446.《ネタバレ》 ただ、ただ怖い映画です。
既に何度も観ているのですが、2~3年後にまた観てしまいます。
しかし、怖い中にも、どこか気品を感じさせてくれる。そんなホラーだと思います。
配役は絶妙で、男の子は可愛いし、妻が不美人なところもよい。
双子の女の子の亡霊も、この子たちしか居ない‥‥というキャスティングです。
冬の間、雪に閉ざされ営業が出来ない大きなホテル
その間、ホテルの管理を任された作家夫婦とその子ども
だが、ここでは過去に陰惨な事件が起きており、夫の心はしだいに蝕まれていく‥‥
主人公ジャック・トランスが、仕事と称し、毎日タイプライターに向かい打った大量の原稿
それを埋め尽くすのは延々と同じ文章
All work and no play makes Jack a dull boy
All work and no play makes Jack a dull boy
All work and no play makes Jack a dull boy
All work and no play makes Jack a dull boy
All work and no play makes Jack a dull boy
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
「仕事ばかりで遊ばない。今にジャックは気が狂う」
夫の隙をみて、原稿を読んだ妻の驚きと恐怖のシーンは背筋が凍ります。
ホラー映画の名作中の名作だと思います。
何より、少しずつ気がおかしくなる主人公役ジャック・ニコルソンの怪演ぶりは、見事としか言いようがありません。
また、ベルリオーズの幻想交響曲(指揮者のレナード・バーンスタインは、この曲をサイケデリックなクラシック曲だと評しました。)が、まるでこの映画のために作曲されたようにさえ感じます。
(2019年9月8日追加書込) シャイニング2の「ドクター・スリープ」を楽しみにしています。