ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ラ行
 > ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像

[ラストディールビジュツショウトナマエヲナクシタショウゾウ]
ONE LAST DEAL
(TUNTEMATON MESTARI)
2018年フィンランド上映時間:95分
平均点:5.80 / 10(Review 10人) (点数分布表示)
公開開始日(2020-02-28)
ドラマミステリー
新規登録(2020-10-06)【かっぱ堰】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督クラウス・ハロ
キャストヘイッキ・ノウシアイネン(男優)オラヴィ
配給アルバトロス(アルバトロス・フィルム)
クロックワークス
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
10.《ネタバレ》 謎の絵画を巡ってじいちゃんと孫が調査していく部分などは見ごたえがありました。孫は今時な感じで機転も利いて商売人に確かに向いてそうだと思いました。じいちゃんは娘も金に困っているのをわかっていても金を貸してもらおうとするなど、娘に愛想を尽かされても仕方ないですね。ただ、予想していなかった終わり方でラストディールはハッピーエンドではなかったですが、映画としてはよくできていたと思いました。物語とは異なりますがフィンランドはかもめ食堂も含め、なんだかいつも天気がどんよりしてますね。。
珈琲時間さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-02-09 12:41:31)
9.《ネタバレ》 埋もれた名画を発掘する…という美術分野の側のお話の方は、単純にまずまず興味深いしややサスペンス風に適度に緊迫する感じもあるので率直に中々面白かったと思うのですね。しかし本作はもう一方の側面として、とある老画商の親と子・孫の人生に関わる人間ドラマの要素を孕んでいるのですが、ソッチの方が端的に薄っぺらいとゆーかかなり適当だな…と感じられました。テンポやバランスを重視してか全体の尺がごくコンパクトなコトもあり、人物描写やその背景(描かれない時間軸における事情やら諸々)とかが総じて少し描写不足なので何かどーにも表面的だとゆーか取って付けた感じがあるとゆーか。そもそも、名画とゆーて精々10万ユーロ程度(=我々庶民にとっては十分に大金だ、とは言え)の代物ですし、ソレはソレを得られた・得られなかったから人生の失敗と成功が引っ繰り返る…というモノではないとはやっぱり思うのですよね。そーいうお話の締めくくりにコレ見よがしに主人公を殺してしまって、で一切合財ヒト絡げにして「でもイイ話だったよね!」と言われても、私は正直「ナンだかなあ…」と思わずには居られなかったです。個人的には少なくとも、もうチョイとシンプルにホッコリホコホコと終わって呉れてれば…なんて思っちゃったすね。
Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 5点(2022-08-19 23:23:59)
8.《ネタバレ》 オークションで見つけた肖像画が実は名画だった、というう夢のある話のようでいて、華香現実を見せてくれる作品。初めは肖像画の正体を追っていく過程がミステリーのような心地よさがあり、後半の、歪な家族関係の修復や商売敵の妨害諸々などはまた違った方面の盛り上がりを見せてくれ、個人的にはとても楽しめました。
落ち着いた音楽や画廊の雰囲気、主人公が死ぬ演出やラストのくだりなどなかなか見せ方もよく、いい余韻が味わえました。
クリムゾン・キングさん [インターネット(字幕)] 8点(2022-04-14 02:04:40)
7.《ネタバレ》 【ネタバレ厳重注意】
フィンランドの映画ということで期待値大で視聴。
中盤までは、夢のあるストーリー展開で、恐らく古美術商であれば一度は夢見たことのある内容だと思います。
ワクワクしながら、主人公の老人とともに夢を買うことができます。
その先は、一種サスペンスのような緊張感を伴いながら、物語は淡々と進行するのですが、この落差が半端なくて、こちらまで胸が苦しくなってしまいます。
まさに自然主義文学の王道を行くような映画でした。
文学的価値を見いだせるかどうかが、この映画の評価の鍵かも。
めたもんさん [インターネット(字幕)] 5点(2021-10-25 13:47:12)
6.頑固やなー、でも結構クズがたくさん。心温まるとかじゃなくて、結構現実見せてくれてる
HRM36さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-10-14 01:24:27)
5.《ネタバレ》 引退を考えていた画商のおじいちゃんが
友人に連れられて行ったオークションで見た 作者不明の絵画 に最後の勝負をかける物語

演技はとてもいい
脚本がいいのか テンポも割とよく(金の工面シーンだけちょっとなげーなくらい)
監督が良いのでしょう バックの音楽も合っていて、撮影や表現方法も素晴らしいです。 
キリストの絵画を自分の画廊で飾ったシーンは 魅せ方だけでこんなにも違うものかと感じさせてくれます。
主人公が亡くなるシーンの表現も見事 最初から薬を飲むシーンをいくつか挟み、伏線もばっちりです。

ダメなところ
・話をややこしくするための言葉足らずなシーン(主人公一家全員)
・仮にも絵画の話なのに 9割5分 金の話  唯一 絵の素晴らしさの話は老人と子供が歩いている絵くらい

