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i 新聞記者ドキュメント

[アイシンブンキシャドキュメント]
2019年上映時間:113分
平均点:6.67 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
公開開始日(2019-11-15)
ドキュメンタリー政治もの
新規登録(2019-11-22)【ヴレア】さん
タイトル情報更新(2023-10-27)【イニシャルK】さん
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監督森達也
製作河村光庸
企画河村光庸
プロデューサー河村光庸(エグゼクティブプロデューサー)
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6.《ネタバレ》 とても面白かった。
やはり私はドキュメンタリー映画が大好きなようだ。

それにしても、望月さんのパワー、へこたれない胆力、もの凄いな。
にじばぶさん [インターネット(邦画)] 7点(2022-08-15 01:16:37)
5.ネットフリックスにアップされており、映画『新聞記者』を観ていたこともあって鑑賞。作品が訴えたいことはわかったが、質が高いとは思えなかった。とりわけ後半の意図不明かつ悪意的なアニメーションや監督による脈絡の無いモノローグによって、作品がドキュメンタリーからプロパガンダに堕している気がしてならない。

題材そのものは興味深かった。オールドメディアの閉鎖性や独善性、日本の左派・リベラルの限界性が露呈していたのは印象的だった。記者クラブの閉鎖性を非難する森監督も、望月記者も、自身の内部に潜む閉鎖性や独善性に気づいていないのは、なかなか示唆的である。官僚や警官に食って掛かる傲然で攻撃的な姿勢は、リベラルを自認する彼らのハイド的(隠された)側面である。

望月記者本人が、悪い人間ではないと私は思う。沖縄の市民団体に取材し、記事を書く約束を誠実に守る姿は立派である。しかし一方で、権力は常に悪意的であり、ゆえに権力は追及しなければならないとする彼女の考え方、取材対象がリベラル層に偏っており保守層へ取材する様子があまりない姿勢を観ていると、私は危うさも感じた。記者は民主主義的プロセスを経て選出された存在ではない。民主主義的プロセスによって選ばれていない記者が、あたかも国民の代表、民意の体現者の如く振る舞い、極めて攻撃的な姿勢で権力を追及する。望月記者が典型例だが、メディアという自らの立ち位置の曖昧さに自覚的でない部分に、私はメディアの独善性を視る。その一方で、部外者を締め出し、権力と奇妙な馴合いになっているのもメディアなのだ。こうした閉鎖性と独善性に対し、メディアがより自覚的になって改革を施さない限りは、オールドメディアの衰退を止めることはできないし、国民からの信頼を取り戻すこともできないだろう。

映画『新聞記者』を観ても感じたのだが、制作者側が反権力に凝り固まり過ぎていて、せっかくいいテーマを扱っているのに、肝心なところで権力=悪と決めつけて、悪い相手にはどういう描き方をしてもいいとばかりに、悪意的な描き方に走ってしまっている。望月記者の動向を地道に追いかけて、その功罪も含めて淡々と描けばいい作品になったかもしれないのに、結局反権力への思いが勝ってしまって空回りをする。…中立性や客観性を見失う、自らの正当性を過信して敵対者へは過激な対応に走る、その閉鎖性と独善性に多くの人はついていけなくなる。本作品そのものが日本の左派の悪い部分や限界を、制作者が気づいていないところで、提示してしまっているようだ。だからダメなんだけど、本人たちは気づいていないんだよなぁ…(苦笑)。
nakashiさん [インターネット(邦画)] 3点(2020-08-05 11:24:59)
4.《ネタバレ》 権力と物理的に戦う森達也を見たかった。官邸前を警備するお巡りさんとのやりとりには一触即発の緊張感が無く、森達也につっかかっていく市民も見当たらなかった。『311』で遺体収容現場にカメラを向けて、遺族の方から木っ端を投げつけられた森。『A2』でオウム真理教追い出しデモ行進に参加する市民に不躾な質問して「あんたオウム真理教の人?」と怒られた森。こういうのを見たかった。
願わくば、総理官邸に入りたいとお願いする森に「転び公妨」する警察官と、死んだふりする森達也、まさに『A』での伝説のあのシーンを自分の身を捧げて再現してほしかった。
さすがにそれができないならば、せめてあのアニメーションで転び公妨する警察官を描いてくれれば、往年の森達也ファンは手を叩いて笑っていただろう。
no_the_warさん [映画館(邦画)] 7点(2020-03-30 15:26:37)
3.《ネタバレ》 政権側のなめたやり口もだいぶ腹が立ちますが、それよりも、会見場で一心不乱にパソコン打ってる記者クラブに腹が立つ。質問しようって、気持ちはないのか。作中、表現の自由にかかわるデモのシーンで、大意として「望月記者の発言の援護ができない、記者クラブの問題である」というメッセージが入りますが、それに尽きるのだと思う。心ある記者もいるはずだと思うが、本作中では、望月記者の発言に呼応して、菅官房長官に二の矢を放つ記者がいない。本当なのか。せめてブーイングもしないのか。演出上の作為なのか。いつか、望月記者が倒れてしまった時の、反動が怖い。あいつ、あんなにムキになってたのに、やっぱり何も変わらないって。なんかもう、いやだなあ。
なたねさん [映画館(邦画)] 8点(2019-12-16 16:35:38)
2.《ネタバレ》 まず映画として面白かった。
メディアに興味のある方なら記者がどういう仕事をしているか、新聞記事がどのように提供されているか、
単純にそのドキュメンタリーとして面白い。

