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本当の目的

[ホントウノモクテキ]
Three Days in September
2015年北マケドニアコソボ上映時間:89分
平均点:6.80 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
ドラマサスペンス
新規登録(2020-08-24)【かっぱ堰】さん
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5.《ネタバレ》 実は昏睡してない姉の方でした、なんてありがちだけど、そんなサスペンスな展開だと思って観てなかったから素直に楽しめた。
村に一人しかいない女性だという叔母さんが絶妙なタイミングで登場したり、いろんなパーツを組み合わせて、ラストで合点が行くように観せてくれる流れは、やられた!って感じ。
ただ、観ている我々はヤナの怒りを突如知らされる形になるので、幼なじみの悪徳警察官に対する怒りに同調し切れず、置いてけぼりを食らってしまった。
でも、他人の復讐劇なんてそもそもがそんなものかもしれない。
マリカはヤナの怒りや憎しみを充分理解できていたし、それに加担することで自由も手に入れることができたのだけど。
最大の難点は、映画それ自体ではなく、他のレビューワーの方も言っておられたように、邦題。
なんてセンスなんだ。いや、センスという次元ではない。だってそのままじゃん。
roadster316さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-08-12 23:12:50)
4.《ネタバレ》 人生初のマケドニア映画。その国の場所はわかりません。
でもそんな縁のない国にも、搾取され、利用される女性たちがいる。
真逆の生き方をして来たと思われる二人の女性が出会い、ほんの3日間行動を共にするが、その3日間で二人の人生は大きく変わる。
正確には大きく変わったのは、娼婦マリカの方。マリカが現れようが現れまいが、ヤナの「本当の目的」はブレることなく遂行されたのだろう。白っぽくざらついたような東欧の風景は、例えばこの地で新鮮な緑の野菜や色鮮やかなフルーツなど採れるのだろうかと思うほど。それ以上に寒々しい表情の登場人物たちは、笑顔など見せたことのないかのように冷たい。
そんな彼女たちが怒鳴り合い、笑い、抱擁を交わす。映画が終わるころには、彼女たちが逃げ延びることを祈る自分がいた。
日本で、自宅に居ながら遠い国の映画が観ることができるとは。時代に感謝。マイナス2点はセンスのない邦題が原因です。
milaさん [インターネット(字幕)] 8点(2021-09-15 21:52:03)
3.マケドニアってどこにあるの?ってくらいで彼の国についてまったく知らない。しかしこれは面白かった。演技の重厚さと自然さは尋常ではなく、役者の佇まいを見ているだけで充分楽しめるレベル。脱いで当然というような自堕落風な娼婦と教師みたいなお堅い熟女という二人の女性が出てくるが、娼婦はともかくお堅い方もすーっと脱いだのにはびっくりした。もっともどちらも自然な演出でエロ成分は無し。むしろそういう見方を拒否するような内容の話でもあり、その媚びの無いクールさが爽やかで格好いい。原題とはほど遠い文学性の感じられない邦題だが、微妙にフックになっているので好判断と思う。
皮マンさん [インターネット(字幕)] 8点(2020-10-07 07:38:53)(良:1票)
2.《ネタバレ》 ひとつのお話としてそんなに観れなくはないものの、正直言って「だから何?」と言うか、テーマと言うかコンセプトと言うかメインディッシュと言うか、そういったもの(勘所)の存在感が希薄だと感じる。寒々しい演出・演技も悪くはなかったし、ヨーロッパ辺境の社会状況や情景を垣間見れるという意味での価値はあると思うが、個人的にはあまりピンと来なかった。そのうち再見するかも。
Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 5点(2020-09-18 00:43:08)
1.《ネタバレ》 製作国は今でいう北マケドニアとコソボである。撮影は全てマケドニアだったそうだが、言語はマケドニア語のほかアルバニア語(コソボの主要言語)が使われているとのことで、終盤の男連中(コソボの役者)が話していたのがアルバニア語だったのかも知れない。なお景観が印象的な湖はマケドニア・アルバニア・ギリシャの国境にあるプレスパ湖だったらしい。
内容的にはミステリー調の物語で、最初は見ず知らずだった女性2人が、原題の「9月の3日間」を通じて互いに理解し共感し合い、最後に何事かをなす展開になる。初めのうちは人物像もわからず突き放した気分で見ていたが、その後次第に愛着もわいて来て、最後はそれぞれ納得のいくよう決着してもらいたいと願いながら見ていた。
ちなみにヘイトと言われるかも知れないが、個人的には普段から白人女性の外見をあまり魅力的に感じないことが多いので、この映画でも主要人物2人とも可愛くないのが出て来たなと思っていた。しかし後になるとそれぞれ外見的にも人物的にも格段に魅力が増し、特に「売春婦」と言われた人物が終盤いきなり清楚系に化けたのは意外だった。

ほか社会的なテーマに関して、まず元大臣が建設したホテルの件は、地元貢献なのか汚職による蓄財か、あるいは単に現地の歴史的習慣なのかも知れないがよくわからない。また女性への性的虐待に関する問題意識が根底にあったようで、主要人物の境遇もそうだが、特に引っかかったのが「この国自体が売春宿みたいなもの」という発言だった。
劇中では、警察官が反社会的勢力と結託して「売春宿」を作ろうとし、これを「質のいいやつ」にするために、「放浪してる女」ではなくロシア人を使うつもりだと言っていた。ここでロシア人が上物扱いというのもどうかと思ったが、下に見られた「放浪してる女」という字幕のところで、原語の台詞ではЦиганки(ロマまたはアッシュカリー?の女性)とかМолдавки(近年ヨーロッパで最貧国扱いされているモルドバ共和国の女性)と具体的に特定していたらしいのはかなり侮辱的に聞こえた。これが現地の実態なのだとすれば結構厳しい告発になっている。
ちなみにネット上にあったモルドバ人女性の人身売買の記事(マケドニア語、2004.10.17)によれば、売られる先は主にロシア・トルコ・バルカン半島だそうで、マケドニアでも警察官が仲介した事例があったとされていた。この映画も適当な作り話ではなかったらしい。
かっぱ堰さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-08-29 08:25:06)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 6.80点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5120.00%
6120.00%
7120.00%
8240.00%
900.00%
1000.00%

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