39.人生経験積んだおっさんからすると、三上のような人種が珍しいとも感じない。 【センブリーヌ】さん [インターネット(邦画)] 5点(2024-11-24 17:49:56) |
38.もうこういうステレオタイプでお金も時間も人も無駄に投入するのは、いい加減やめんといけんね こういうの信じられる人、ある意味幸せで不幸とおもうよ こんなもんじゃないよ、ほんとの世界は 邦画がダメになったのは、リアリティの問題でなく、ステレオタイプでしか物事をとらえられなくなった映画人や俳優たちのせいなんだね そして、映画を安定した投資にしようとした資本の人たち、俳優や女優の名前だけで映画をみる人たち、こういう人たちが邦画を貶めてきたんだね チーン 【みんな嫌い】さん [インターネット(邦画)] 0点(2024-11-14 23:23:21) |
37.障害者のコがいじめられていた場面、よく我慢出来たなあと思う。あんなん僕でも我慢できん。 【ケンジ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2024-11-09 00:11:08) |
36.《ネタバレ》 最近、韓国映画のパワーにずっと心をやられていたが、何となく見た本作で邦画の良さをしみじみ感じられた。 これ他の国の出来事だったらここまで心に染み渡らないでしょうね。 役所広司の役作りは凄い。自分が見てきた「昭和初期に悪かった人」の独特の雰囲気というか何というか 面倒くさいけど、不器用で憎めない、すぐ怒る、笑顔がズルい、等のなんとも言えん感じが とっても良く出てると思った。 すばらしき世界というタイトルは凄いですね。皆さん見終わった後、はあ~となりますよね・・・。 ごくごく一部に登場する人以外、主人公の周りには良い人ばっかり積み重なってきます。 周りの人に感謝したくなる、会話したくなる、社会について考えてみる、そんな映画でした。良かった。 【masaov】さん [インターネット(邦画)] 7点(2024-08-11 01:49:31) (良:1票) |
35.《ネタバレ》 評価が高いことが理解できる映画。 三上はこの世界に合わせようとしたことで、結果的に自らの心身が拒否することになった。 【simple】さん [インターネット(邦画)] 9点(2024-06-29 14:38:01) |
34.《ネタバレ》 主演の役所広司の存在感がさすが。 西川美和監督らしいリアリティーのある描写。 ただ、ドラマティックな展開もなく、終わり方が突然で消化不良。 西川作品なら「ゆれる」「ディア・ドクター」等のほうがずっと面白かった。 【飛鳥】さん [インターネット(邦画)] 5点(2024-06-25 17:50:03) |
33.《ネタバレ》 すばらしき映画。 三上の狂気っぷりを役所広司が見事な演技で表現している。 喧嘩中相手にかみついて口の中血まみれにしながら笑顔で一般人の津野田を呼ぶシーンが一見暴力的とはいえ普通の人っぽかった三上が普通じゃない世界の人だと認識させられる印象的な場面。 こんな三上がカタギになれる訳もなく自然な流れで暴力団に戻っていきかける。 たまたま暴力団を離れることになり再びカタギの仕事に就いてだんだんと見て見ぬふりをする「普通」の世界に馴染み始めた矢先突然死する。 不器用だけど一生懸命に生きようとする三上に目頭が熱くなるいい映画だ。 【Dry-man】さん [インターネット(邦画)] 8点(2024-02-12 22:03:13) (良:1票) |
32.ストーリーがすばらしい。よくある勧善懲悪ものとは明らかに一線を画し、たしかに現実にありそうな話を、ものすごく自然に、少々の毒や皮肉を込めて描いている感じ。しかも主人公はけっして特異な存在ではなく、誰もが大なり小なり似たような要素を持っていて、生きづらさみたいなものを感じているんじゃないですか、と問われているような気がします。 しかしストーリーもさることながら、私がもっともグッと来たのは、前半と中盤に1回ずつあった役所広司が泣くシーン。前半は橋爪功夫婦と食卓を囲みながら、中盤は子どもたちとサッカーに興じた後で。演出なのか演技なのかわかりませんが、大の大人が堪え切れなくなって人目も憚らずに嗚咽するというのは、まさにこんな感じだろうと。仮に前後を切り離してこのシーンだけ見たとしても、私はきっともらい泣きしたと思います。 【眉山】さん [インターネット(邦画)] 9点(2024-02-02 02:02:51) (良:1票) |
