7.フランソワ・トリュフォー19本目の鑑賞。
もう残りはあとわずか。
トリュフォーを沢山観ていくと、だんだんその雰囲気に心地が良くなってきます。
映像が優しく、居心地が良いのです。
本作はそんなトリュフォー作品らしい雰囲気が出ていて良かったです。
確かにストーリーには相当無理があります。
殺し方も説得力に欠けます。
ジャンヌ・モローは、「老け」「だぶついた二の腕」「微妙な脚線美」「似合ってない衣装」「目つきの悪さ」などなど、問題ありすぎですが、まあ何とか観れます。
トリュフォーの世界に酔いしれたいファンの方には十分満足できる作品だと思います。
それにしても、トリュフォーはやっぱりサスペンスは向いていないですね~。
ラブストーリーがメインの作品や、家族ものを撮らせると、ほんと巧い監督なんですが、変にヒッチコックに傾倒した影響で、晩年にサスペンスを撮りすぎたのが個人的に残念で仕方ありません。