それくらいです。
期待せずに観たので、予想よりおもしろかったということで高評価になっているかも
基本的に短い映画は観やすくて好きだっていうのもあるかもしれませんが、割とおすすめ出来る作品だと思いました。
メメント66さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-09-20 00:06:34)
4.ほかの方の辛辣なレビューを見てびっくり…。わたしはよい映画だと思いました。たしかに閉塞感のある、やりきれなさの残るお話でしたが、最期のちょっとした展開にほんのわずかな明るさを感じさせます。夢物語ではない、現実にいたらこんな感じかなと思わせる主人公や周りの人たち。感動的な話を作ろうとしていないところに逆に好感が持てます。こんな映画があってもいいのではないかと思います。
あっちさん [インターネット(字幕)] 8点(2021-09-14 22:48:20)
3.《ネタバレ》 この映画を見ても画廊や画商の世界というものはさっぱり分かりません。元々知らない世界なのですが、余計に遠いものに思えました。あそこまで熱を上げてやっと手に入れた絵を、直後に高く買ってくれる成金に売ろうとする。結局芸術の価値はカネなんでしょうか。孫のオットーに絵の説明をするときも、その絵の価値を金額でしか説明できない。孫の関心がそこにしかなかったと言うのもあるでしょうが、本当に絵が好きな人から聞きたいのはそのような説明ではない。画商の仕事というのも、絵を手に入れてそれを右から左に流してその差額を得る。それだけなんですか??なんかすごくつまんないことをやってるような気がしてならない。ほんと、金額による絵画の価値がずっと中心に話が展開されてしまって、絵を愛でるとかそういう描写がほとんどなく置いていかれた感が半端ない。

一万ユーロで絵を競り落としてからの展開もなんだか。。。というか自分に支払い能力も無いのに競り落とすなよ。典型的なダメ人間。まあ映画でオークションってなったらどうしてもああいう展開になるんでしょうけどね。しかしその後やはりというか金策に走り回った挙句、それまで無視を決め込んでいた娘にすり寄って、カネを借りようとする。娘を怒らせてそれに失敗したら今度は孫にたかる。っていやいや、ほんっっとダメ過ぎる。そこまでしても賭けたかった『One Last Deal』ってことなんでしょうが、やり方にセンスが無さすぎる。散々そんな様子を見せられて、最後あんな手紙一枚で娘が納得するのもわからない。まあ、亡くなってまで邪険に出来なかったんでしょうが、それまでの父の身勝手も大概だろう。。。

などなど、絵に対するアプローチ、それに関わる画商の人間性に邪魔されて楽しむことができませんでした。合掌。
TANTOさん [インターネット(字幕)] 3点(2021-09-09 00:28:26)
2.《ネタバレ》 この監督の映画は3作目になる。美術商の映画としては、ほかに邦画の「嘘八百」(2017)と「文福茶釜」(2018)を見たことがあるが(両方とも関西の話)、それほどの殺伐感はこの映画にはない。ネット上のレビューを見ても評判のいい映画のようだったが、個人的には残念ながら同じように感じられなかった。
まず、老人と孫が出るからには世代間継承がテーマかとは思ったが、自分としてはその孫が全く信用できなかった。才覚があって行動力もあってモバイル機器が使えるにしても、それだけでは日本でいう転売ヤーのようになるだけではないか。このガキに後を任せたところで、うまくやれば1千万円台で売れる資産をゲットしたとしか思わないだろうが。
また、せっかくキリスト教の救世主が真顔で何か言いたげな様子を見せておきながら、「個人よりも全体」という言葉が結末に生かされないのは落胆した。自分のためより家族(子孫)のためというだけでは、富を一族で独占しようとする富豪や権力者と同じではないか。美術商という前提はあったにせよ、私利私欲を越えた公の価値が美術品にあるという認識に最後まで至らなかったのは非常に残念だ。
要は、例えば公共の美術館に匿名で寄付すればよかったわけで、店じまいを機に主人公が商売人の立場を捨てて、優れた芸術作品を公共の財産にしたというなら最後の仕事にふさわしい。それが主人公最後の自己変革となり、またその姿を見せれば孫の人格向上にも役立ったはずだが、そのようにできないのが商売人の性という意味なのか、あるいはそもそもフィンランドには公の観念がないということなのか。
ほか個別の点として、終盤の殴り込みはやりすぎだ。また死去は唐突だったが、「ヤコブへの手紙」(2009)ほどの必然性は感じられなかった。

[2021/2/20変更] この監督の映画だから、この国の映画だから誠意をもって見なければ、と思っていたのが馬鹿らしくなってきたのでやめにした。半端な感動を提供する薄っぺらいドラマだというのが正直な感想だったと書いておく。あるいは女性を苦しめる時代錯誤の老人はさっさと世を去れというメッセージとすれば文句はいえない。何にせよ点数は落とす。
かっぱ堰さん [DVD(字幕)] 3点(2020-10-31 08:55:07)
1.《ネタバレ》 老画商のイリヤ・レーピン作品を巡る物語。私には大金ですが、巨匠作品が落札価格1万ユーロというのに侘しいというか微妙な思いです。画廊の世界に多少なりとも触れられた事は知識無い身にとっては有意義ではありました。スウェーデン人とフィンランド人の描かれ方も印象深いものがあります。疎遠だった娘と孫との関わりにしみじみとさせられました。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 6点(2020-10-24 16:50:33)
別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 5.80点
000.00%
100.00%
200.00%
3220.00%
400.00%
5220.00%
6220.00%
7220.00%
8220.00%
900.00%
1000.00%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS