3.《ネタバレ》 とても残酷な内容。
愛すべき人を失った場合、その亡くなった人を一生忘れない。
それはとても大切なことだが、それをずっと続けることが果たして幸せを生むのか??
それとも、時間が経つにつれ少しずつ亡くなった人を忘れていき、いずれ新たな人と新たな幸せをみつける。
こちらの方が幸せだが、果たしてそれでいいのだろうか?
そんな問いかけをトリュフォーはしたかったのだろうが、どうも散漫な印象。
個人的には、その答えがどうなのかトリュフォーに示してほしかった。
それにしてもネストール・アルメンドロスによる映像美は見事というほかない。
幻想的なまでに美しい。
いかにもフランス映画的な美しさに満ち溢れた作品だ。
やはりネストール・アルメンドロスというカメラマンは、美しいフランス映画に欠くことのできないない存在である。