今の政権がメディアを巧妙に利用していることは数年前から如実に感じていたが、
先日、「桜を見る会」問題が発覚し、朝のワイドショーをひとしきり賑わせた直後、
突然、緊急事態でもない不自然な速報テロップが連続して流れて驚いた。
「景気判断が上昇」「ハンセン病家族補償法案を提出」といったニュースである。
政権の悪印象を払拭するための、なんというわかりやすい情報の出し方だろうと思った。

先の参議院選挙の某局の特別番組では、この映画で登場する政治家の生い立ち再現ドラマという信じがたいコーナーがあった。
選挙報道番組が堂々と政党の宣伝番組と化している。
政権と関わりが深いと言われる企業が、この番組のスポンサーとして入っていたことと無関係ではあるまい。
(有名なホテルのCMが流れてました)

この参議院選挙では、自分の世帯に選挙公報が届かなかった。
広報を配る町会の役員の名前をネットで調べたら、ある政党所属の市議会議員の名前があった。
町会に理由を問い合わせても全く取り合ってもらえない。
確実に今の世の中は、かつてないような、おかしなことが起こっている実感がある。

話をこの映画に戻すと、テレビでは発言を許されない人たちが多々見られるのは興味深い。
実際、この映画で出てくる事件、問題は全く解決しておらず、「終わったこと」「無かったこと」にされているだけである。
辺野古の赤土の問題も初めて知った。
特に印象に残ったのは、先の参議院選挙、秋葉原で某政治家が登場するシーンである。ゴージャスな音楽が流れ、ショーと化している。
たまたま現場に自分がいたら正直、カルチャーショックであろうと思う。
公共の場で一人の政治家がここまで祭り上げられる演出が行われているのは不気味に感じざるを得ない。

編集としては露骨に意図的に感じる部分もあったが、意図的ではないドキュメンタリーなどありえない。
おかしいものはおかしいと言うこと。それは子供の態度ではなくはるかに大人の態度だと感じる。
返す刀のようだが、この記者の行動を見て、いわゆるヒーロー、ヒロインに仕立て上げてはならないようにも感じた。
この人は職務に忠実で、職業上の信念としてあたりまえのことをやっているだけで、この人が表に出てくるような状況こそがおかしいのだと思う。
マスコミも様々な不作法をしてきた歴史があるから自分は全面的にマスコミの仕事を支持するというわけではない。
なので、善対巨悪で割り切るかのようなアニメーションのシーンは余計に感じる。

しかし自分はこの人が注目されたことによって、メディアに多少の希望を感じたことは事実である。
自分は長年、ソーシャルサイトでニュースを見てきたが、罵詈雑言のコメントが目に入るのに辟易し、精神衛生上も良くないこともあり、
最近は新聞をネット契約して雑音のない記事を読むようにしている。どこの新聞とは言わないが。
誠実な仕事をしている人たちには、自分ができる範囲で対価を払って報いるべきだと思ったからだ。
誠実な情報にきちんと対価を払うことで、少なくともメディアが良い方向に行けば良いと思う。

ネット上の得体のしれない人たちが何を言おうと、個として自分はこう考える。
この映画はリアルタイムで改めて今の日本の政治のあり方について考えてさせてくれます。
どっぐすさん [映画館(邦画)] 8点(2019-11-28 02:19:39)
1.ここが変だよ日本の官邸記者会見におけるルール。
・記者クラブに属していないフリーランスの記者は入れない。
・事前に質問内容を知らせなくてはならない。
・相手の機嫌を損ねる質問ばかりしていると目を付けられ、質問を妨害されたり質問回数を制限されてしまう(笑)

そもそも記者クラブに入ること自体が相当ハードルが高くて会員の全会一致がないと入れないらしい。
まあ、こんな前時代的な古いシステムだから、ほんとに国民が知りたい有益な情報などまず手に入らないでしょうね。
事実、菅官房長官との激しいバトルによって有名になった望月記者だが、本人にしてみれば当たり前にただ質問をしていただけなのになんでこんなに有名になるんだと言っていたし、こういう当たり前の事をできる記者がどんどん増えて行かないと駄目なんじゃないかな?とそう感じた。
報道関係者は必ず見るべき作品だと思う。

私は単に映画「新聞記者」の原作者であり東京新聞の記者である望月衣塑子を追ったドキュメンタリーという事で興味を持ち鑑賞したのだが、「新聞記者」以上にストレートに政権に対する不満や疑問を投げかけてくるので観ていてとても為になったし面白かった。
望月衣塑子という人物についてとても興味が深まったので、今後も注目していきたいと思った。
ヴレアさん [映画館(邦画)] 7点(2019-11-22 14:49:58)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 6.67点
000.00%
100.00%
200.00%
3116.67%
400.00%
500.00%
600.00%
7350.00%
8233.33%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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