31.《ネタバレ》 大好きな西川美和監督と大好きな俳優役所広司さんということもあって、とにかく観る前からの期待値はかなり高かったです。ただ事前にあまり情報を得なかったので、この話が実在した人物をモデルに作られていたことは鑑賞後に知りました。知って思ったのは、この話の実在した人物と西川監督の世界観がものの見事にマッチしているということ。だからこそこれだけ素晴らしい作品へと昇華されたのでしょう。 反社会に対しての社会のシステムがどんどん厳しくなっていく中で、反社会から足を洗って真っ当に生きていこうとする人間に対する社会のあり方に焦点を当てているわけなんですが、そんな中で一番強烈に印象深く残るのは、私たちは常に社会に対して何らかの不平不満を抱きながらもそれらを我慢して生きていかなきゃいけないということを、その現実を改めて思い知らされたということが、何よりもズンときました。そんな我慢なストレスを抱え込んだ人たちは自分よりも立場的に不利な人を見つけるとつい上から的な態度を取ってしまうのも、こういった社会の闇なのかもしれませんね。 この監督さんは台詞のない描写で印象的なシーンをよく見せてくれるのだが、今作では、大きなキャベツから徐々に小さなキャベツを選び直すシーンや、ちょっと高級そうなシャンプーを手に取りながら羨望の眼差しで何とも言えない表情をするシーンとか、とにかくそういった何気ないシーンが本当に良い塩梅に散りばめられていて、非常に心地よい。 コスモスの花言葉は「調和」や「謙虚」。 やっと就職してこれから「謙虚」に社会と「調和」して生きていこうとした三上への最上の表現ですね。でも私は三上は死んで良かったんじゃないかとも。なぜなら果たしてあの職場で我慢し続けられるのか、己をとことん殺してまで耐えていけるのか、甚だ疑問でもあったし、我慢し続けてもいつかストレス溜まりすぎてぶっ倒れちゃうんじゃないかとも...だから遅かれ早かれ楽になるにはああなるしかなかったのかもって...だから死んで楽になれて良かったですね、ていう感情もありました。 すばらしき世界・・・皮肉たっぷりなこのタイトルが本当に...憎たらしい...。 PS:日本語の聞き取りづらい箇所が何箇所かあるの、年配者には本当に辛いので字幕付き邦画の検討、本当にお願いします。 |
30.《ネタバレ》 これぞ西川映画と呼べるような、ソリッドだけども多面的な描写が続く。序盤は、役所広司さん演じる三上の社会復帰への奮闘をコメディタッチの描写も含めて描く。下の階のチンピラとの喧嘩やら自動車教習所での悪戦苦闘にはブラックユーモアもたっぷりで苦笑いしながら見てきたのだけれど、後半のあの暴力沙汰から物語がピリリと引き締まり、そもそも「社会復帰とは何か」「まっとうに生きるとは何か」という深みに達していく構成は本当に見事。そのなかで、出てくる登場人物もくせ者ぞろい。身元引き受け人の弁護士夫婦、取材するテレビ局ディレクター、市役所のケースワーカー、スーパーの店主、そして元暴力団の兄貴分まで、みんな「いい人」ではあるんだけれど、でもそれぞれが必死で「まっとうに」生きるためにどこかで三上を突き放している部分を持ってる。「善良」であっても、それぞれの自分勝手な言い分やら事情のうえのことなので、タイミングが悪ければ容易に三上の「敵」にもなるだろうという、そういう危うさを常に感じるのはいい。「無償の善意」などありえないのだ。このあたりの突き放した世界観があるからこそ、一瞬心が通ったと思える瞬間が美しく「すばらしい」。ただ、本作が凄いのは、その「善意の助言」が最後は三村を追い詰めてしまうことだ。その先にあった死は、悲劇というべきなのかどうかはわからないけれど、この「すばらしき世界」の苦みを十分に描いてくれたことは間違いないと思います。余計な部分をそぎ落とした久々の西川節を堪能しました。 【ころりさん】さん [インターネット(邦画)] 8点(2024-01-06 09:36:13) |
