2.《ネタバレ》 原作既読。蜷川実花は写真家だけあって写真を見る分には悪くないけど映像としてだとチープ感が凄い。HOLiCの世界観にマッチするかと思ったけど役者の問題もあってキツかった。予告編である程度は覚悟してましたがマルモロが出た瞬間に終わったと思いました。普通に子役でいいのに何を考えてあんなデカい子たちにしたんでしょうか。侑子も特撮ヒーローのオババ女王にしか見えないケバさだし(本堂で酒を失敬しようとしてるトコは笑いました)、実写ジョジョ(2017)でハマりそうと思っていたのに一番キツく見えた神木は今回も無理があった。百目鬼はアフレコしてるのか妙な低い声以外はそうでもなかったけど、ひまわりのティナも写真では良いけど映像になるとうーんって感じ。そんな中では女郎蜘蛛とオリジナルキャラの手下アカグモってのは割りと良かったかな。でも、原作とはまるで違うお話になってるのが一番の難点。四月一日はあんな陰キャでもないし自殺願望なんかないし、女郎蜘蛛編はもっと様々なキャラが関わって四月一日と百目鬼のお互いを思う気持ちが必然として描かれる良いエピソードだしね。まあ1本にまとめたかったんでしょうけど、ミセを引き継ぐまではやる必要がなかったし10年の構想にしてはお粗末だったし配役も合ってなかったな。WOWOWの杏×染谷の方がハマってる。ミセもチープだし音楽も安っぽいので原作が大好きな方は観ない方がいいと思いました(入場者特典でCLAMP描き下ろしポストカード貰えるのが悩みどころか)。前半に顔見世で終わった猫娘や座敷童子など魅力的なキャラが多く、映画より遥かに深いお話なので映画しか観てない方は原作の一読や出来の良かったアニメ版の視聴をオススメします。。