
みんなが幸せになるんだよ。
新しい生物さん [インターネット(邦画)] 10点(2017-12-25 04:17:11)
23.《ネタバレ》 いかにも胡散臭い何でも屋に、簡単に騙される世間知らずな女。
浮気を仕組まれて離婚させられたり、末期がん患者との心中相手にされたり。
普通ならありえないような話だが、役者がハマっているのもあってそれなりに成立して見える。
ただ、3時間は長い。
飛鳥さん [DVD(邦画)] 5点(2017-08-28 20:06:06)
22.《ネタバレ》 岩井俊二の透明な世界観とドロドロした現実社会が見事に調和していて、不思議な感覚に包まれる3時間でした。不思議とは書きましたが、実は岩井監督が描く現実はリアルなようで、実はリアルと少しずれたパラレルワールドの現実なのではないかと私は思っています。その中で、岩井監督が自由に自分の世界観を展開していくことで、我々は自分が抱えている様々な不安や悩みを素直に昇華させることができるのではないでしょうか。
TMさん [DVD(邦画)] 7点(2017-07-08 22:45:00)(良:1票)
21.《ネタバレ》 ちょっと上映時間が長すぎて途中ダレますが、話の内容が驚くような感じで二転三転するので面白く、脚本がかなりよくできてますね。真面目に作ってる一方、所々ふざけまくって笑わしにくる場面も多々あり、なかなか懐の深い作品だと感じました。タイトルのリップヴァンウィンクルというお話がどういう話かわからないのですが、僕は個人的に不思議の国のアリスっぽい印象を受けましたね。安室は不思議の国に誘う白うさぎで主人公が離婚しどん底に叩き落される出来事自体が不思議の国に繋がる入り口みたいな。主人公の導き手となる安室という人物ですが、物語が進むごとにいい奴なのか、酷い奴なのか、はたまたただ単に仕事を真面目にこなしているだけなのか、結局何が本心なのか最後までわかりませんでした。もしかしたら笑ゥせぇるすまんの喪黒福造のように人間じゃないのかもしれませんね(笑)黒木華とCoccoの二人はハマり役で二人とも魅力的でしたが、Coccoの歌手とは思えないぐらいの演技力には驚かされました。
葬式の時に本物のAV女優を使うのはわかりますが、AV男優まで本物入れてくるのは思わず二度見してしまい笑ってしまいましたwその後の裸になるシーンも含めこれは「絶対笑ってはいけない葬式24時」的なノリで笑わせに来てるとしか思えませんねwずるいw 
映画大好きっ子さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2017-05-30 21:39:49)
20. 見て損したという感じはしないけれど、得もしていない。とらえどころのないフワっとした作品です。
海牛大夫さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-04-22 09:28:14)
19.《ネタバレ》 長時間の映画ですが一気に見ることが出来ましたが・・・。
しっかりしたシナリオですが、同時につかみ所が無い話しでもある。
たまに超大作の夢をみて、あの夢何だったんんだろうと朝起きた時思う事があるがそんな話を見たような印象でした。
黒木華もCoccoも綾野剛も全員現実感がない人間たちだからかもしれません。
自分の生き方を見つけられず流され生きる黒木華は不幸も幸せも廻りの環境に与えられ
ゲスで軽薄な綾野剛は金の為なら黒木華を不幸にもするが同時にフォローも忘れない誠実さの矛盾は
自分の為だろうか。Coccoは満たされぬ思いを金に置き換えて綺麗なまま死ぬ事を選ぶ。
どの登場人物も現実味がなく矛盾に溢れているが、それが不思議と見る者を引きつける魅力がある。
結婚式の代理のように、皆どこか演じながらこのかりそめの世界を生きて居るのかもしれない。
Coccoの死で綺麗なまま幕引きせずに親のシーンまで入れたのは良かった。
脱いだのが良いとかではなく、自分の世界に生きたCoccoは親に理解されず否定されながらも
それでもやはり親の心の中で生きて居たと言う事だろうと思った。
デミトリさん [DVD(邦画)] 7点(2017-04-11 01:09:34)
18.《ネタバレ》 おとぎ話のような、そうでないような。
どんな話なのか、まったく予備知識なく観たのもよかったのかな。
あー映画観たなぁって満足感。
黒木華さん、綾野剛さん、Coccoさん、みんな良かった。
ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 9点(2017-04-01 06:16:59)
17.《ネタバレ》 岩井俊二監督の映画をじっくり見たのは初めて。黒木華は予想どおり良い演技だったけと、最初はちょっと胡散臭い綾野剛が、最後にあそこまでやる(やらせる)とは。綾野剛を見直しました。(+1点)
Banjojoさん [映画館(邦画)] 8点(2017-03-19 19:16:15)
16.黒木華ちゃんが実にいい。近所に普通に居そうで、でもどこか不思議なふわふわした子。
新婚早々に追い出されて、呆然と彷徨って・・ 「ここはどこねー」??(笑
全ては悪い奴に騙されているのが原因で、どこまでも利用されて気の毒な展開だが
その目的が判ると、ナントモ言えない脱力感。登場人物それぞれの勧善懲悪感は薄れていく。
話が見えてきて、成る程なあと思いました・・ が、長過ぎる3時間。
いくらなんでも2時間以内に納まったでしょ? 冠婚葬祭のシーンばかりの映画になってる。
引っ張るところと、流すところ、緩急つけて欲しい。それと変に手持ちのカメラ使って
不安な心情を・・も、無駄に多いなあ。そこでカメラゆらゆらって、必要ですか?
でも、それらの不満を払拭する華ちゃんの魅力が素晴らしい。彼女は貴重な女優さんですね。
しかし、この男は本当得体が知れない奴だ。デキル奴のようだが裏の顔もあって不気味。
自分的には、編集の妙があれば9点作品でしたが・・惜しい。
グルコサミンSさん [DVD(邦画)] 8点(2017-03-05 01:36:10)
15.《ネタバレ》 リップヴァンウィンクルといえば、映画「野獣死すべし」の中で松田優作のセリフを思い出す。この映画では、AV女優のハンドルネームのことだった。結婚式の場面から始まるから、この結婚での花嫁かと思いきや、そうじゃなかった。岩井俊二、やるね♪「スワロウテイル」から観ているが、この監督作品はヒリヒリするんだよね。でもこの映画はヒリヒリだけじゃなかった。昇華まで描き切ってた。内容はといえば、最近、業界の無茶苦茶さが報道されて、何かと話題のAV業界の出演女優の心の深い傷。自分に負い目を感じて、幸せを怖がってる女性を、黒木華演じる女性が抱きしめる、そんな内容だった。この黒木華がまた、お人よしの田舎の女の子を好演してて、実に良い。ラストの綾野剛と黒木華の普通に話せている会話が実に良かった。普通の日常の勝利が描かれてた。でもあれだね、AVはまず観る人を減らさなきゃ無くならないね。自分もどんなんだろ?と若いころ何本か観てみたけど、感性の敗北って感じの内容で、罪悪感しか残らなかった。あんなん観てたら、女性に舐められるよ。
トントさん [DVD(邦画)] 8点(2017-01-29 01:12:12)
14.《ネタバレ》 七海の母親、勤めていた学校の生徒、元旦那とその母親。社会にある悪意の代表としてこの人々を配置したのだろうが、言動が極端な悪意に満ちていてステレオタイプすぎるのではないか。
社会の闇、人間の弱みや闇、隙間に入りこむ天使とも悪魔ともつかない安室、言葉からは伝わらない人生の深みを感じさせる真白の母親という魅力的な人物二人とは対照的に、旦那らの描き方が浅薄であり、話しの展開の為に人が配置されている印象が際立った。
結婚式に関して言えば、式直前の七海と鉄也のとってつけたような会話、観ているこちらが恥ずかしくなるような両親への花束贈呈シーン、あの場面ではノイズにしかならない司会の軽部アナなど結婚式場面の演出はどれも酷かった。
そして物質的(人里離れた屋敷)にも精神的にも文字通り社会と断絶し、夢のような世界で真白と生活する後半。
ホモソーシャル的で社会への潔癖性を全開にした後半は、岩井監督特有の世界観であり映画と言うより、小説や詩、PV的とも言える。
病的なまでに抽象化された、二人だけの結婚式から真白の死がその最たるもので、この雰囲気に依る所も大きい作家性は、好みの問題であり是非を語るのは野暮なのだろうか。
現実世界との糸である、引きこもりの生徒とのやり取りを最後まで丁寧に描いたのは素晴らしい。
このやり取りやその変化で、かろうじて繋がる七海と社会との距離感を図る事ができる。
夢のような時間が終わり、陽の光が差し込む部屋の中から七海は再び社会へと踏み出す事が出来るのか。
空へと解放されたカメラ、視点は彼女の行く末を語っているかのようだった。
ちゃじじさん [DVD(邦画)] 5点(2017-01-21 20:52:40)
13.《ネタバレ》 岩井俊二作品に漂う空気感は健在で気持ちよいが、少し長いのがネック。
必然性のある長さならいいのだけれども…少なくとも物語としては3時間も必要ない。 
まぁ、この人の空気を表現しようとしたら長くなるのは仕方がないか。

