5.《ネタバレ》 映画のタイトルと阿部寛主演ということで、コメディぽいものを想像していましたが、社会派のシリアスドラマでびっくり。
高齢者を狙った連続強盗事件と音楽隊とがどうやって最後シンクロするのかと、そこへの興味で引き込まれたが、急な展開にちょっとシラケてしまった。なんで主人公が目をつけていた男が急に自白をしたのかが全くもってわからなかったし、1番大事な所なのに台詞での説明もないからマジでなんなんだ急に?てなってしまった。
それに犯罪グループの親玉が都合よく現れて、これまた都合よく刑事課の連中をたった一人でなぎ倒しちゃうって...なんかもうご都合もドが過ぎる。
音楽を通して娘と和解したり、独りよがりだったことを悔い改めたりするのは悪くないし、王道であり演技達者な阿部ちゃんだからこそ見応えはあった。
全体的に面白いプロットだから最後の展開さえもうちょっと何とかなれば、もっと質の高い作品になれたかもしれませんね。もったいない。