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29.《ネタバレ》 役所広司、圧巻の演技力。物凄いです。人間味はあるが、面倒を通り越して危ない三上を、周りの人たちが支える様を絶妙に描いていると思う。みんな徐々に心を通わせるんだよね。一時、堕ちてしまってもしょうがない展開になるが、持ち直すのは正にすばらしき世界。最後はどんなオチもありえると思い読めなかった。薬は飲めなかったのか?飲まなかったのか?それとも、関係なかったか。 【ラグ】さん [インターネット(邦画)] 8点(2023-12-17 21:07:19) |
28.《ネタバレ》 生活保護担当の職員も、スーパーの店長も最初は嫌な感じと思いましたが、基本的にはいい人たちなんですね。やはりある程度その人の事を知らないとその人の事は分からないなと思いました。役所がパートで働く介護施設の若い職員らもしかり、いい面もあれば障害者を笑いにする面もあり、分からないものです。役所は介護施設で怒りに任せた行動を抑え、ようやく別の人生を歩み始めたかと思いました。ただ、怒って当然の内容だったから、それを抑えないとこの世界では普通の人としてやっていけないというのは少し悲しいと思いました。まったく前知識なしにたまたま観ましたが、良作ですし、役所広司ってすごい演技人だなと思いました。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-12-16 16:55:07) |
27.《ネタバレ》 泣いた。 役所広司の声の荒げ方がヤクザ者のそれを本当によくできてて素晴らしかった。 随所に挿入されるギミックもよかった。おかげで飽きずに見れた。 原作も読んでみたい。 【よこやまゆうき】さん [インターネット(邦画)] 10点(2023-12-03 00:23:27) |
26.《ネタバレ》 役所広司の名演技でした。激高すると止まらない迫力がありました。それぞれ善人でワルは長澤まさみだけでしたね。 【東京ロッキー】さん [インターネット(邦画)] 8点(2023-11-30 09:59:19) |
25.《ネタバレ》 その日、殺人の罪を犯し、13年ものあいだ刑務所へと服役していた男が出所する。彼の名は、三上正夫。10代の頃から何度も罪を犯し、そのたびに刑務所へと投獄され、積み重なった前科は十犯。これまでの人生の28年間を鉄格子の内側で過ごしてきた彼の人生とはいったい何であったのか――。人生の終盤を迎えつつあるそんな三上の再出発の日々を、彼を題材にドキュメンタリーを制作しようというテレビ局のスタッフの視点を交えて描いたヒューマン・ドラマ。監督は、うまくいかない人生にもがく人々の苦悩を終始一貫して見つめ続ける西川美和。いかにも彼女らしい丁寧な演出は相変わらず健在で、特別なことは何も起こらないこの三上という元犯罪者の日常を淡々と描いているのに、最後まで観客を惹き付けてやまないのは見事としか言いようがない。短絡的で何かというと暴力に走るこの粗暴な男が主人公なのだが、そこまで嫌悪感を抱かせないのはやはりこの監督の慈愛にも似た優しいまなざしによる部分が大きいのだろう。不器用で身勝手で社会性が皆無に等しい元犯罪者の人生を否定も肯定もせず、ただ淡々と見つめている。やがて明らかとなる、過去にこの男が心から愛していた女性の存在、今度こそ真人間になろうと誓った経緯、そして彼を子供のころに捨てて失踪した母親……。一般的な人々からすればやくざ者で人生の落伍者である彼にも、当然、人間としての苦悩や後悔、弱い部分や魅力的な部分、そして深い愛もあるという当たり前の事実を改めて気づかさせてくれる。そんな彼をそれぞれの立場から優しく見守る周りの人々の存在も素晴らしい。弁護士やその妻をはじめ、途中で出てくる何気ないキャラクターまでちゃんと血の通った人間として描くことに成功している。特に、六角精児演じるスーパーの店長が印象的だった。ただ、意図してそうしているのだろうが、三上を取り巻く人々がどこまでも良い人ばかりというのは、自分としては少々違和感があった。