当て書きだと思われるキャスト・脚本の一致が良かった。
ぼーっとしていて世間知らずで主体性のない主人公に黒木華。
心が壊れているのか、人の痛みより自らの利益を優先してそれに罪悪感を感じない男に綾野剛。
恵まれない家庭で育ち、自分を大事にすることができない女性にcocco…と、キャストのイメージに近い役柄。

雰囲気を味わう作品であって、物語として大きなテーマはない(ように感じる)が、私が感じたのは
「みんな自分の価値観でしか物事を見ていないんだなー」ということ。
自分に不利になるようなことをした相手だと知らないまま、主人公が綾野剛演じる男に感謝を表現するシーンが
印象的だった。

劇場ならまだしも、DVDで3時間集中するのは難しいので、劇場で見たかったなーと思う。(そもそも公開されていない地域
Sugarbetterさん [DVD(邦画)] 8点(2016-12-29 15:28:37)
12.なんだか腑に落ちないところが結構あって、素直に高評価できない。感動的な気もするし、そうでもないような気もする。深いような気もするし、そうでもないようも気がする。そんな感じだ。純文学的な感じなのに安室や里中のキャラがどこか不自然に作り物っぽくて「う〜ん」と首をかしげてしまう。でも黒木華は素敵だった。なんだか不思議な雰囲気をまとった女優さん。なんか好き。
ばかぽんさん [DVD(字幕)] 7点(2016-11-23 09:34:00)
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【点数情報】

Review人数 31人
平均点数 7.26点
000.00%
100.00%
200.00%
313.23%
413.23%
5412.90%
639.68%
7619.35%
8825.81%
9619.35%
1026.45%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.66点 Review3人
2 ストーリー評価 7.75点 Review4人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review4人
4 音楽評価 8.00点 Review4人
5 感泣評価 6.50点 Review4人
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