三上の古い友人であるやくざの組長の妻までが主人公に献身的なまでの優しさを見せるというのはちょっとやり過ぎと言えなくもない。とは言え、それも好みの問題なのだろう。社会という枠からはみ出し、今にも溺れそうになっている人々の悲哀を掬い取ろうという今作のテーマは充分に胸を打つ。血の気の多い元やくざ者をナチュラルに演じた役所広司をはじめ、キャスト陣も皆いい仕事をしている。どんな人間でも、心の持ちようによって、この世界はいくらでも素晴らしいものになる――。そう思わせてくれる、ヒューマン・ドラマの秀作と言っていい。 【かたゆき】さん [DVD(邦画)] 7点(2022-08-19 08:04:43) |
24.何とも皮肉なタイトルではある。 三上は直情型の性格で社会と適合できない元ヤクザ。 三上を支えてくれる支援者に対しても時に反発する。 そんな三上にも終盤希望の光がみえてくる・・・只その矢先に悲しい結末が。 何とも切ないラスト、やりきれなさが残る。 役所広司が怒りとおだやかな表情を使い分ける見事な名演技をみせる。 自分を捨てた母親を何かしら愛情のかけらを求めて探そうとする姿はほんと切ない。 受刑者の社会復帰という難しい問題を、元やくざを主人公に見事に表現した西川美和の手腕は見事である。 【とれびやん】さん [インターネット(邦画)] 8点(2022-06-19 12:09:54) |
23.《ネタバレ》 主人公は生きにくい世の中においても純粋な善意により支えてくれる人々に恵まれ、普通に生きる道を歩もうとしていたその矢先に命を落とすことになるのだが、やはり因果応報と言わざるを得ない。それはさておき、役所広司さんの演技は素晴らしく、また仲野太賀さんも素晴らしい。じっくりと魅せる邦画の良さが発揮された作品です。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-05-23 23:22:26) |
22.《ネタバレ》 全体的にとても丁寧に作られているなぁという印象を持ちました。 人の優しさや醜さ、複雑さがしっかりと描かれていて感情移入ができました。 なのであのラストはずしんときましたねぇ。ここで映画的な結末にするのでなく、 こういうおわり方をすることでしっかりメッセージも伝わってきます。良作でした。 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 7点(2022-05-15 16:27:00) |
★21.《ネタバレ》 世界は決してただ美しい、素晴らしいモノではないのであって、多くの不条理・不正義・不公平と残酷な運命に満ち満ちている。それは人ひとりの力で何とか出来るものばかりでは全くないのだし、そもそも人智に依っては如何ともし難いことだって今だ数多く存在する。だから残念なことに「努力は人を裏切らない」とか「人生は何度だってやり直せる」だとかいう美辞麗句というのは、言葉の使い方の問題でもあろうが確実にそこに「嘘」を孕んでいる、とも思うのだ。人生とは、この世界とは、元々全く「ままならない」ものなのだろう、と考えている。
でももし、そこにただ純粋に素晴らしいことがひとつだけ在るとしたら、人が自分の人生を少しでも、ほんの少しずつでも「前に」進めようというささやかな意志を持ったのならば、その人生はどんな時でも、ほんの少しだけはより善い・より意義深いものにきっと変わるだろうということなのだ。例え明日死ぬとしても、その明日を今日よりも少しだけ何か意味の在るものにすることはたぶん可能なのだ。それだけが、人に許されている唯一つの絶対なのだ(人生の意味とは、ただひたすらにその積み重ねでしかないのだ)。だから、それでも世界は絶対に素晴らしいのだ、と。 【Yuki2Invy】さん [DVD(邦画)] 9点(2022-05-08 18:20:35) (良:1票) |
20.普通に生きる事の厳しさが良く描かれています。弱きを助ける行為は自らの意志であり、もたらす結果に胸張っているのが素晴らしい。悪戦苦闘ぶりは孤立無援では無く、多くの人々のアシストがあった、ここが本作の素晴らしき仲間、素晴らしき世界と言えるのでは。 |